2012年5月5日(土)
●帰国日のお出掛け
 1週間の台湾旅行。あっという間に帰国日になってしまう。
帰りの飛行機は台北市内の松山空港13時30分発の便。松山空港は台北市内にあるのでお昼近くまで行動可能だ。

いつもだったらホテルでゆっくり過ごしてから空港へと言うパターンだが、今回は行きたい場所があったため、そちらに向かう事にした。公共交通が止まるリスクがあるが、その場合はタクシーで戻れば良いでしょう。

今日はJ君と一緒に行動である。J君も今日、帰国予定だが、夕方の便なので私より余裕がある。
お礼しつつI氏宅を出て、まずは南勢角から台北捷運(MRT)に乗って台北車站へ向かう。

昨日の夜、あれだけ賑やかだった南勢角の街はひっそりと静まり返っている。
人通りも疎らだ。

マンションが聳え立つ南勢角車站に到着後、改札口へ向かう。
発車案内の電光掲示板を見ると発車まで6分55秒あります。この時間を利用して悠遊卡(Easy Card)をチャージしておこう。と言っても、今日は最終日、チャージ額は必要最低限に留めておきます。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 運賃
南勢角→台北車站 台北捷運 北投 20元(悠遊卡利用)

静まり返った南勢角駅前 南勢角車站

発車まで7分弱あります チャージしましょう

チャージ後、読み取り機で確認。既に141回利用している事が判ります。
大分使い込んでます(笑)

発車を待ってます 始発駅なので余裕で座れます


●台北郊外「侯硐」へ
 台北車站から台鐵(台湾国鉄)に乗り換えて郊外の侯硐(Houtong)まで行きます。
と言っても、手元にはキャリーバッグがあるので、コインロッカーに預ける事にします。
新型のパスワードを入力するタイプのが空いていたので、そこに預けます。

手順の通り進めると最後にレシートが出てきます。
レシートにパスワードが書かれているので失くさない様にしましょう。
万一の為、ケータイやデジカメで撮影しておくと確実です。

新型コインロッカー パスワードが書かれたレシート


続いて台鐵の乗車券購入。
最近、台鐵でも悠遊卡が使えるので、台北の近郊区間であれば乗車券を買う必要が無いが、今回向かう侯硐まで使えるかが判らない。と言う訳で乗車券を購入しておきましょう。

自動券売機 侯硐のボタンをポチっとな!


改札を通って地下ホームへ向かう。
暫くすると羅東行きの電車が入線してくる。新型のEMU700型電車である。

余談だが、この電車の連結器部分が漫画「ドラえもん」の登場人物、スネ夫の尖った口に似ている事から現地の鉄道愛好家からスネ夫号(中国語では小夫號、または阿福號)と呼ばれている。

侯硐まで1時間弱の旅を楽しむ。

乗車駅 → 下車駅 列車名 列車番号 行先 運賃
台北07:35→侯硐08:29 區間 4148車次 羅東 56元

乗車券 EMU700型電車

地上に出ました 七堵の車庫(七堵調車場)

侯硐到着 侯硐 駅名板


●侯硐猫村
 侯硐は台北郊外の山間にある小さな駅。目立った観光施設もなく小さな集落がある所だが、この町、とても猫が多い。猫好きの間で話題になり、最近、自然発生的に観光客が増えていると言う。

今回、私は初めての訪問だが、J君は2回目の訪問である。
もちろん、私もJ君も猫好きです。

跨線橋を渡って改札口へ向かいましょう。
通路の天井には猫の絵が描かれた提灯が並ぶ。いやがおうにも期待が膨らみます!

跨線橋を進む 改札口。悠遊卡端末もあります!


そして切符売り場窓口の上には猫村の案内地図もあります。
猫が生息している場所には印が付いてます。

猫村案内図

ようこそ侯硐猫村へ!


今回は駅の裏側へ行って見る事にしました。
猫のイラストが描かれた跨線橋を渡って反対側へ向かいましょう。
駅周辺は猫のイラストだらけ!猫好きには堪らない場所でしょう(^^)

切符売り場にも猫の人形 駅の裏側へ


駅の反対側に着くと、猫が集まっている場所を発見!
のんびりと日向ぼっこを楽しんでます。可愛い!!

猫撮影中


可愛い猫がのんびりと過ごす町。侯硐。
台北近郊でも、ここまでのんびりした場所ってあるんだなぁと感激。

更に付近の住宅も猫のイラストや小物が飾られていて見ていて飽きない。
なんだか癒されます。

喫茶店があります 提灯が飾られてます


●朝食
 気が付くと既に時刻は9時過ぎ。お腹も空いてきたので朝食にしましょう。
駅の反対側に開いている食事処が見つからなかったので跨線橋を戻り駅舎がある方に戻ります。

駅舎周辺には猫関係の看板は勿論、猫グッズショップや大きな猫の像があったり、こちらも猫尽くし。ショップまであるとは商魂逞しい限り。折角なので中を見たかったが、営業時間外の為かショップは閉まってます。残念。

バイバイ~!また来るね! 列車を見下ろす

猫出没注意 犬は連れてこないでね

猫グッズショップ 侯硐車站 駅舎

猫の像。記念撮影スポットです(^^;


 もっと侯硐の町をゆっくり歩きたいが、行程上、9時40分発の台北方面行きの電車に乗る必要がある。 と言う訳で、そろそろ食べないと電車に間に合わない(汗)
駅前に流行っている麺料理屋があったので、そこで食べる事にする。

麺と小皿料理を一品注文。
あっさりした味で朝食に丁度良い感じです。

食事が終わると時刻は9時35分。時間が無い!急いで駅に戻ります。

朝食を頂きましょう 食材が並ぶ

いただきまーす! 青菜、こちらも美味


●お土産購入
 行きは乗車券を購入したが、悠遊卡が使える事が判ったので帰りは悠遊卡利用。
運賃が1割引きになるのだから使わない手はありません。
端末にタッチしてホームへ向かいます。

再び約1時間の電車旅です。

乗車駅 → 下車駅 列車名 列車番号 行先 運賃
侯硐09:40→台北10:38 區間 4148車次 樹林 50元(悠遊卡利用)

樹林行きに乗ります 台北車站に到着


 台北車站到着後、コインロッカーから荷物を回収してからお土産を買いに行きます。 向かった先は台北車站の隣の中山站。ちょっと距離がありますが、台北車站から地下通路で繋がってます。

中山站の近くにお気に入りの鳳梨酥(パイナップルケーキ)の土産屋があります。
ここでお土産購入後、1週間もの間一緒に旅してきたJ君とお別れ。
お疲れ様!また旅に出ましょう!

中山站 李製餅家


●勘違い
 J君と別れた後は空港へ向かいましょう。
お土産屋の近くにバス停があったのでバスで向かう。 路線図を確認して東方向へ向かうバスで台北捷運(MRT)の駅に停まるバスに乗る。 お土産屋から文湖線の適当な駅から空港へ向かう作戦である。

最寄のバス停「南京林森路口」から台北捷運の駅に停まる系統の1つ、5路のバスに乗車。
そして台北捷運の最寄のバス停で降りて駅に向かうと...

あ、路線が違う(笑)


文湖線と思いきや最近出来た路線、新荘線の松江南京站に着いてしまう(汗)

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
南京林森路口→捷運松江南京站 5路 行天宮 15元

バスの本数が多いので、少し待てば次のバスがやってくる。再びバスに乗れば文湖線の駅へ向かう事ができるが、折角なので新線に乗る事にした(^^;

新荘線の松江南京から文湖線の松山機場(松山空港)へ向かうには

松江南京→忠孝新生→忠孝復興→松山機場

と2回乗り換える必要がある。一駅乗って乗換えが続くルートで少々面倒だが、こればかりは仕方ない。

乗車駅 → 下車駅 路線 運賃
松江南京→忠孝新生 捷運 新荘線 -
忠孝新生→忠孝復興 捷運 板南線 -
忠孝復興→松山機場 捷運 文湖線 20元(悠遊卡利用)

5路バスに乗車 台北捷運 松江南京站

改札を通ります 新荘線はホームドア採用

文湖線までやってきました 松山機場到着


●帰国
 台北松山空港は郊外にある台湾桃園国際空港と比べるとコンパクト。
手ごろな大きさでチェックインから搭乗まで歩かないのが特長。これは便利。

諸手続きを済ませて出国したら、後は日本へ帰るだけ。

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
台北松山13:30→羽田17:45 ANA NH1186

帰りの飛行機はGW終了前日だけあって満席。
この混雑でマイレージの特典航空券が取れたのは奇跡!?

搭乗しました 機内の様子

離陸しました 機内食

富士山が見える 羽田空港に到着

機材はB767-300


飛行機は20分程早く羽田空港に到着。
羽田空港の国際線ターミナルもコンパクトな造りなのでスムーズに進みます。

空港到着20分後にはモノレールのホームに到着。
帰りは行きのようなマニアックなコースではなく、素直にモノレール+JR線で帰宅。
と言うのも土日、祝日限定で「モノレール&山手線内割引きっぷ」と言うリーズナブルな乗車券が発売されている。

この切符を使うと新宿まで500円、新宿~立川で450円、合計950円で立川まで帰れるのである。普通に乗車券を買うと470円+690円=1,160円掛かるので、この切符の安さが理解頂けると思う。

羽田空港から天空橋で一旦降りた上で京急蒲田、八丁畷、尻手と乗り換えて立川まで行けば880円で帰れるが、旅行帰り中にそこまでの体力は残ってません(汗)

モノレール&山手線内割引きっぷ


モノレールの区間快速の浜松町行きに乗車。
モノレールは本数が多く待ち時間が無く乗れるのが良いですね。
本数が多いと言っても既に国内線ターミナルからの乗客が乗っていて車内が賑わってます。行きも混んでましたが、さすがGW!人の多さが半端無く多いです(汗)

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
羽田空港国際線ビル17:47→浜松町18:03 区間快速 浜松町 F1712

浜松町から京浜東北線、東京から中央線に乗り換えて立川まで向かう。
立川到着後、お腹が空いたので改札を出る前に駅構内で夕食とする。

どうしようか考えた結果、手っ取り早く食べられる、駅ホームにある奥多摩そばに決定!
奥多摩そば名物「おでんそば」が、いつもに増して美味しく感じられるのでした(完)

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
浜松町18:09→東京18:15 各駅停車 南浦和 1700A
東京18:20→立川19:08 快速 高尾 1863T

モノレール区間快速に乗車 浜松町で大勢の乗客と共に乗り換え

東京駅から中央線に乗車 久々のそば

【地図】台北松山空港からまでの羽田空港までの移動軌跡

より大きな地図で 20120505台北松山空港から羽田空港 を表示


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