2012年5月4日(金)
●朝風呂
今日も昨日に引き続き、ゆっくりした起床。
朝食は前日に希望時間を聞かれたので7時に指定。食事は指定した時間にお部屋まで運んでくれます。部屋食と言っても、今日の宿は部屋がとても広いためか、いつもより、ゆったりした気分で頂けます。家が広い人は、こんな気分で食事ができるのかな?(^^;
気になるメニューは蛋餅と目玉焼きと奶茶(ミルクティ)のシンプルな組み合わせ。
蛋餅はタレを付けて頂きます。うん、もちもちした食感で美味しい(^^)
本日の朝食 | いただきまーす |
食後は運動を兼ねて温泉街を散歩したいところ。しかし、外を見ると昨日の夜からの雨が続いており、残念ながら諦める事にやむなし。
と言う訳で朝風呂を楽しむ事にした。
お湯を張って湯船へざぶん!
日本と同じ感覚で入れる温泉。うーん、極楽!!!
自宅では味わえない広い湯船が何とも心地よい。
食後はマッサージチェアで肩を解してもらいます。
温泉&マッサージチェアを2人で占有!我ながら凄い贅沢ですよねぇ(^^;;
外は雨模様 | 朝風呂! |
湯船も広く、とても気持ち良い! |
●下山
今日は台北方面へ向かう日であると共に、これまで一緒に旅してきたIT氏の帰国日。
廬山溫泉は山の中にある秘境の温泉。このまま雨が降り続けて道路が通行止めにでもなったら大変だ。
と言う訳で早めに下山する事にした。
8時半頃チェックアウトして宿の人に見送られながら出発。
まずは来た道を埔里(Puli)まで戻る。
雨の中出発 |
途中、通行止めも無く、無事に埔里まで到着。
埔里からは高速道路「水沙連高速公路」(國道六號)があり、今日最初の目的地、彰化(Zhanghua)まで一気に向かう。
廬山から約1時間半で彰化市街に到着。
高速に入ってからはあっという間に到着。速い!
彰化市街に入り、目的地が見つからず道に迷うが何とか発見。
車を停め、目的地へ向かいましょう。
移動軌跡はGPSログをご覧くださいと言いたい所ですが、山間部の上、厚い雲に覆われていた為かGPSの電波がキャッチできず精度が出ていません(涙)
特に廬山から埔里までの前半については全く記録が取れていない状態。精度が取れていない移動軌跡をホームページに貼り付けるには抵抗があるので、ここでの掲載は見送らせて頂きます。
ただ、どうしても見たい方がおりましたら、移動軌跡自体はありますので、こちらをご覧ください。
埔里から先は記録できているので彰化で道に迷った軌跡等がご覧頂けます(笑)
まもなく彰化 | 彰化で道に迷う(汗) |
●彰化機務段
彰化で道に迷いながら向かった場所は台鐵(台湾国鉄)の機関庫「彰化機務段」
この機関庫は現役バリバリで使われているのだが、実は見学ができてしまうのである。
日本だったら年に1、2回の一般公開日に行く必要がある事を考えると、彰化機務段は日本では有り得ないほど太っ腹な施設である。
詳細はブログで公開中なので、そちらをご覧頂く事にして、ここでは簡単に紹介します。
入口で受付(要パスポート)を済ませ、中へ入ります。
無事に到着 | 台鐵 彰化機務段 |
中には日本統治時代に作られた見事な扇形車庫が大切に使われてます。
車庫を良く見学できる展望台もあり、色々な角度から見学可能です。
現役の車庫と言う事もあり、時折、機関車の出庫、入庫があります。
そのため、運が良いと目の前で転車台が動くシーンを見る事ができます。
そして、目玉は蒸気機関車。
ここでは日本時代のC12とD51が動態保存されています。
臨時列車で本線を走行する事があるので、彰化機務段で見られるのは運次第。
今日は幸いにしてC12、D51共に見る事ができました。
形式がCK124、DT668と日本と異なるが、形はまさしくC12とD51!!!
異国の地で日本の機関車が大切に保存されているのは、とても嬉しいこと。
台鐵に感謝すると共に、この車輌達を後世まで残し、伝えていって欲しいと思います。
尚、見学の際、付き添いの係員は居ません。
現役の施設と言う事もあり、施設内では車輌が動いていますので作業の邪魔にならないよう、また、細心の注意を払って見学して下さい。
わんずブログ 台湾のデゴイチ@彰化扇形機関庫
http://wangziblog.blog110.fc2.com/blog-entry-285.html
見事な扇形車庫! | 転車台 |
C12とD51が大切に保存されている |
●ビール工場
彰化機務段で日本時代の蒸気機関車C12とD51に会えた後、何処へ行こうか4人で相談する。彰化から近く、食事もできる言う事で台灣ビールの工場「烏日啤酒廠」に決定。彰化から少し北の烏日(Wuri)にあります。
このビール工場、台中市街の外れにあるため、かつてはアクセスが不便だったのだが、2007年の1月に台灣高鐵が開通してから一気に解消。台灣高鐵の台中車站の近くにあり、クルマが無くても容易に訪問可能です。ただ、近いと言っても地図を見た限り歩くと大変そうですが、高鐵台中車站からバスの便もあります。(高鐵台中車站から2つ目のバス停)
ちなみに2013年2月現在、26路,70路の2系統があり、利用の際、台北の電子乗車券「悠遊卡」(Easy card)が利用できます。
日本の交通系電子マネーと同様、台湾も徐々に共通化が進んでいるようです。
烏日啤酒廠の工場見学は受付の必要は無し。
建物の外に設けられた通路から窓越しで見学します。
通路から窓越しで見学 | 工場内の様子 |
これだけだと少々寂しい感じがしますが、奥に資料館があり、ビールを学べます。
ビールの製造工程の紹介は勿論、世界のビールブランドやグラスの紹介、台灣啤酒のラインナップやモンドセレクション等、世界的に評価されている数々の賞状が展示されています。
奥へ進む | モンドセレクションの賞状 |
世界のビールブランド | 台湾ビールのラインナップ |
●解禁!
資料館を一通り見学した後は食事の時間。工場内にあるレストランへ向かう。
ビール工場のレストランと言えば、美味しくビールが飲める場所ですね。
しかし、今日はクルマでの移動。私は台湾では運転できない為、友人に運転して頂いている身である。さすがに飲む事はできない。
ここでI氏、J君からの提案を頂く。
IT氏と私はビール飲んでください!とのこと。
IT氏は食事が済んだら台湾新幹線で台北へ戻って帰国するだけ。そして私は前述の通り、そもそも運転できない。IT氏は飲みたいとの事なので、この太っ腹な提案に甘えさせて頂く事にした。IT氏、J君ありがとう!
工場内のレストランへ |
店内に入り、まずは料理を注文する。
ビールはカウンターで注いで貰うスタイルだ。一杯500ccで60元也。
料理を頼んだ後はカウンターでビールを注文する。注文が通ると、店員のお姉さんがジョッキに並々と注いでくれます。泡が殆どなくビールをたっぷり注いでくれるのが台湾流(?)
ドリンクメニュー | サーバーから注いでくれます |
これでもか!という程注いでくれます。乾杯! |
乾杯後、続々と料理が運ばれてきます。野菜、肉、焼きそばなど。どれも美味しい!
そして、更に料理がやってきます。
やってきたのは茹蛸。I氏、中々のチャレンジャーである。並々と盛られたカラシが乗った醤油につけて頂きます。台湾で初めて食べる味だが、確かに悪くない。
最後は台湾おなじみの料理、臭豆腐。
初めて台湾に来た時は「この臭いは勘弁!」と言っていたI氏が、いつの間にか積極的に注文する様になってしまった。どうやら病みつきになったらしい(汗)
確かに癖になる味ではあるが、慣れとは恐ろしい。
臭いがきつい食べ物なので、日本人にとって敷居が高いのは事実ですが、ハマる人がいるのも事実。機会があったら、是非一度如何ですか?
フルーツビールもあります | 青菜 |
肉! | 焼きそば |
茹蛸 | 臭豆腐 |
●未乗区間乗車 第二段!
食後、まずはIT氏を台灣高鐵 台中車站まで送り届ける。
これまで一週間、一緒に旅してきた仲間。色々ありましたが、本当にお疲れ様でした!
続いて私のリクエストで台鐵(台湾国鉄)の駅まで送ってもらう。
ここで未乗区間乗車、第2段を行う。
昨日、沙崙線と集集線を乗車したため、2012年5月4日時点で乗った事の無い路線(未乗区間)は以下の通り。
- 林口線 桃園~海湖(全線)
- 成追線 成功~追分(全線)※全線と言っても2.2kmの短い路線(^^;
- 內灣線 榮華~內灣
- 六家線 六家~竹中(全線)
台灣高鐵の台中車站の近くには成追線の成功車站、追分(Zhuifen)車站がある。
丁度、成追線の追分から成功方面へ向かう列車が来る時間だったので追分車站まで送ってもらう。この路線、周囲に観光地らしい場所がない上、2時間に1本程度と本数が少ないので、意外に乗りづらい路線だったりする。
追分車站は趣のある木造駅舎。
この木造駅舎自体が観光資源では無いだろうか。Wikipediaによると開業は日本統治時代の1922年10月11日。この駅舎は日本統治時代に建てられたもの。何だか懐かしい感じがするのは、その為だろう。
追分車站は名前の通り、縱貫線(海線)と成追線の分岐駅になっています。
趣のある木造駅舎 追分車站 |
趣のある木造駅舎は構内も懐かしい感じがします。
訪問する人が多いのか、多くの記念スタンプが設定されている。
日本の駅にあるような厳重に管理されたスタンプ専用台がある訳ではなく、机に無造作に置かれ「どうぞご自由に」と言った雰囲気。スタンプ台が無くても、机さえあればスタンプは押せる。この「ゆるい」感じが何だか心地よい。
そして、切符売り場は自動券売機が設置されているものの窓口も健在。
この駅では硬券も売られており、窓口に見本が貼られている。
窓口にある硬券は「追分~成功」の区間。
かつて国鉄時代に一世を風靡した「愛国~幸福」の様な切符が台湾にもあり、その一つが「追分~成功」。人生の分岐路(追分)から成功へ。確かに良い感じの区間ですね。
更に「分」の中国語読みが「婚」に似ている事から「追婚成功」、縁結びの切符としても知られている様です。
で、私は普通に乗車券として使うために「追分~成功」区間を購入。
もちろん硬券です♪
乗車券を購入したらホームへ向かいましょう。
追分車站は構内踏切、ホームまで何本もある線路を横断して行きます。
駅前の様子 | 駅舎へ入りましょう |
自動券売機 | 出札窓口 |
スタンプコーナー | 窓口では硬券が売られてます |
硬券を購入してみました | ホームへ向かいましょう |
長い構内踏切を渡ります |
列車は定刻通り到着。成功へ向かいましょう。
追分から成功までは僅か2.2km。縦貫線(海線)と別れを告げ単線区間に入ったと思うと、すぐに縦貫線(山線)と合流して成功に到着です。列車はゆっくり走りますが、感覚的にはあっという間に到着。
成功車站到着を以って沙崙線、集集線に続き、成追線も完乗。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 | 運賃 |
追分13:39→成功13:44 | 區間 | 台中 | 2617車次 | 15元 |
ホームから駅舎を望む | ホームの様子 |
追分車站 | 列車が来ました |
成功車站 | 列車を見送ります |
成功車站は追分車站同じ縦貫線でも台中を通る台湾のメインルート。本数が多い為か、こちらは構内踏切ではなく跨線橋を渡る。駅舎も台湾風の佇まい。駅前の風景、駅舎共にのんびりした雰囲気で心が和みます。
跨線橋を渡って駅舎へ | 出札口 |
駅周辺の案内図 | 駅前の様子 |
成功車站 駅舎 |
●北上再開
成功車站でI氏、J君と再び合流して北上再開。合流場所を成功車站にした最大の理由は成追線の起点、終点ではなく、高速道路のICがすぐ近くにあるため。すぐに中山高速公路(國道一號)に入る。
台湾の高速道路は日本と同じく有料道路であるが、ICの入口と出口に料金所は存在しない。料金所は高速道路の本線上に一定区間毎に設置されている。なので、料金所が無い区間で乗り降りすると料金が発生しないアバウトな料金収受システムになっている。
と言う訳で高速に入り暫くすると料金所があり、普通車の通行料は40元。長距離高速道路を利用する際は料金所を通るたびに支払う事になる。
中山高速公路に入りました | 料金所発見! |
現金を準備しましょう | 領収書を準備して待ってます |
料金所を通った後、少し休憩するためサービスエリアへ入る。ちなみにサービスエリアは中国語で「服務區」、服務でサービス、區(区)でエリアを意味します。
サービスエリアでトイレ休憩。エリア内の建物は台鐵(台湾国鉄)同様、無料Wifiサービス「iTaiwan」が使えます。インターネット接続が気軽にできるのは本当に助かります。
服務區の標識発見 | 服務區へ入りましょう |
泰安服務區 | 中に入りましょう |
苗栗で高速を降り苗栗市街へ向かう。
カーナビのおかげで道に迷う事無く進む事ができます。
小型にも関わらずかなり高性能。
交差点で画面の案内と実際の風景を比べると、かなり似ています。凄い!
さらに多言語対応(日本語もOK)なのが素敵。さすが米国Garmin社製!!
カーナビ画面と実際の風景の比較 |
●苗栗鐵道文物展示館
苗栗市街に入り向かった先はI氏のリクエストで「苗栗鐵道文物展示館」。
個人的には2006年の正月以来、実に6年ぶりの訪問。うーん、懐かしい。
苗栗鐵道文物展示館 |
展示車輌達も入口にある台鐵マークの盾を持ったロボット衛兵も健在です。
主に米国や日本で作られた車輌達が展示されています。
展示車輌を護るロボット衛兵(笑) |
DT561號 蒸気機関車(米国製) | 阿里山森林鐵路 SPC2號客車(日本製) |
苗栗鐵道文物展示館は台鐵縦貫線(本線)と新竹機務段苗栗機務分駐所(日本風に言えば「新竹機関区苗栗派出」だろうか)に囲まれている。本線を望めば営業列車、苗栗機務分駐所を望めば機関車の入換え作業が見る事ができる。
色々な列車を眺める事ができ、中々楽しい場所である。
入場無料、かつ苗栗車站の近くとアクセスも良好のため、鉄道に興味がある方は是非行程に入れたい場所です。
台鐵R0型 機関車(日本製) | 本線上を走るEMU1200 |
入換え作業中(その1) | 入換え作業中(その2) |
●桃園へ
苗栗鐵道文物展示館を見学した後は再び北上開始。カーナビに従って高速に入り桃園を目指す。
暫く進むと料金所。小銭が無くおつりが必要な場合は料金所の係員にお札が見えるようにすると、事前におつりを用意してくれます。
走行するうちに、明らかに交通量が増えているのが判る。
台北に近づいている証拠である。今まで台湾の地方でまったりしていたので、交通量の多さに面食らってしまう(笑)
そして、桃園付近のICで降りて市街地へ向かう。
時刻は午後4時半過ぎ。多くのスクーターを見ると台湾の都市に戻ってきたと実感する。この状況下でも普通に運転できるI氏、J君は凄い。
そして、午後5時前に台鐵 桃園車站近くの駐車場に到着する。
再び料金所 | おつりを準備して待ってます |
新線工事中? | 桃園市街に入りました |
●運賃無料の鉄道「林口線」の旅
ここでI氏と2人で列車の旅を楽しむため、J君と別れて林口線の桃園車站へ向かう。優等列車が停まる台鐵の桃園車站と違い、林口線の駅は屋根の無いホームが1面あるのみである。
ホームには既に列車が停まり発車を待っている。
早速乗り込みましょう。
この路線は宅地化が進んだ桃園市内の通勤、通学の足として2005年より貨物線を活用する形で1日2往復で運転開始された。最大の特徴は開業以来暫定措置として運賃が無料であること。(費用は桃園縣政府負担)
運賃無料の暫定措置が開業から7年経過した2012年まで続いているのが凄い所だが、残念ながら2012年年末を以って貨物運送を含めて林口線自体が廃止されている。
閉話休題、列車を乗り込み発車を待つ。
車内は空いており、子供連れで列車の旅を楽しんでいそうな親子が先頭車でかぶりつきをしていたり、ほのぼのとした雰囲気。子供連れの散歩コースとして気軽に乗れるのも運賃無料ならでだろう。
林口線 桃園車站 | 今日はDR1000型での運転 |
列車は17時10分に桃園をゆっくり発車する。
台鐵の縦貫線と別れ林口線に入り、速度を上げると思いきや、そのままの速度で走り続ける。手元のHandy GPSによると時速30km/hを示している。単線非電化のくたびれた路線を慎重に走っている様だ。
列車は鉄橋を渡り、列車は次の停車駅「桃園高中」に滑り込む。
ホームには学生たちがびっしりと並んでいる。空いていた車内が一気に賑やかになる。
この通勤需要があるから7年間も運行が続いているのであろう。
林口線は桃園の中心部から海岸沿いの工業地帯を結ぶ路線。暫くすると住宅が疎らになってくる。それと共に学生たちも徐々に少なくなる。台灣高鐵(台湾新幹線)の線路が見えると工業地帯。既に学生たちは殆ど降りて再び静かな車内に戻っていた。
林口線 桃園車站 | 車内の様子 |
林口線を行く | まもなく桃園高中 |
桃園高中で大勢の学生が乗車 | 台灣高鐵をアンダークロス |
駅に着く度、学生が降りていきます | 徐々に住宅地から離れる |
そして列車は終着駅「海湖」に到着。海湖到着を以って林口線を完乗!
何人か下車した後、扉が閉まり列車は再び動き出す。海湖車站ホーム手前に踏切があり、駅で折り返し時刻まで停車していると、道路交通を長時間遮断する事になる。その為、すぐに発車して踏切を開ける。列車は踏切を開けられる場所まで進み、そこで折り返し時刻まで待機し、海湖車站を発車する時刻になったら戻ってくるダイヤになっている。
海湖車站発車後、折り返しまでの間は回送扱いとなる。
本来ならば全員降りる筈であるが、車掌は何のお咎めもなし。つまり、ここに居る人は林口線に乗る事が目的の人達という事になる。
始発から乗っていた親子連れ、勿論、我々を含め、結構いらっしゃいます(笑)
列車は海湖車站から少し進み、「客車折返點」で停車する。
進行方向左手には海が見える。
海湖車站 |
旅客列車の折り返し地点 | まだ線路は続いてます |
【地図】台鐵 追分車站から林口線 海湖車站までの移動軌跡
より大きな地図で 20120504追分車站から海湖車站 を表示
折り返しの発車時刻が近づくと列車は進行方向を変えて再び走り出し海湖車站に停車する。
到着後、I氏は下車し、クルマでここまで来たJ君と共に台北方面へ向かう。
この後、I氏とJ君は今日の宿泊地に荷物を置いた後、レンタカーを返却する事になっている。次の待ち合わせ場所は板橋車站である。お互い連絡を取り合いながら落ち合う事になった。携帯電話が気軽に使えるようになってから海外旅行の利便性が本当に向上しました。台湾のプリペイドSIMカード様々です。
薄暗くなりつつある林口線を桃園まで戻っていく。復路は桃園市内へ向かう乗客を拾いながら進んでいく。往路と異なり、今度は会社員風の人が多い。工業地区から桃園中心部への輸送の一端を担っているのだろうか。
桃園に向かう途中で日が暮れ、桃園到着時には多くの乗客が台鐵 桃園車站へと消えていく。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 | 運賃 |
桃園17:10→海湖17:48 | 普快 | 海湖 | 3305車次 | 無料 |
海湖18:03→桃園18:42 | 普快 | 桃園 | 3306車次 | 無料 |
桃園からはI氏、J君との待ち合わせ場所、板橋へ向かう。板橋へは台鐵で行く事になるが、林口線の桃園車站は台鐵の桃園車站とは別の場所にある。まずは台鐵の駅へ向かいましょう。
駐車場の片隅にあり、寂しい雰囲気漂う林口線とは違い、台鐵の桃園車站はとても賑やか。ビルが立ち並び、街路樹がライトアップされ、大勢の人が忙しそうに歩いている。
桃園車站 到着 | 台鐵 桃園車站 駅前の様子 |
●最後の晩餐
桃園からは台鐵で板橋へ向かう。夕方の通勤ラッシュ真っ最中でコンコースは大混雑。
次の板橋方面は通勤電車だが、これは間違いなく混んでいる。と言う訳でその次に来る自強號に乗ろうと窓口へ向かうと長蛇の列。待っている間に行ってしまっては意味が無いので諦めて、通勤電車で向かう事に決定(涙)
桃園から板橋までは台北の電子乗車券「悠遊卡」(Easy Card)を利用する。悠遊卡が普通に使えると台北に戻ってきたのを実感。予想通り混雑していた通勤電車「區間車」で板橋へ向かう。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 | 運賃 |
桃園18:46→板橋19:13 | 區間 | 基隆 | 1284車次 | 29元 悠遊卡利用(*) |
桃園車站 駅舎 | 混雑する駅構内 |
窓口は長い列 | 板橋車站 到着 |
板橋車站でI氏、J君、更にI氏の友人と合流して夕食へ向かう。
向かった先は台北捷運(MRT)淡水線沿線にあるI氏、お気に入りの料理店。
おばちゃんがやっているアットホームなお店である。
それにしても、いつの間にかお気に入りのお店を見つけているとは、I氏恐るべし!(^^;
店内に入るとテーブル席に通される。とりあえずビールを注文。
最後の晩餐の開始です!
板橋車站 駅構内の様子 | 板橋車站 駅前の様子 |
板橋車站 駅舎は高層ビル! | ビールで乾杯! |
まずは野菜から | もちろん肉も欠かせません(^^; |
皮蛋豆腐 | 炒飯 |
鉄板料理 | 一通り料理が並びました |
揚げパン。美味! | ご馳走様でした! |
●最後の晩餐
どの料理も美味しく、大満足の夕食を頂きました。
さて、あとは寝るだけ。今日はI氏やI氏の友人達が借りているマンションに泊めて頂く。
料理店の最寄駅、台北捷運の中山車站から南勢角行きに乗車。
そのまま終点へ向かいます。
中山車站へ向かう | 南勢角行きに乗ります |
南勢角は2009年11月5日に訪問した以来で2年半ぶりの訪問。
当時、工事真っ最中だった南勢角の駅は既に工事が完了しており、駅の頭上に立派なマンションが建っている。駅徒歩0分の物件。一度で良いので駅前物件に住んでみたい(笑)
駅を出ると中和市興南観光夜市。名前に「観光」と付いているが、それほど観光地化していない地元密着型の夜市。大勢の人とクルマで賑わっているが、それでいて何処と無くのんびりした雰囲気が心地よい。
夜市で珍珠奶茶(タピオカ入りミルクティ)をゲット!
台湾に来たらこれを飲んでおかないと!うん、美味しい!
車内の様子 | マンションが聳え立つ南勢角車站 |
賑やかな駅前 | 夜市を回りましょう |
落ち着いた雰囲気 | スクーター軍団 |
珍珠奶茶Get!! |
今日はI氏、J君の全面協力もあり、今まで中々乗る事ができなかった成追線と林口線に乗車。
彼らに感謝しつつ、改めて台鐵の未乗区間を見ると残りは以下の2路線!
- 內灣線 榮華~內灣
- 六家線 六家~竹中(全線)
次回の台湾旅行で台鐵(台湾国鉄)全線乗車が達成できそうです。
そして、明日は泣いても笑っても台湾旅行最終日。
まっすぐ空港へ行ったら勿体無い。もう少し楽しみたいと思います。