2012年4月29日(日)
●最安ルート
 自宅で朝食を取ってから出発。まずは最寄り駅から立川駅まで向かう。
立川駅で一旦改札を出て乗車券を購入。

立川から一番安く羽田空港へ行く方法を検討した結果、一番安いのが八丁畷経由。
かなりマニアックなルートであるが、接続さえ上手く行けば乗り換えはそれ程面倒では無い。
更に都心の混雑を回避できるというメリットもある。

と言う訳で南武線ホームへ向かう。

南武線 川崎行きに乗車 八丁畷までの乗車券


川崎行きに乗り込み出発。終点川崎の一つ手前の尻手まで向かう。
所要時間は53分。結構遠い...

立川出発時点では空いていた車内も徐々に混雑し、気が付くと大勢の人が立っている。
日曜日の朝であるが、結構混雑している。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
立川09:21→尻手10:14 各駅停車 川崎 946F

南武線は都心へ向かう主要路線との乗換駅が多く、その度に大勢の乗客が入れ替わる。
そして、混雑が落ち着いたところで尻手駅に到着。
さすがに、この駅で降りる人は余り居ない(笑)

続いて乗り換えるのが南武支線。

地下道を通って3番線へ向かいましょう。

尻手で下車 南武支線に乗り換え


尻手から京浜工業地帯の中にある浜川崎を結ぶ路線だ。
さすがに休日なので閑散としているが、家族連れや鉄道ファンがホームで待っている。

しかし、さすがにキャリーバッグを持った旅行者は私以外に居ない(笑)
このマニアックなルートで行く人はさすがに少ないようだ。

暫く待つと2両編成の浜川崎行きが入線。

南武支線

2両でも十分座れる乗客数。
同じ南武線でもメインルートとは明らかに時間の流れが異なる。
のんびりしたムードが漂う。

そして発車時間になり出発!

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
尻手10:24→八丁畷10:26 普通 浜川崎 1002H

尻手発車後、すぐに単線になり進んでいく。

出発! 単線区間を進む

東海道本線、京浜東北線をオーバークロスすると八丁畷駅が見えてくる。
僅か2分ですが都心にあるローカルな旅を楽しむ事ができました。

八丁畷に到着 南武支線 八丁畷ホーム

●改札機が開かない!!
 立川では八丁畷経由の連絡乗車券を購入できなかった為、ここで一旦改札を出る。
と言う訳で改札機に乗車券を投入すると、なんと扉が閉まるではないか!

正しい乗車券を投入しているにも関わらず通れない。
何故?

仕方ないので有人改札で乗車券を渡して外へ出る。
JRとの乗換駅なのにJRの乗車券を受け付けないってのは酷い。
そこら辺、改善を求めたいところ。

改札を出た所で、すぐにUターンして再度入場。
ここからはSuicaを使います。

気を取り直して羽田空港へ向かいましょう。
しかし、有人改札で乗車券の処理をして貰っている内に1本行ってしまい、10分弱待つハメに(涙)
快特通過の後にやってきた普通 品川行きに乗車。

普通 品川行きに乗車


次の京急川崎で快特の待ち合わせ。
と言ってもダイヤ上、普通で行っても京急蒲田からの羽田空港行きの便は変わらない。

さて、どうしようか?
と考えていると、やって来たのが私的にお気に入りの車輌。
よし、これで行こうと思いきや車内は激混み!!

これ乗れるのかな???
と頑張って乗り込むと何とか乗車に成功。
僅かな区間であるが、快特でスカッと飛ばして京急蒲田に到着。

京急蒲田では羽田空港へ向かう大勢の乗客がホームで待っていた。
さすがGW...乗客数が半端じゃない。

快特入線@京急川崎 混雑する羽田空港行き

羽田空港行きも何とか乗車に成功。
しかしながら、ラッシュ顔負けの乗車率。暫くの我慢。

ただ沿線住民の方も結構乗車してたらしく、途中駅で降りて行き徐々に空いてくる。
そして、天空橋に到着。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
八丁畷10:38→京急川崎10:40 普通 品川 955
京急川崎10:42→京急蒲田10:45 快特 泉岳寺 905A
京急蒲田10:50→天空橋10:57 急行 羽田空港 1008D

天空橋駅到着 天空橋 京急線ホーム


目指す国際線ターミナル駅はもう一つ先であるが、ここで一旦下車する。
運賃最安値を目指す為には、ここで降りる必要がある。
京急線の場合、羽田空港発着の運賃には170円が加算されるのである。

例えば八丁畷から羽田空港国際線ターミナル間は本来の運賃計算上では190円になるが、実際は加算運賃170円がプラスされて360円となる。

しかし、天空橋から羽田空港国際線ターミナルまで乗車する場合は運賃は150円。
加算運賃170円は適用されないのである。

このカラクリを利用する事で立川から八丁畷経由で、
540円+360円=900円
になるのが、
540円+190円+150円=880円
と若干20円ですが安くなります。ついに900円切りました!

と言うわけで天空橋駅で下車。
そのまま改札口で戻って京急に乗るのも面白くないので、ここからはモノレールに乗る。
天空橋から国際線ターミナル間は京急もモノレールも同じ運賃(150円)。

また、モノレールとは連絡改札口があり、実は乗り換えがとても楽だったりします。
京急の連絡改札を出てエスカレータを上ると、そこはモノレールのホーム。
但し、連絡改札口が使える時間帯が限られているので利用する際はご注意を!


●初の羽田国際線ターミナルへ
 モノレールホームに着くと、すぐに列車がやってきた。
快速の通過かな?と思いきや、速度を落として停車。お、各駅停車!

早速乗り込み、僅かであるがモノレールの車窓を楽しむ。
地下を走る京急と違い、モノレールは高架線を走る。
車窓からは飛行機が見える。

あ、新型の787を発見!

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
天空橋11:02→羽田空港国際線ビル11:04 普通 羽田空港第2ビル 1003

モノレールに乗り換え 787が停機中!


そして羽田空港国際線ビルに到着。
新しい国際線ターミナル駅に初めて降り立つ。
国内線は何度も使った羽田であるが、国際線で旅立つのは実は初めて。

国際線ターミナル駅到着 モノレールは高架駅

改札口を出ると、そこは出発ロビー!
な、なんて楽なんだ!

地下ホームの駅を出て手荷物チェックを受けてエスカレータを何度も乗り継いでようやく辿り着く某空港と比較すると差は歴然!さらにターミナル内も適度な広さ。広すぎて迷ったり歩き疲れると言う事は無さそう。

改札口を出ると →→ →→ そこは出発ロビー!


●出国
 早速、チェックインして出国します。
今回搭乗する台北松山行きNH1187便は109番ゲート。
早速ゲートへ向かうが、離陸まで2時間ある為か、殆ど人が居ません。
と言っても空港内はフリーのWifiスポットがあり全然退屈しません。

さらにターミナル内も新しくて綺麗。かなり快適です。

台北松山行き案内 109番ゲート付近


ゲート付近から搭乗する機材を撮影。
さらにインターネット経由のチェックイン「CLICK check-in」のキャンペーンでイヤホンをゲット!

搭乗する機材 イヤホンゲット!


情報収集していると搭乗時間がやってくる。
適当なタイミングで並び、機内へと向かいましょう。

さすがはGW、機内は殆ど埋まってます。
そして、定刻通り離陸。

では行ってきます!

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
羽田13:20→台北松山15:45 ANA NH1187

さて並びましょう いざ、機内へ!

機内の様子 空港内の様子


離陸後は映画を見ながら過ごす。
と言っても途中、機内食を頂いたり、入国カードの記入、そして空港到着後のプランを頭の中でシミュレーションしたり、中々映画に集中できない(汗)

久々の海外旅行。
どうやら自然に高鳴っているようだ。

大空を飛ぶ 機材はB767-300

とりあえずビール 機内食。頂きます!

機体が徐々に高度を下げていく。
まもなく台湾に到着である。

シートテレビサービスも終わり、飛行機は着陸態勢に入っている。 すると、隣の方が声を掛けてくる。

彼女は台湾の方で旅行ガイドをしているとのこと。
プロの方なので日本国内の知識は凄い!

続いて話題は私の台湾旅行に映るが、私も行った場所に関しては負けてはいません。
なんせ、今回を含めると11回目の台湾。
有名な観光地は大体1回は行っているので、行った事を意味する「去過」を連発(笑)

そして台北松山空港に着陸!
11回目にして初めての松山空港。視界に台北101が見えたりして何とも新鮮!
本当に台北市内なんだなぁと実感!

台北松山空港に到着 空港内の様子


●台北車站へ
 隣の人と挨拶して飛行機を降りる。久々に話す中国語のウォーミングアップさせて頂いた上に情報交換までさせて頂きました。感謝感謝!!

さて、約2年半ぶりの台湾!
初めて降り立つ空港であるが、視界に飛び込んでくる看板や景色。何もかも懐かしい!
入国手続き、預け荷物の回収、そして税関を済ませて制限エリアの外へ出る。

既に午後4時を過ぎているが、今日の目的地は花蓮。
台北から速達タイプの特急列車で2時間以上掛かるのである。
まずは、その列車に乗るために台北車站へ急ぎたいが、その前に空港内の中華電信(携帯電話会社)のカウンターへ向かう。

ここでプリペイドSIMカードを購入する。
台湾桃園空港は複数の携帯電話会社があり、自分の好きな携帯会社を選べるが、台北松山空港の携帯会社のカウンタは一社のみ。選べない上に窓口が混んでいる(涙)
今回は時間がない為、空港内の中華電信カウンターで手続きを行う。早速、並びましょう

最近は通信専用のSIMカードもあり、これを使うと海外ローミングより通信料金が安くなる事もあり、日本人の方も並んでいる。海外でSIMカード調達という行為も普通になってきているのかな?

私の方はと言うと、通信用ではなく、昔ながらの通話用のSIMカード「如意卡」を購入。
しかも私の持つ携帯電話はGSM携帯。
現役で使えるとは言え、今や骨董品です(笑)

お値段は350元分の通話ができて300元で、350元分使い切ったらチャージも可能です。

電話ができる環境が整った所で花蓮で待ち合わせする事になっているI氏に電話。
お互いの状況を報告して待ち合わせの段取りを進める。

既に時刻は午後4時半。
台北捷運(MRT)に乗って台北車站へ向かいましょう。

空港内にある駅に向かうと、路線名が文山線になっている。
前回訪問時は木柵内湖線だった筈なのだが...

もはや浦島太郎(汗)

台北捷運に乗りましょう 松山機場站 入口

松山機場站 改札口 松山機場站 ホーム


●必殺!分割購入
 2年半ぶりに悠遊卡(Easy Card)を使い台北車站までやってきました。
台北捷運は変わっていないが、人が圧倒的に増えている気がする。
以前も人が多かったが、輪をかけて増えたように見えるのは気のせい?

まずは台鐵(台灣鐵路管理局/台湾国鉄)の新型券売機で花蓮までの乗車券を購入。
すると、なんと満席!!

その後の便なら空席があるが、それだと花蓮到着がかなり遅くなってしまう。
では分割で買えないか?

と言う事で調べてみると台北から途中駅の宜蘭までなら買える事が判明。
それでも宜蘭から花蓮までは満席。うーん困った。
結局、少しでも前へ進もう!と言う事で宜蘭までの乗車券を購入する。

これで台北を脱出できるので、まずは出発前の準備。
まずは夕食の駅弁と時刻表を購入する為、駅構内を回る。
時刻表は駅構内の専門店が閉まっていて購入できなかったが、駅弁はGET!

そろそろホームに向かう時間というタイミングで念のため、最後の座席チェック。
宜蘭から花蓮まで1枚、と入力して検索!

さすがに無いよな~。

と次の画面を見ると、なんと空席あり!!!
すかさず購入!

これで座席の移動が発生するが花蓮まで行く事ができる!
運の良さに感謝。

分割購入で花蓮まで購入


●2年半ぶりの台湾列車の旅
 発車時間が近づいたので改札内に入りホームで列車を待つ。
2年半ぶりの台北車站。駅構内は新しい店が増え、静かな駅というイメージのあった駅構内に人が溢れていてびっくりしたが、こちらは昔と変わらない。何故かホッと一安心(笑)

列車は2分程遅れているらしく、電光掲示板にもその旨が表示されている。
僅か2分でも電光掲示板に表示される。
今までの個人的な印象であるが、台湾の鉄道も日本と同等レベルで時間に正確である。

台北車站ホーム 花蓮行きは2分遅れ


放送や電光掲示板の通り若干遅れて列車が入線。
花蓮行きの「自強號」、新型車両で運行される速達タイプは「太魯閣」(Taroko)と呼ばれている。
乗車券にも「太魯閣」と書かれており、更に普段は認められている立席乗車も「太魯閣」では不可能。
正に台鐵の看板列車である。

太魯閣號は台北車站をゆっくりと発車。
次の松山車站を出て暫くすると地上に顔を出す。外はまだ明るい。

乗車駅 → 下車駅 列車名 列車番号 行先 運賃 備考
台北17:40→花蓮19:50 自強 282次 花蓮 441元 宜蘭で分割購入

※台北~花蓮間を通しで購入した場合は440元

と言っても時刻は午後6時。
少し早めですが、夕食を頂きましょう。

まずは排骨から。うん、旨い!!
口の中に排骨の味が染み渡る。
これ!この味!!

台湾に着たなぁ、と実感した瞬間でした。

駅弁 いただきまーす!


●花蓮到着
 台北出発直後は明るかったが既に午後6時過ぎ。徐々に暗くなり、いつの間にか外は真っ暗。
列車は暗闇の中を疾走する。

車内はほぼ満席。座席を通しで入手できなかったのだから予想通り。
かなりの人気列車である。

そして宜蘭から2枚目の乗車券を使う。
席を移動して再び太魯閣號の旅を楽しむ。

台北から離れてると徐々に乗客が減るという事は無く、降りた分、しっかりと乗ってくる。
都市間移動の需要も果たしているのである。

そして、遅れが拡大する事も無く終点、花蓮車站に到着。
時刻は午後8時前。台湾旅行の初日で花蓮に来た時はあるが、その時は午前便利用。
午後便利用で夕方に台北入りしてから花蓮入りは初めて。
少々無理があったが、明日の朝から台湾東部の旅を満喫できるのだから、やった甲斐はあるというもの。

車内の様子 花蓮車站に到着

花蓮車站 駅名板 出口へ向かいましょう


●待ち合わせ、ホテルへ
 台北到着後、I氏と電話で打ち合わせた結果、花蓮の改札口で待ち合わせとなった。
改札を出ると、あ、いたいた!!
今回同行メンバ、I氏、IT氏、J君と合流。

「ど~も、お久しぶりです!」

改札口で無事合流 駅構内の様子


今回、同行メンバ3名はレンタカーで旅をしている。台中でレンタカーを借りて台湾の中央山脈を越えて花蓮までやってきたとのこと。それにしても凄いルートだなぁ(笑)

何はともあれ、クルマに乗り込んでホテルへと向かう。
I氏曰く、チェックインはまだしてないとのこと。さて、出発!

台湾でバスやタクシーには何度も乗ったがレンタカーは初めて。
タクシーで見た事のある視点だが、なんだか新鮮。少々道に迷ったが無事にホテルに到着。

レンタカーに乗車 ホテルに到着


●街に繰り出そう!
 今日のホテルは事前に日本で手配した「統帥大飯店」。
ツインルームを2部屋予約している。何の問題も無くチェックイン完了。

一旦部屋に入り、落ち着いた所で街に繰り出す。
他の3名は2日前から既に台湾入りしている事もあり、洗濯物があるとの事で、まずはコインランドリーへ向かう。ホテルのカウンターでコインランドリーの有無を確認すると、親切に地図を頂く。感謝感謝。
お礼を言って、まずはコインランドリーへ向かう。歩いて10分程で到着。

部屋に到着 街へ繰り出す

花蓮の中心部を歩く コインランドリー到着


ここで服を投入してから真の目的地へと向かう。
向かった先は「公正包子店」、花蓮で有名な小籠包屋さんである。

私を含めて大のお気に入りで、花蓮を訪れたら必ず立ち寄るお店である。
しかも24時間営業。時間を問わず、いつでも楽しめるのである。

公正包子店


え?既に夕飯を食べているのでは?
と突っ込みを頂きそうですが、今回は名目上、3名の夕飯へのお付き合いと言う事になっています(笑)

実は彼らは、まだ夕飯を食べていないのです。
時刻は既に夜8時40分。かなりお腹が空いている時間でしょう。
1人だけお腹を満たしてしまって恐縮です。

既に夜の9時前だが、店内は大盛況。
まずは空席を見つけなければならない。運良く店内に空席を発見。
すかさず着席して注文する。

注文はテーブルに置いてあるオーダー表を書いて入口の店員さんに渡して、その場で清算するシステム。ビールなどは自分で冷蔵庫から取り出して、その場で購入する。

席を探す 店内で席を見つける


暫くすると注文の品々がやってきます。
まずは乾杯!

台湾ビールで乾杯


台湾ビール、旨い!

そして、小籠包と蒸餃子もやってきます。
うん、こちらも絶品!

さらに今日は売り切れな事が多い水餃子がある事が判明。
こちらも試して見る事に。

うん、水餃子も美味しい!
そして30分後、見事に完食するのであった。

スープを頂きます 小籠包と蒸餃子

小籠包と水餃子 小籠包、とてもジューシー!

ご馳走様でした! 厨房の様子


そして、洗濯物を回収後、ホテルに戻るのであった。
明日に備えて私とJ君はお風呂に入った後で就寝。

一方、I氏とIT氏はマッサージの為に再び街へ繰り出したそうな。
凄い!


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