2012年5月1日(火)
●観光組
 今日は二組に分かれて行動する。I氏とJ君は昨日に引き続き台東線の撮影。
そして、IT氏と私は終日観光モード。謂わば「観光組」である。

I氏とJ君はいつも通りの早起き。6時にはホテルを出発。
我々2人は若干遅めに6時半に出発。まずは最寄り駅である池上站へ向かう。

ホテルを出発!


クルマはI氏とJ君と共に行動している為、「観光組」は公共交通で旅する事になる。
元々、クルマを使わず公共交通を駆使して旅するのが私の旅行スタイルなので、私自身、こちらの方がしっくりくる。
と言っても大きな荷物をクルマに載せて頂き、我々はデイバッグで身軽に行動できるので大きな恩恵を受けている。

こうして移動型の旅を気軽にできるのもI氏が台湾で運転する決断をしたから。
感謝感謝である。

さて、今日のホテルは別行動する事を前提としている為、駅から近い。
まずは朝の散歩がてら歩いて駅へ向かう。


池上站までの道中にて 弁当博物館


 約10分で台鐵(台湾国鉄)の池上站に到着。
早速、窓口で乗車券を購入する。

今日の目的地は台湾東部の海沿いにある景勝地「三仙台」
公共交通を使った三仙台へのアクセスと言えば台東が一般的。

しかし、台東経由で三仙台へ向かう場合、一旦、台鐵で台東まで(距離42.7km)南下し、更にバスで海岸沿いに50km程北上する必要があり、かなり遠回りになる。
今までは、このルートしか無かったが、去年(2011年)の7月1日、池上から程近い玉里から三仙台を結ぶバス路線が開通!三仙台までアクセスが一気に改善されました!

唯一の難点は1日3便ということ。
利用の際は事前に時刻を確認しておく必要がありそうです。

【参考リンク】鼎東汽車客運(Dingdong bus)
http://diingdong.myweb.hinet.net/

と言う訳で玉里までの乗車券を購入する。
玉里まで行く次の列車は自強號で運賃は59元(約167円)である。

乗車券購入後、改札口へと向かう。
改札口は地下道を通り改札口の所にあるらしい。

池上站 駅舎 改札口へ向かう


改札口へ向かうと既に乗客が改札が開くのを待っている。
台湾東部の小さな駅、本数も少ない事もあり、時間改札制になっている。

暫くすると改札が始まる。
我々も列に並んで改札を通りホームに入る。

階段を上った所に改札口がある 改札の先はホーム

ホームに入りました ホームから改札口を望む

●朝食購入
 昨日泊まったホテルは素泊まりだった為、朝食はまだ食べていない。
これから三仙台まで移動が続く事もあり、朝食は列車内で食べておきたい。

売店も無い小さな駅で朝食を買う所は...

あります!


池上は台湾で一番有名とも言える駅弁販売の駅!
台湾の米処である池上、当然の如く駅弁も有名なのです。

既に駅ホームには駅弁の売り子さんが多くの駅弁を持って準備している。
早速、我々は駅弁を購入。

名物「池上便當」は70元(約200円)。100元札を差し出すと、すかさず10元コインが3枚入った袋を渡される。 僅かな停車時間で多くの弁当をさばく必要のある駅弁屋さん。おつりの30元が用意されている段取りの良さに感心。
段取りが必要な程、数が出るのでしょう。さすが有名駅弁!

駅弁のパッケージにはレトロなイラストに「池上鐵路月台便當」と書かれている。
趣があって中々良い感じ。もちろん、美味しそうな香りも漂ってます。

「池上鐵路月台便當」とつり銭入り袋


弁当を購入して列車を待つと、すぐにホームに入ってくる。
列車入線と共に売り子が「便當(ビェンダーン)~!便當~!」と大きな声を掛ける。

かつては日本でも同じ様な光景が見られたが、最近は滅多に見られなくなってしまったが、 台湾では現役バリバリ。なんだか嬉しくなってしまう。
来年以降、電化工事完成後はディーゼルカーから電車に変わるが、この光景は残って欲しいと願います。

列車は定刻通り発車。
玉里までの27分間の列車の旅を楽しもう。

早速、弁当とご対面。いただきまーす!
さすがの池上弁当。これは美味しい!

車窓を眺めながらの食事、至福のひと時である。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
池上07:06→玉里07:33 自強 樹林 213車次 59元

列車入線 列車に向かって売り子が声を上げる

池上鐵路月台便當 車窓を眺めながらの食事は格別!


楽しい時間と言うのはあっという間に過ぎ去るもの。
気が付くと、まもなく玉里。

僅かな時間であるが楽しい思い出を残して列車を降りる。

玉里站 到着 台東方面の自強號と交換

自強號が並ぶ 玉里站 駅名板

地下通路を通って出口へ 中線に普通列車がお休み中


●三仙台へ
 三仙台方面行きのバスは玉里站を出て駅前の道を左に曲がった所にある。
バス到着までは30分弱あるので、ゆっくりと向かう。

バス停は判り易い場所にあるので、すぐに発見。

暫く待ちましょう。
1日僅か3本しかないので乗り遅れると大変だ!

そして、もうすぐバスがやってくるタイミングで胃腸が快調に動き出す。
何もこのタイミングで動かなくても...(涙)

もちろん用を足す時間も無く、無常にもバスがやってくる。

玉里火車站 成功行きのバス


とりあえず持ってくれる事を祈ってバスに乗車。運賃は117元(約330円)。
台湾東部のバスの乗り方は乗車時に目的地を告げ乗車券を購入し、下車時に乗車券を渡す。
今回、受け取った乗車券には成功までと書かれている。成功は景勝地「三仙台」の先にある町。
つまり、このバスをほぼ終点まで乗る事になる。

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
玉里火車站08:02→三仙台08:56 8181路 成功 117元

玉里の町を出るとバスは山道に入る。
玉里から三仙台のある東海岸に行く為には山を越える必要がある。

バスの車窓からは、輝かしい青空が見える。
景勝地を訪れるには絶好の日和!

そして山越えの長いトンネルを抜けると今度は山下り。
しばらく下ると海が見えてくる!おお、素晴らしい風景!

バス乗車券 見事な青空

海が見えてきた! 大分降りてきました


海岸まで降りてきたら右折して東海岸を南下。
美しい海岸線を見ながらバスは快走。

そして暫くすると三仙台が見えてくる。
岩国の錦帯橋の様な反り橋「八仙橋」が目印で、かなり遠くから確認する事ができる。
三仙台が見えたら、すぐに到着という訳ではなく、道路は海岸線沿いに弧を描く様にアプローチする。

そして、そろそろ本格的にやばくなった所で三仙台に到着。
バス停は省道台11号線沿いにある為、目指す三仙台は坂を下った所にある。
運転手に三仙台の行き方を尋ねると、我々の前に下りていった小姐(お姉さん)の後を付いて行けとのこと。どうやら彼女も三仙台へ向かうらしい。

運転手の言う事に従って三仙台へ向かう。

海沿いを快走 三仙台が見えてきた

三仙台到着 バス停

バス停の様子


来た道を戻る様に進み、省道から右にそれる道に入って坂道を下ると駐車場が見えてくる。
駐車場の先が景勝地「三仙台」である。バス停から徒歩約10分と言った所だろうか。

そして、バス停の横にトイレを発見!
胃腸との戦いはひとまず終了。助かった...

省道から右に入る 坂を下ると三仙台の駐車場


すっきりした所で改めて三仙台へ向かう。
売店をスルーして進んでいくと目印の反り橋が見えてくる。

反り橋は勿論、青空が本当に綺麗!
来て良かったと思う瞬間であった。

ここで撮影組のI氏から電話が入ってくる。

こちらは無事にバスに乗れた事、そして見事に晴れている事を報告。
すると「晴れを持っていかれた~(涙)」とのコメントが...
どうやら山の向こうは曇っているらしい。なんとも残念な。

そして、お互い気を付けて!と言う事で電話が終了。
我々、観光組も先へ進みましょう。

見事な青空


【地図】玉里站→三仙台 鼎東客運8181路の移動軌跡

より大きな地図で 20120501玉里站から三仙台 を表示


●三仙台散策
 三仙台の目印は前述の通り反り橋「八仙橋」であるが、折角の景勝地、色々な風景を楽しみたい。 まずは反り橋を渡り、橋の向こうの島を散策する。

5月とは言え南国台湾。
強い日差しが容赦なく降り注いでくる。この三仙台は遮るモノがない為、帽子は必須。
我々、観光組2人は帽子を持っていなかったが、今朝、ホテルで購入済み。

どうやら買って正解...と言うか、買わなかったら大変な事になっていただろう。
それ程、日差しが強いのである。

と言う訳で八仙橋の手前までやってきました。
早速、向こう岸の島「三仙台嶼」まで渡りましょう!

階段の様な橋を連続して渡ります。
八仙橋、遠くから見ると絵になりますが、実際に渡ると結構疲れます(汗)
しかし、橋から景色を見ると本当に綺麗!

そして無事に渡り三仙台嶼に到着。
三仙台嶼内は遊歩道が続きます。

三仙台嶼までを結ぶ八仙橋 さて、渡りましょう!

かなりアップダウンがあります

八仙橋からの景色 三仙台嶼はもうすぐ

三仙台嶼に到着! 遊歩道を進む


三仙台嶼内は通行止め区間があり、途中までしか行けませんでしたが、それでも十分に景色を堪能。海と島の両方の景色を楽しむ。断崖絶壁の区間がありますが、遊歩道がきちんと整備されているので安心して散策できます。

今日は晴れている事もあり、青空が見事!
景色を撮るときに自然と空の割合が増えます。

三仙台嶼から海を臨む 三仙台嶼内の風景

海と空を入れてもう一枚 八仙橋を望む

断崖絶壁を行く


行ける範囲で三仙台嶼を一周した所で再び八仙橋を渡り戻ります。
写真を撮りながらゆっくりと戻る。

そして、八仙橋を見渡せる海岸まで戻ってくる。
ここは八仙橋と三仙台嶼を一緒に撮れる絶好のポイント。

三仙台嶼へ行く時は、まだ早い時間だった為か殆ど人が居なかったが、いつの間にか大勢の人がシャッターを切っている。さすがは絶好のポイント。
我々も他の人に混じって撮影開始。

E-P1のアートフィルタ機能を使って絵画っぽい写真を撮る。
アートフィルタはお手軽に違う雰囲気の写真が撮れる機能。中々楽しい。

再び八仙橋を渡りましょう 八仙橋手前の海岸

八仙橋と三仙台嶼 八仙橋と三仙台嶼(アートフィルタ使用)

八仙橋と三仙台嶼(アートフィルタ使用)


●次の予定
 最初の予定では三仙台で昼食を取る事にしていた。
有名な景勝地という事で土産屋や売店はあるだろうと予想しており、実際に存在する。しかし、レストランは無く、フードコートの様に売店で軽食を購入できると言う雰囲気。
IT氏と相談し、食事は次の目的地で取る事にした。と言っても炎天下の中散策したので小休止。とりあえずソフトクリームを購入。

うん、冷たくて美味しい!

ソフトクリームを購入


次にバスの時刻を確認する。現在時刻が11時半。
次の便は、げげっ!12時49分の8101路まで無い!
昼食を取るのを前提に考えていたので、時間が空きすぎている。

座って休憩できる所はあるが、さすがに1時間以上滞在するのは辛い。他に食事処は無いかな?と探すと同じ敷地内ににビジターセンターがある事が判明。早速訪れてみよう。

ビジターセンター内は三仙台の地形の模型があり俯瞰的に様子を観察できる。
先ほど散策したルートを復習する。

ビジターセンター

三仙台の模型。手前の橋が八仙橋


ビジターセンターの入口にバスの時刻表が貼られているのに気づく。
このバスは観光用に特化したバスルート「東部海岸線」、2012年1月10日、つまり今年から運行開始された新しいバス路線である。
我々が玉里站から来たバスを降りた所の時刻表には、この東部海岸線の時刻は書かれていない。と言う事で確認すると、三仙台発12時丁度の便がある事が判明!今から15分で出発するではないか!

ビジターセンターの人にバス停を確認するとビジターセンターのすぐ近く!
向かうと既にバスが停車しているではないか。
バスは玉里站から三仙台まで乗ってきた8181路と同じミニバスタイプ。
運行会社はこのエリアのバス路線を運行する鼎東客運。

バス停には既に何人かがドアが開くのを待っている状態。
何とも運が良い♪

観光向けとは言え、バスの乗り方は路線バスを同じ。
乗車時に行先を告げて乗車券を購入し、下車時に乗車券を渡す方式。
我々は次の目的地「小野柳」までの乗車券を購入。140元也。

三仙台バス停 東部海岸線


12時丁度にバスが出発。
すぐに成功(Cheng gong)の市街地に入っていく。漁港のある小さな町である。
右折左折を繰り返しながらバスは進む。

そして成功の町を出ると景色は一気に開ける!
進路方向左手に東部海岸を望みながらバスが進んでいく。

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
三仙台 12:00→小野柳13:05 東部海岸線 服務中心 140元

東部海岸を望みながら進む バス乗車券


●小野柳散策
 以前の台湾のバスと言えば案内が無く、初めての路線に乗った時は路線図と車窓から見えるバス停で位置を睨めっこしながら下車するバス停を確認していたが、最近は地方のバスを含めて電光掲示板が装備され、かなり楽になった。
東部海岸線も当然の如く装備されていて位置が一目で判る様になっている。

更に東部海岸線は各停留所の時刻表が車内に備わっている為、台湾になれていない観光客でも安心。
また、主な観光スポットでは施設内までバスが乗り入れ、観光客が利用し易くなっている。
日本国内では一般的になってきたが台湾では見た事がなかった。
道路沿いのバス停で運転手に確認して目的地へ向かっていたのが当たり前だった私から見ると、画期的なバス!このような観光客に優しいバス、今後もどんどん増えて欲しいと願うばかり。

そして小野柳に到着。
ベルで知らせて降りる準備をしていると一般の路線バスの「小野柳」バス停を通り過ぎる。
バスはその少し先で停車。

東部海岸線の小野柳バス停は一般の路線バスとは少し位置が違うらしい。
そして東部海岸線の小野柳バス停の隣には一般の路線バスの「富岡國小」バス停がある。

不思議な感じがするが、こちらのバス停からの方が小野柳は近そうだ。
どうやら、一般の路線バスで行く場合、最寄のバス停は「小野柳」ではなく「富岡國小」という事らしい。

東部海岸線 バス車内 小野柳到着

東部海岸線の小野柳バス停

隣には富岡國小バス停 道路の反対側が小野柳入口


早速、小野柳へ向かう。
駐車場の中で東部海岸線 三仙台方面行きのバス停を発見。
台東から小野柳へ向かう場合は、さらにアクセスが楽になっている。
東部海岸線、改めてなんとも観光客に優しい路線と認識!

まずは食事と思ったが、売店はあるものの、きちんと食事できる場所が見当たらない。
しまった、これなら手前にある有名なお店、東河包子に寄れば良かった。
と後悔しても既に遅し...(涙)

東河包子店、このあたりでは有名なお店で「東河包子」と言うバス停があるほど。
もちろん東部海岸線も東河包子で停まります。
昼食は台東まで我慢する事にして観光開始!
小野柳は台湾北東部にある野柳と似たような場所。

長い年月を掛けて削られた岩石が色々な形をしており、自然の力を改めて感じる事ができます。
前回の台湾旅行で野柳を訪問後、今度は小野柳へ行こう!と思い、計画した次第。
野柳訪問時の旅行記は以下【参考】をご覧ください。

【参考】わんずの部屋 台湾旅行記2009年11月(その3)
http://www.epoch-net.ne.jp/~wangzi/trip_overseas/taiwan2009_13.html

小野柳はごつごつした岩石があるかと思えば、鬼の洗濯板の様な場所もあり、場所によって表情が違うところも興味深い。しかも、台湾北東部、基隆郊外にある野柳は入場料が掛かりますが、こちらは無料!

小野柳 波しぶき

鬼の洗濯板(?) 海を絡めて


小野柳を散策したあとはビジターセンタを訪問。
ここでは小野柳の成り立ちの映像や小野柳付近の地形模型が展示されています。

小野柳ビジターセンタ 地形模型


●台東火車站へ
 ビジターセンタで見学していると台東站方面行きのバスの時間が近づてくる。
バス停へと向かいましょう。

今度は東部海岸線ではなく従来の路線バスに乗る。先ほどの東部海岸線を降りたバス停へ向かう。前述の通り、従来の路線バスの停留所は「富岡國小」となる。バス停の名前の通り、目の前に小学校がある。

暫く待つと派手な色をした路線バスがやってくる。
来たバスは台東火車站経由の便。台東行きのバスは駅を経由しない便もあるので注意。

早速、運転手から乗車券を購入してから乗車。
富岡國小から台東火車站までの運賃は23元也。
小野柳から台東火車站は近く、約10分で到着。

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
富岡國小 13:54→台東火車站14:03 8101路 台東總站 23元

バスが来ました 乗車!

乗車券 台東火車站到着

台東火車站にて

【地図】三仙台から台東站までの移動軌跡

より大きな地図で 20120501三仙台から台東站 を表示


●昼食を求めて
 台東火車站は台鐵(台湾国鉄)東部の拠点となる駅。台湾を日本の九州で表現すると宮崎駅になるだろうか。と言っても宮崎駅と違うのは駅自体が郊外に作られている為、駅前はがら~んとしている。

既に午後2時。すぐに昼食を取りたいが、まずは足の確保から。
今日、I氏とJ君の撮影組との待ち合わせは台東の更に先に位置する金崙站。(Jinlun Station)
次の便を確認すると、2時間後の16時発の莒光號まで無い。
それまでの間にも金崙方面への便は2本あるのだが、残念ながら金崙站は通過。

早速窓口に並んで金崙までの乗車券を購入。
空席もあり無事に発見される。運賃は60元也。(約170円)

足を確保した所で昼食タイム。
駅前は何とも寂しい台東火車站。と言っても駅構内には食事処はあるだろうと思いきや見当たらない。もちろん、コンビニや売店はあるので食べ物には困らない。とは言え2時間近くもあるので、ゆっくり食事を楽しみたいところ。

IT氏と相談した結果、街中へ出る事にする。
しかし、バスの時刻を確認するものの次の便は15時06分まで来ない。
そして我々が出した結論は「Hey! Taxi!!(笑)」

台東火車站から市街地までは10km程あり、路線バスだと約20分要する。
昼食の為だけに、この距離をタクシーを使う。私的に日本では間違いなくやらない、ていうか金銭的に出来ない(笑)

駅前からタクシーに乗り込み市街地へ向かう。
市街地と運転手に目的地が伝わらないので台東總站(バスターミナル)へ行って貰う。
タクシーで所要15分程。市街地は遠かった。運賃は200元強。

台東火車站 だだっ広い駅前広場

タクシーで市街地へ 台東市内中心部


早速、食事処を求めて市内を散策する。しかし、時刻は既に2時40分。
昼食時はとっくに過ぎている。ガイドブックに載っているお店は昼食時は午後2時で閉店の所ばかり。市内を歩いても食事処は開いていない場所ばかり。これは困った。

暫く歩いていると食料品を扱う市場を発見!

市場を発見

早速、中に入ってみよう。
食事ができるお店を期待したが、食材は扱っているお店が並んでいるだけ。
うーん、残念。

そして、何とか1軒の食事処を発見!
他に食事している人もいるし、ここに決定。

注文したのは什錦麵(五目麺)。お値段60元也。
1人当たり200元以上掛けて60元の麺料理を頂く。なんとも贅沢な食事だ(笑)

中に入ってみましょう 食材を扱う店が並ぶ

食事処発見! 什錦麵(五目麺)


 食事が終われば後は台東火車站へ戻るだけ。と言っても、そのまま戻るのは勿体無い。
と言っても、時刻は既に午後3時20分で殆ど時間は無い。
と言う訳でタクシーを降りた台東總站の横にある廃駅、台東車站を訪問する。
僅かな時間ではあるが、かつての駅の風景を楽しむ。

そして、タクシーを捕まえて再び台東火車站へ戻る。
帰りの運賃は210元也。

台東車站 構内には車輌が残されている

プラットホーム 見学後、タクシーで戻る


●客車列車の旅
 台東火車站到着後、改札を通りホームへと向かう。
ホームの先端に向かうと見事な青空。今日はずっと晴天に恵まれた。
暑い一日だったが、旅行中は晴れてくれた方が良い。

他のホームには普通列車(普快)が停車している。台東を夕方17時25分に出発する枋寮行きだろう。これに乗れると、台東市街でもう少しゆっくりできたのであるが、目的地到着が遅くなってしまう。こればかりは行程上、止むを得ないところ。

ホームに到着 停車中の普通列車(普快車)


ホームには既に莒光號が停車している。
機関車を撮影後、我々の座席、後ろから2両目へ移動する。
と言ってもすぐに乗らずに後ろも撮影。

すると隣の留置線には軍用列車が停車中。
各車輌の荷物が緩み無く縛っているか、係員が点検している。
点検中と言う事もあり、発車まではもう少し時間が掛かるだろう。

莒光754車次 先頭 莒光754車次 最後部

ホームの様子 軍用列車が停車中


ホームで撮影後、車内に入る。強烈なエアコンが何とも心地よい。
列車は定刻通りに台東車站を発車。
目的地まで41分の旅である。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
台東16:00→金崙16:41 莒光 豐原 754車次 60元

乗車しました


台東からの南迴線はとても景色が良い路線。台東を出て暫くすると進行方向左手より海が迫ってくる。そして、南国らしい風景の中、海を眺める事ができる。
 特に南迴線は若干高台を走るため、海を見下ろすような形で眺められる為、晴れていると絶景が楽しめる。この景色は鉄道の旅ならではである。

楽しい時間はあっという間に過ぎるという法則の通り、気が付くと金崙站到着。

遠くに海が見える 海沿いを走る

金崙站 到着 台東行き莒光703次と交換

駅の外へ出ましょう。 金崙までの乗車券

改札口から莒光號を望む 金崙站 駅舎


●温泉民宿へ
 金崙站で暫く待った後、撮影組のI氏とJ君と合流。本日の宿へ向かう。
向かった先は温泉民宿「丹堤金崙溫泉會館」。

と言っても予約はしていないので、まずは確認。
フロントで空き部屋を確認した所、4人部屋があるとのこと。
既に泊まった事のあるI氏によると、1階の部屋は露天風呂付とのこと。我々が案内された部屋は2階だったので1階の部屋は無いか尋ねると満室とのこと。うーん残念。

と言っても2階の部屋も内風呂ではあるが温泉付。
部屋風呂なので日本と同じスタイルで温泉を楽しむ事ができる。

部屋が決まった所で料金の確認。
1泊2食付で1,050元。前回と同等の価格だったので、これで妥結。
決済を済ませて部屋へ向かう。

撮影や買出しした後に夕食タイム。
多くの料理と共にビールを楽しむ。うん、旨い!

食後、落ち着いた所で部屋風呂と大浴場(露天風呂)を楽しみ夜が更けていくのであった。

料理が並べられます これは美味しそう♪

お注ぎ致します! かんぱーい!!

料理が並ぶ いただきまーす!


Back Back to home Next