2008年8月10日(日)
●ようやくドイツに到着
目が覚めると、まだ機内は暗い。ドイツ時間は午前3時を回ったばかりだ。まだもう一
眠りできると思ったら、機内が明るくなる。すぐに機内食のサービスが始める。朝食が終
わると続いて体操の時間。エコノミー症候群防止の為、座席に座りながら行なえる首や手
の体操を行なう。機内の画面にも映し出され、スチュワーデスも一緒に体操を行なう。
東欧に入りました | 機内食(朝食) |
そして、定刻通りフランクフルト国際空港に着陸。飛行機を降り、ようやくドイツの地
を踏む!やっと着いた~!!!
感動もそこそこに空港内の通路を歩く。さすがに早朝だけあって、空港内は閑散としてい
る。もちろん、たくさんあ免税店は静まり返っている。。
入国審査をあっさりと通り、次は税関。特に申請する製品も無いので緑色のゲートを通
過。てうか、係員が誰一人いない。無人と言っても監視カメラで管理されているだろう。
●German Rail Pass使用開始
ドイツでまず行う事は帰りの際に行うチェックイン窓口の確認。フランクフルト国際空
港は欧州でも屈指のハブ空港なので、とても広い。帰国日に確実に手続きを行う為、今確
認しておく。航空会社別のリストが掲示されてるので、これを確認して完了。
次に「German Rail Pass」を有効にする。こちらは空港内にあるDB(ドイツ鉄道)の
窓口へ向かう。場所は2年前にも訪れているので道に迷わずに到着。2年前は窓口の入口
の手前から長い行列ができていたが、今回はそうでもない。窓口を確認すると対応してい
る係員の人が結構居る。係員が2人しか居なかった前回とは大違いである。
窓口にてPassportを差し出して
「Validate, please」
と言って手続きをお願いする。係員は乗車券にPassport番号を記入し、使用開始を示す
スタンプをポン!と押して手続き完了。
「Danke!」とお礼を言って窓口を後にする。そして、乗車券に本日の日付を記入して準備
完了!
●フランクフルト中央駅へ
本日の目的地はハンブルク(Hamburg)である。空港からも直通列車があるが、次の列
車はフランクフルト中央駅(Frankfurt Hbf)から発車する。フランクフルト空港は長距
離列車用と近距離列車用の2つのホームがある。German Rail Passは優等列車にも乗車可
能なので、近距離、長距離のどちらの列車にも乗車可能である。
まずは長距離列車用ホームへ向かい時刻を調べてみる。折角、優等列車に乗れる乗車券
を保有しているのだから、僅かな時間でも優等列車の旅を楽しみたい。しかし、次にフラ
ンクフルト中央駅へ向かう列車は近距離列車用ホームから出る事が判明。予め調べておく
べきだったか!
仕方ないので近距離列車用ホームへと向かう。明るく開放的な長距離列車用ホームとは
対照的に近距離列車用ホームは地下にあり、薄暗い。近距離列車用ホームに着き、電光掲
示板を確認する。
すると、次の列車は5分後に到着するらしい。暫く待つと定刻通り列車が入線する。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 |
Frankfurt(M) Flughafen Regionalbf 06:32→ Frankfurt(Main)Hbf 06:43 | S-Bahn(S8) | Hanau Hbf |
乗車した電車はS8系統のS-Bahn。フランクフルト中央駅(Frankfurt Hbf)までは約10分 で到着。フランクフルトは空港から街の中心部までとても近い。
近距離列車用ホーム | 列車入線 |
●朝食
次に乗る列車は7:58と、8時前である。発車まで1時間以上ある。という訳で、既に機
内で朝食を取っているが、改めて朝食とする。朝7時前という朝食の時間なだけあって、
駅構内の食べ物を扱う店はどこも開いている。スタンドで購入してベンチで食べるのもあ
りだが、ここは店の中で座って食べたいという事で1番線横にある店に入る事にする。
入口のカウンターで購入し、店内の座席に座って朝食を食べる。SandwichとCoffeeで€3.85也。
ガイドブックを開き、今後の予定をO氏と相談する。
本日の朝食 |
●ハンブルクへ
食後、駅周辺を歩く。駅構内には小さな鉄道模型のレイアウトがあったり、色々な発見
があり楽しい。そうする内に発車時刻が近づいてきたので、ホームへと向かう。ホームに
て列車が入線してくるのを待つ。ついに本格的にドイツの旅が始まる!
フランクフルト中央駅 Frankfurt Hauptbahnhof (Hbf) |
駅構内にある鉄道模型 | 列車が入線しました |
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 |
Frankfurt(Main)Hbf 07:58 → Hamburg-Altona 11:50 | ICE 674 | Hamburg-Altona |
列車入線後、早速乗り込む。ドイツの列車は予約が入っていない席であれば、どの席に 座っても構わない。予約が入っている場合、各座席の上に予約されている区間が表示され ている。逆に予約が入っていない場合は、何も表示されていないので、我々は表示されて いない座席を探せば良い。
予約が入っていない座席を見つけ、腰を下ろす。列車は静かに走り出し、ハンブルクを 目指す。この列車はハンブルク中央駅(Hamburg Hbf)を通り、中央駅から離れたハンブ ルク アルトナ駅(Hamburg-Altona)まで向かう。今日、我々が宿泊するホテルはアルト ナ駅前にある為、とても都合が良い。終点まで約4時間の列車の旅である。
列車に乗車しました | 出発! |
列車は暫く在来線区間を走行した後、高速新線に入り速度を上げて走行。ハノーバー (Hannover)から再び在来線に入り、お昼前に終着駅、ハンブルク アルトナ駅に到着する。 小雨が降るホームに降り立つ。駅は中央駅とは違いこじんまりとした印象。駅構内に多 くの店があるものの、それ程人も多くなく快適に利用できそうだ。
ホームに降り立つ | ハンブルク アルトナ駅 |
●Check in
今日から泊まる宿「Intercity Hotel」は地図によるとHamburg-Altonaの駅前にある。
なので、迷う事なく直ぐに発見する。どうやら、このホテルはDB系列の宿らしく、駅前
というより駅構内に建っている。日本で言うとJRのステーションホテルだろうか。
早速宿に入り、チェックインを行なう。しかし、チェックインは14時まで受付できない
らしい。ならば、という事で荷物を預かってもらう。また、荷物を預けてもらう際、ハン
ブルク市内有効の共通乗車券を受け取る。この乗車券、宿の滞在期間中有効という優れもの!
これがあれば、市内のS-Bahn、U-Bahn(地下鉄)、バスに乗り放題である。
●昼食
荷物が軽くなった所で昼食を食べに行く。ガイドブックに掲載している店に行く事になり、
早速移動する。行く場所はハンブルク中心部。Hamburg-Altona駅からS-Bahnに乗り
Jungfernstieg駅で降りる。
S-Bahnで移動 | Jungfernstieg駅 |
ガイドブックに掲載されている地図、住所を頼りに店を探す。しかし、住所の場所に行くも
のの、店が見つからない。もしかして潰れてしまったのか?と諦めムードになった時、地下
へ向かう階段を発見。階段の入口には店の名前が書かれている。確認すると、ここが目的の
店であった。
目的のレストランを探す | レストラン入口を発見! |
店に入ると、かなりお客さんが入っている。ガイドブックに紹介されるだけあって人気
があるようだ。ドイツのレストランは自由に入って好きな座席に座って構わない。リバー
サイドの景色を眺める事のできる窓際の座席は満席だった為、それ以外の座席に座る。
ビールとハンブルクの名物料理「Laubskaus」を注文。味が濃いものの美味!約2年ぶ
りのドイツ料理を堪能する。
まずは乾杯! |
ビールを飲みながら料理を待ちます | ハンブルク名物料理「Laubskaus」 |
●市内観光
食事を終えると時刻は午後2時を回っている。一旦、ホテルのCheck Inを行なうべくア
ルトナ駅に戻り、部屋で荷物の整理してから再び戻ってくる。食事が終わったので次は観
光!
ハンブルク中心部には美しい市庁舎が建っている。市庁舎はツアー形式で内部を見学す
る事ができる。中で入場券を購入し、ツアー開始まで暫く待つ。入場券はガイド付で€3也。
見学時間になると集合が掛かりツアー開始、内部の食堂や会議室等を回る。どの部屋も華
やかで豪華な飾りが施されており、見学者を圧倒させる。見学時間は40分程だが、あっと
言う間に終了。ハンブルクを訪れたら是非見ておきたい施設である。
市庁舎 | 入口付近でツアー開始を待つ |
ツアー開始 | 天秤を持つ女神像 |
会議室 | 大広間 |
続いて訪れたのは倉庫街。倉庫街は赤レンガの建物が並んでいて、独特の雰囲気を醸し 出している。ここは施設の見学ではなく、周辺を散策する。昼頃は小雨だった天気も晴れ 間が覗いている。歩いていて心地よい。
市庁舎前に広がるMarket | 市庁舎前は鳥達の憩いの場でもある |
市庁舎付近の湖「内アルスター湖」 | 倉庫街入口 |
倉庫街(その1) | 倉庫街(その2) |
倉庫街(その3) | この道は戦車通行可!? |
●ハンブルク地下鉄
倉庫街を散策した後は、ハンブルクDOMという期間限定で開催されている祭りの会場
へ向かう。市庁舎前の駅からU-Bahn(地下鉄)に乗って向かう。ハンブルクの地下鉄は歴
史があり、最初に開業した区間は1912年、日本の最初の地下鉄、銀座線(1927年開業)よ
り15年前に開業している。
今回乗車した、Rathaus~FeldStaße間の地下鉄3号線(U3)は、まさに1912年に開業し
た区間。Rathausを出ると直ぐに地下から高架区間に入り、歴史を感じさせる高架橋を進
む。電光掲示板やエレベータ等の設備が追加されているが、建物の作りや柱等から歴史を
感じさせる。
U-Bahn(地下鉄)に乗りましょう! (Rathaus駅入口) |
歴史を感じさせる駅舎(Rödingsmarkt駅) | Rödingsmarkt駅ホーム |
高架線を行くU-Bahn@Baumwall駅 | U-Bahn(U3)@FeldStaße駅 |
FeldStaße駅到着 |
●ハンブルクDOM
さて地下鉄の話題はそこまでにして、ハンブルクDOMへ向かう。FeldStaße駅直ぐ横
にハンブルクDOMの入口がある。今日は、ここで夕食を取ろうと考えている。お祭りと
言うだけあって、結構人が多い。ただ、午後6時半と時間が早いためか、お酒を呑んで盛
り上がっているという雰囲気は無い。
会場内は多くの出店の他、遊園地にある様な乗り物(アトラクション)が多くある。そ
れも規模は小さいもののジェットコースターの他、観覧車まである。お祭りというより、
これは、ちょっとした遊園地である。お祭りで、ここまでやるか!!凄いぞ、ハンブルク
!
しかし、我々が訪れた目的はお祭りを楽しみながら、ゆっくり飲むというもの。遊園地
並に賑やかな会場では、さすがに その様な気分にならない。折角訪れたが、次行ってみ
よう!
Hamburger DOM | 賑わうDOM会場 |
アトラクション(その1) | アトラクション(その2) |
●屋台で夕食
そして、再びU-Bahnに乗り次の場所を目指す。次に訪れたのは、またしても市庁舎前。
市庁舎前はMarketがあり、ここで多くの飲食店が軒を並べている。もちろん、この時間帯
はお酒で盛り上がっている店が多い。
昼食は私がChoiceしたので、夕食はO氏に選んで貰う。O氏はピザ、ワイン等が好みの
為、それらが美味しそうな店に入る。注文するのは、当然ピザ! もちろん、ワインを注
文するのも忘れない。
ワインが来ると早速乾杯! うん旨い!ビールも旨いがワインも良い! そしてピザを頂
く。こちらも旨い!欧州で食べるピザは格別だ。ワインは直ぐにグラスを空けてしまう。
まだまだ呑み足りないのでボトル1本注文!!どんどん進む!食事を楽しんでいると、ア
コーディオンによる演奏が始まる。お客さんが陽気なメロディに合わせて体を揺らしなが
ら歌を歌い盛り上がる!これは楽しい!
ワインで乾杯! | ピザが来ました。旨っ! |
賑わう店内 | さらにワインが進む! |
●宿に戻る
食後、S-Bahnに乗ってHamburg-Altona Bahnhofへ戻る。宿は駅前なので、すぐに部屋に
戻れる。とても楽だ。部屋に戻るとすぐに横になる。横になって寝られるのは、何時間ぶ
りだろうか?やはり、座席に座りながら寝るのと横になれると全然違う。
明日は早い事もあり、すぐに寝る事にする。それではお休みなさい。
Jungfernstieg駅に戻ってきました | 駅構内に乗用車が! |
カートレインの様です | ホテルに到着! |