8月17日(金)
●青島観光再び!
今日は終日、青島を観光する。昨日、O氏と相談したところ、折角なので青島の景勝地
である「劳山(労山)」を観光しようと考えていた。しかし、朝起きると、あいにくの曇り空。
曇りの日に景勝地へ訪れても楽しさが半減する。さらに雨なんか降ったら大変だ。
「劳山」観光は諦め、市内観光に切り替える事にする。
まず、8時半頃に宿を出て行動開始!まずは朝食を食べる。桟橋近くに大衆食堂を見つ
け、そこで食べる事にする。今日の朝食は刀削麺。いい感じである。
行動開始! | 本日朝食、刀削麺 |
食後、青島の街を散策。旧市街はレンガ造りの家が並んでいて、さらに街路樹も多く植
えられているので緑も多い。朝の散歩はとても気持ち良い。
途中、重厚かつ美しい建物を発見。現役で使われている建物のようだ。帰国後調べてみ
ると、政府機関の建物「政协青岛市委员会(政協青島市委員会)」らしい。写真を数枚撮
り、散策を継続する。
政協青島市委員会 |
●市内観光開始!
街を散策しつつ、市内観光を行なう。まずは、キリスト教会(基督教堂)へ向かう。桟
橋から多少距離があるが、歩いていける。敷地内に入り、入口付近まで行くと、係員がや
ってきて入場券を売りに来る。入場券を購入して中に入る。まずは聖堂を見学。
基督教堂入口まで来ました |
階段を登り切ると基督教堂 |
キリスト教会は3日目に訪れたカトリック教会と比べて落ち着いた佇まいである。壁画
が何枚も展示されているカトリック教会に比べ、こちらは白一色の壁で質素な印象を受け
る。ちなみに、聖堂内は携帯電話禁止。神聖な場所であるので、携帯電話の使用禁止はごく
自然だが、中国の街中で携帯電話禁止の掲示を見るのは、とても珍しい
基督教堂 | 携帯禁止! |
聖堂内を見学した後は、時計塔に登る。時計塔への階段が開放されており、見学が可能
である。時計塔の上層部には機械式の時計があり、カチカチと時を刻み続けている。
訪れた時、丁度10時前だったので、暫く待って10時の鐘を間近で聞く事にする。
10時になると機械式の時計が動き出し、時計に繋がっている装置から鐘を鳴らす仕組みに
なっている。10時なので鐘の回数は10回。
この仕組みはどうなっているのか? 気になる所である。
時計塔から外を見る | Zoom in !! |
●海軍博物館
キリスト教会の見学後、一旦、歩いて海の方へ向かう。
海に向かって暫く歩くと、海岸が見えてくる。桟橋は今日も混雑しているようだ。
海に出ました | 桟橋は今日も大混雑! |
今度は海軍博物館を見学する。海岸沿いを歩き、海軍博物館へ向かう。
入口で入場券を購入し、早速敷地内へ入る。
海軍博物館は見学場所が3箇所に分かれていて、
(1)海軍の資料等を展示している建物
(2)実際の兵器を展示しているエリア
(3)軍艦が停泊しているエリア
から成る。但し、今日は軍艦が停泊しているエリアには立ち入り出来ない。一番楽しみ
にしていた展示物であったので、残念。まずは資料を展示している建物へ行く。海軍の歴
史や時代別の制服等が展示されている。館内は撮影禁止の為、残念ながら写真は無し。
次に実際の兵器を展示されているエリアへ向かう。ここに展示されているものは海軍が
使っていたものだろうが、戦闘機などの航空機が多かった。しかし、共産圏の戦闘機を間
近で見るのは初めて。日本では見る事の無い戦闘機という事もあり、楽しむ事ができた。
まず、入場券を購入 |
中に入りましょう | スクリューと碇のオブジェ |
資料を見てから→ | →実物を見学 |
飛行機の展示(その1) | 武器の展示 |
飛行機の展示(その2) | こちらは見学停止中 |
●休憩
朝は曇っていた天気もいつの間にか晴れてきている。ガスっているものの、日差しが当
たり、とても暑い!海軍博物館で炎天下の中、見学した事もあり、一旦休憩する。バスで
市政府まで行き、その付近にあるスターバックスコーヒー(以下「スタバ」と略す)で小
休止。
禁煙かつ清潔なスタバは日本でも快適に過ごせるが、青島のスタバはさらに、ゆったり
できる。それもその筈、コーヒーの値段が日本と殆ど変わらない。従って、日本より物価
の安い中国では高級な喫茶店となる。ふかふかのソファーでコーヒーを楽しむ。至福のひ
と時である。
スタバで小休止 |
●青島の街を一望
スタバでの休憩後、再びバスに乗り、青島の街を一望できる場所「小鱼山公园(小魚山
公園)」へ向かう。名前の通り公園内は山になっていて、山の上から青島市内を一望でき
る。まずは、山の麓にある切符売場で入場券を購入し、公園内に入る。
暑くて冷たいものを飲みすぎたのか、腹の調子が悪い。見学前にトイレへ直行。山の中
腹にトイレを発見!丁度、掃除中であったが、中に入れてくれる。有料施設だけあって、
トイレはとても清潔。と思ったら、入口にトイレのランク付けがされている!(ちなみに、
ここのトイレは星3つ)
すっきりした後は、掃除のおばちゃんと雑談。やはり、というか、最初に話した時は日
本人とは思われなかった様である。
小魚山公園 | トイレもランク付け |
お腹の調子も良くなった所で、山の頂上を目指す。おお!青島市街を見渡せる!
素晴らしい風景だ!
青島はドイツ租借時代の雰囲気を今に残している為か、見る角度によっては中国とは思
えない風景が広がる。また、視界を海の方へ向けると広い海水浴場があり、大勢の人が海
水浴を楽しんでいる。
青島は美しい街並みを今に残しつつ、リゾート地としての顔や経済都市としての顔も持
ち合わせている。中国人にも人気のある観光地というのも頷ける。
頂上に到着 | 塔の上から景色を堪能可能 |
青島市街を一望!! | 海岸には大勢の海水浴客 |
●ビール祭り リベンジ!
青島の街並みを一望した後は、ビール祭へ行く事にする。今回の旅行2日目にビール祭
会場へ行ったものの、あまりの混雑でビールを飲めずに消化不良に終わった経緯があり、
ここは、リベンジしておきたい。幸いにして、ビール祭りは、まだまだ開催中である。
小魚山公園の最寄りのバス停に行き、ビール祭の表示があるバスに乗り込む。乗り込む
際に運転士にビール祭会場へ行く事を確認し、運賃を支払う(2元)
バスに乗ってから30分程でビール祭会場に到着。昼間なのか、既に何日か経っている
ためか、結構空いている。これなら、ゆっくりビールを飲めそうである。切符売場で入場
券を購入し、中に入る。入場料は20元である。
ビール祭最寄りのバス停に到着 | 会場前の通り「海尔路」(Haier Road) |
海尔(Haier)のマスコットがお出迎え!! | 会場入口 |
中に入りました | 会場のマスコットキャラ |
前回、一番失敗したのは食べ物の調達。今回は失敗する訳にはいかない。入場後、入口
付近の売店ですぐに調達する。前回はどの店にもあった長い行列もなく、すぐに購入でき
た。そして、お目当てのビールメーカーのブースへと向かう。向かった先は、もちろん、
青岛啤酒(青島ビール)のブースである。
青岛啤酒(青島ビール)ブース | 中に入りました |
ブース内は空席がかなりあり、好きな座席を選べる! 前回の混雑ではありえない様子
である。前の方に腰を下ろすと、すぐに係員がやってくる。ビールの注文を取りに来てい
るのである。係員から伝票を受け取る。伝票にはビール種類が書かれている。飲みたいビ
ールをCheckして係員に伝票と現金を渡すと持ってきてくれる。ただし、キャンタを頼む
と、デキャンタの保証金(Deposit)、20元が発生する。我々は大量に飲むだろうと、保
証金を払い、デキャンタ単位で頼む事にした。
暫くすると係員がビールを持ってくる。早速、カンパーイ!!
舞台で行なわれている歌唱大会や雑技を肴にビールを楽しむ。こういう所で飲むビールは
格別である!!!本当にビールが進む。
ちなみに舞台で歌われているのは不思議な事に日本のアイドル系の歌が多い。
ビール到着! | ビールが進む!! |
早速お代わり! | 舞台では色々なイベントが開催 |
何杯かデキャンタをお代わりし、ほろ酔い状態になった所で、O氏に別のブースへも
行こう!と提案。
O氏も同調した為、デキャンタを返して場所を移ることにする。
次に移った場所はドイツビール「Löwenbräu」(レーベンブロイ)のブース。青島ビール
のブースで十分楽しんだので、軽く一杯のつもりで空いている座席に腰を下ろす。
Löwenbräu ブースに腰を下ろす |
早速、係員にビールを注文。中国で本場ドイツビールを楽しむ!
ドイツビールも旨い!!!
こちらは、舞台がとても面白く。他の観客と一緒に大いに盛り上がる。舞台に上がってい
る人も積極的に観客席へ来て、盛り上げている。会場内の一体感が良い!言葉が完全に聞
き取れなくても十分に楽しい!O氏と盛り上がる!
その結果、軽く一杯が何故か青島ビールで飲んだ以上の量を飲む事に(笑)
かなり酔っ払ってしまう。
さすがに、これ以上はやばい!という事で、会場を後にする。
Löwenbräuのブースを出ると、辺りは既に日が暮れていて、仕事帰りの人が来ているのか、
会場内も混雑している。夜遅くなるとバスの本数が少なくなる上に混雑も激しくなるので
早めに会場を出た方が良い。
ビール祭り会場付近に停まったバスに乗り込む。我々が乗り込んだバスには車掌が乗務
しているので、そのままバスに乗り込んで着席する。O氏も私も別々の場所になったが2
人とも着席する。着席後、車掌が乗車券を売りに来る。
「桟橋まで」
と言い、乗車券を購入。運賃は2元5角である。
このバスには冷房が付いていないので、窓を開ける。バスの適度な揺れと夜風がとても
心地よい!40分程で桟橋に到着。
まだまだビールが進む!! | 舞台を見ながらビールを飲む |
さらに、舞台を飛び出し観客席へ! | ますます盛り上がる!! |
珍しい!?緑色のビール | スイカも旨! |
会場を後にします | バスに乗りました |
青島市街地を行く | 桟橋バス停到着 |
●夜景を楽しむ
桟橋でバスを降り、宿へ戻ろうとすると、O氏より桟橋へ行こう!という提案を受ける。
飲みすぎてフラフラ状態だが、夜景が楽しめるかも!という好奇心には勝てず桟橋へ行く。
すると予想を裏切らない桟橋のライトアップが!これは綺麗だ!
また周囲の夜景も美しい。暫く夜景を楽しむ。そして、宿に戻り就寝。
明日はついに帰国日である。
桟橋のライトアップ | 夜景を楽しむ |