8月13日(月)
●桟橋リベンジ!
 昨日、相当歩いた事もあり、今日は遅めに起床。8時過ぎに朝食を採り、10時頃にCheck out する。

本日の朝食 デザートは忘れずに!

 今日は北京への移動日であるが、飛行機利用という事もあり、午前中は観光する事がで きる。という訳で、昨日訪れたが見る事ができなかった桟橋と青島天主教堂を訪れる事に する。
 バスに乗り、旧市街へ向かい、栈桥(桟橋)バス停で下車する。まずは桟橋へ向かう。

 お!今日は桟橋への道が通れる!3度目の正直でようやく訪れることができる。
早速、多くの観光客に混じり桟橋を進む。両脇には多くの人が商売に励んでいる。土産品 を売ったり、記念撮影(デジカメで撮影し、プリンタで出力した写真を売る)等のサービ スを行なう所もある。また、海沿いの街という事もあり、貝殻などを売っている所もある。
 桟橋の先には八角亭「廻澜阁(廻瀾閣)」がある。中国らしい建物で桟橋の風景とマッ チしている。また回瀾閣は、青島ビールのロゴに描かれている建物である。尚、回瀾閣の 入口は閉じられており、中に入る事はできない。

桟橋バス停到着 ようやく渡れる!
では、桟橋を渡りましょう まもなく廻瀾閣
廻瀾閣到着 廻瀾閣
廻瀾閣より市街地を望む 頻繁にモーターボートを見かける

●旧市街へ
 桟橋を後にして、旧市街へ向かう。この付近はドイツ租借時代の雰囲気が残っている。 街路樹に囲まれ、その沿道には赤い屋根の家が立ち並ぶ。歩いていて本当に心地よい。日 本からお手軽にヨーロッパを感じられる街としてマカオ等があるが、青島もその中の一つ であろう。
 さて、今度は昨日訪れたものの、既に閉館時間を過ぎていた教会「青島天主教堂」を訪 れる。教会は旧市街から坂を登った所にある。入口で入場券(5元)を購入して中へ入る。 中は、正に教会。お祈りを捧げて教会を後にする。

青島天主教堂

入場券を購入 中に入りました
教会内へ入りました 見事な壁画

●新市街へ
 教会を出ると既に12時を回っていた。そろそろ食事を採りたい時間だが、まずは空港行 きのリムジンバス乗り場を探す。旧市街から空港へ向かうリムジンバスが青島火車站から 乗車できるので、まずは青島火車站へ向かう。しかし、青島火車站は現在、工事真っ最中 で乗り場が判らない。確実に空港へ行く為、新市街からのバスに乗る事にする。

教会より旧市街を見下ろす 歩道を塞ぐ大胆な干し方!
旧市街(その1) 旧市街(その2)

 尚、新市街~空港間のリムジンバスは30分に1本あるのに対し、旧市街からは1時間に1本 と本数が少なく、座席定員に達すると乗車不可能になる為、確実に乗る為には始発から乗 るのが望ましい。(旧市街からのリムジンバスの始発は青島火車站ではない)

青島火車站へ向かうトロリーバス 青島火車站 旧駅舎
駅舎付近は工事中 何処かで見た事のある列車達

 そこで、食事は新市街で採る事にし、青島火車站からバスに乗り、新市街から出るリム ジンバス乗り場へ向かう。乗り場は海天大酒店で、昨日、航空券を購入した旅行会社が入っ ているホテルである。既に行った事がある場所なので、道に迷う心配は無い。

●昼食
 海天大酒店到着後、まずは昼食を採る事にする。海天大酒店は大通りに面しているが、 その大通りにはレストランが見当たらない。もちろん、海天大酒店内にはレストランが併 設されているが、そこは高級ホテル。かなり高くなってしまう。ちと失敗したと後悔する が、再び旧市街地に戻る時間は無いので、少し路地に入り、レストランを探してみる。す ると何件かのレストランを発見!その中で一番人が入っている店を選び中に入る。店の前 の看板では餃子が美味しそうな店である。
 入ったレストランもホテルに併設されている所で、結構値段が高そうな店である。小姐 に席へ通され、メニューを確認しようとするが、メニュが無い!小姐に

「有菜单吗?」(メニューはありますか?)

と確認すると、なんと

「没有」(ありません)

とのこと。うーん、何故だ? すると、小姐に料理が陳列されている場所へと案内される。そこで料理をPick upする Systemである。一種のバイキング方式である。一通りの料理を見るが、なんと餃子が無い! 店の前の看板には確かに「餃子」という文言があった。

という訳で小姐に

「有饺子吗?」(餃子はありますか?)

と聞く。すると

「有」(有りますよ)

とのこと。小姐に料理が陳列されている場所の奥に通される。そこには餃子に入れる具が 陳列されている。なるほど、ここで餃子に入れる具を選択するのね!うーむ、なるほど。 そこで各々好きな餃子を頼み、席へと戻る。
着席後、ビールを注文し、餃子が仕上がるのを待つ。

ビールを飲みながら暫く待つと餃子到着!うん!旨い!!

本日の昼食 ご馳走様でした

●空港へ!
 お腹も満足した所で、空港へと向かう事にする。海天大酒店へ向かい、バス乗り場を探 す。ホテルの駐車場にいる警備員にバス停の場所を確認し、そこへ向かう。発車直前にバ ス停に到着。バスに乗り込み、車内で車掌より乗車券を購入する。
 バスは満席に近い状態で空港に向けて出発する。約1時間後、空港に到着する。

リムジンバスに乗りました 青岛流亭国际机场到着

●昼食代より高いコーヒー
 空港には3時半過ぎに到着。離陸時間まで2時間半あり、まだCheck inが始まっていない。 暫く休憩しようとするが、空港は利用客で混雑していて待合室の座席は全て埋まっている。 という訳で喫茶店に入りCheck inまで休憩する事にする。喫茶店も混雑しており、座席は 殆ど埋まっている。座席をKeepし、O氏にアイスコーヒーを購入してきてもらう。O氏が 注文した後、値段を確認するとびっくり!

アイスコーヒー1杯40元!(約640円)

 ちなみに、先程食べた餃子は一皿25元程。即ち、アイスコーヒー1杯が餃子一皿の1.5 倍以上!
空港の物価は高いとは言え、ここまで高いとは。しかも、ここまで高価な喫茶店でも満員 御礼。中国も裕福な人が増えている証拠である。

喫茶店に入りました アイスコーヒーを飲みながら待つ

●混雑!
 アイスコーヒーを飲み終わり店を出ると、既に北京行きのCheck inが始まっている。列 に並びCheck inを行なう。
今回の航空券はe-Ticketである。昨日、航空券を発券した貰った際、航空券では無くe-Ti cketの控えを貰っている。窓口にe-Ticketの控えとPassportを差し出し、Check inを行な う。手荷物が無い事を告げ

「有窗边座位吗?」(窓際の座席はありますか?)

とRequestする。
手渡された航空券は希望通り窓際の席がassignされている。
 手荷物検査を受け搭乗口へと向かう。指定された搭乗口はバス乗り場。今回もバスで飛 行機まで向かう。しかも、非常に混雑している。座席も全然空いていない。他の搭乗口は 閑散としていて、ゆったりと待つ事ができるのだが、ここは修羅場。搭乗口が足りないの だろう。事実、ターミナルの拡張工事が行なわれている。

 時間が近づき、指定された搭乗口へと向かうと、上海行きの手続きが行なわれている。 上海行きの乗客が大勢バスを待っている状況である。バスが到着し、上海行きの乗客が全 員乗り込んだ後、ようやく北京行きの搭乗が始まる。離陸まで15分前、航空券によると搭 乗口が閉鎖される時間である。北京行きの乗客はまだ疎らなのか、小型バスで飛行機まで 案内される。

搭乗口の様子 混雑するバス乗り場

 今回の機材は737-800、小型機である。最初、余裕があった座席は徐々に乗客が乗り込 み、結局満席状態で離陸する。

青岛流亭国际机场18:05 → 北京首都国际机场19:15 SC4655(山东航空公司/山東航空)

 離陸前に飴が配られ、離陸後暫くしてから、おしぼり、水とお菓子が配られる。この便 では機内食は無い模様である。 飛行機はあっと言う間に着陸態勢に入り、北京首都空港に着陸。飛行機自体は約30分遅れ での到着であるが、フライト自体はあっと言う間であった。
(注釈に★が付いている写真はクリックすると大きな画像が表示されます)

飛行機まで案内されました 搭乗しました
★安全のしおり ほぼ満席
北京を目指す 水と菓子が配布。菓子はイマイチ

●初めての北京  今まで上海、深圳などの大都市に訪れた事はあるが、首都である北京は初めてである。 期待が高まる。
 空港を出て、西单行きのリムジンバスに乗車。運賃は16元である。青島より1元高いが、 北京はいきなり高速道路に入り、市街地へと向かう。青島のリムジンバスは一般道を通る ので、高速代金を考えると、こちらの方がお得感がある。

 高速道路を順調に進むが、市街地に近づくと徐々に混雑してくる。さすが首都、ネオン が青島より全然多い!夜なのにとても明るい。高速道路を降り、街の中心部を暫く走ると 天安門広場が見えてくる。

眩しい程の黄色に輝くネオン!
おお~!!!凄っ!!!!

ライトアップされた天安門広場

 天安門広場を過ぎると、まもなく終点、西単に到着。
バスを降りるとチラシを配る客引きの洗礼!客引きを掻き分けて地下鉄の駅へ向かう。 西単のバス乗り場は航空券を発券する旅行会社が並んでいる。客引きはどうやら旅行会社 のチラシを配っている様である。

 西単の地下鉄の駅はすぐ目の前にあり、早速駅に入る。窓口で目的地「天安門東」まで の乗車券を購入する。運賃は3元である。 (ちなみに1号線、2号線利用の場合、運賃は3元均一) 僅か2駅であるが、今回の中国旅行、初の鉄道乗車である。

西単に到着 西単車站から地下鉄に乗車

●夜の宿探し
 天安門東車站からは宿探しである。住所と地図を照らし合わせると結構遠い。15分程歩 いて宿に到着。今回は道に迷う事無く本日の宿「华西智德饭店」に到着。既に時刻は21:30 を回っている。これから宿探しを行なうには辛い時刻である。予め宿を押さえておいて 正解であった。
 入口は門になっていて、中に入ると中庭になっている。ロビーは中庭の奥の建物にある。 早速、Check in手続きを行なう。今日の宿は英語も通じる。だからか不明だが、欧米人の 宿泊客が多い。この宿で3泊する事になる。
 Card key(房卡)を受け取り、部屋へ向かう。1泊300元弱の部屋であるが、清潔で良い 感じである。暫く休んだ後に、夕食を食べに行こうと出掛ける事にする。しかし、一旦外 に出るものの既に夜の10時を回っている事もあり、今日は止めておく事にする。ロビーで ビールを購入の上、部屋で飲み就寝する。

まもなく宿に到着