2007年11月25日(日)
●ぎりぎりの明暗
朝、温泉に入ったり、ゆっくり食事していると、乗車予定の列車の発車時刻が迫ってく
る。急いでチェックアウトして函館駅へと向かう。
朝食はバイキング! |
ホテルから駅までは意外と距離がある。間に合うかどうか微妙な所である。O氏は無理 して乗車予定の列車に乗りたくはないと言った様子。それには理由もあり、まもなく発車 する「スーパー北斗3号」と次の便の「北斗5号」、実は車両が異なる。O氏としては「北 斗5号」の車両に興味があるらしい。
函館駅到着 間に合うか? |
結局、私は間に合ったものの、O氏は間に合わなかった。列車発車後、連絡の上、本日 の訪問先で合流する事にした。O氏には申し訳無いが先に観光させて頂くことにする。無 理せずタクシーを使えば余裕で間に合ったし、さらに売店で買い物も出来た。判断をミス ったと反省。
●洞爺湖へ
今日は、まず洞爺湖へ向かう。函館から特急に乗車し約1時間半、洞爺駅で下車。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
函館8:30 → 洞爺10:05 | スーパー北斗3号 | 札幌 | 5003D |
まもなく洞爺駅 | スーパー北斗3号 |
洞爺駅到着 | 洞爺駅駅舎 |
駅前のバス停 | バスが来ました |
洞爺駅から洞爺湖あでは洞爺湖温泉行きのバスで向かう。バスは駅前のバス停から発車
している。まずは時刻で発車時刻を確認。すると次のバスは10時21分発。それ程待たずに
乗れそうだ。時刻通りバスが到着し、洞爺湖へと向かう。約20分で洞爺湖温泉バスターミ
ナルに到着する。
乗車 → 下車 | 交通機関 | 行先 | 運賃 |
洞爺10:21 → 洞爺湖温泉10:39 | 道南バス | 洞爺湖温泉経由 東町 | 320円 |
洞爺湖温泉バスターミナル |
次に洞爺湖から有珠山へ向かう事にする。しかし、バスターミナルの切符売場で有珠山 へ行くバスの時刻を確認すると、この時期、バスの運行が無いとのこと。従って、有珠山 へ向かうためにはタクシーしかない。さすがに1人でタクシーで有珠山を往復するのは辛 い。洞爺湖温泉に浸かりながらO氏と待つ事も考えるが、合流後に温泉に入る筈なので没。
●感動!昭和新山!
さて、どうしようかと、色々考えていると、おばちゃん3人グループの人が話しかけて
くる。
「有珠山までタクシーで行くので一緒に行きませんか?」
折角なので、ご一緒させて頂く事にする。
タクシーは暫く洞爺湖沿いの道道2号線を走る。車窓から見える洞爺湖が美しい。その後、
右折して道道703号線に入り、出発から10分程度で有珠山ロープウェイの乗り場がある昭
和新山に到着する。ロープウェイ乗り場に行く前に昭和新山が良く見える場所があったの
で、車を停めて見学させて頂く。天気も良く山全体を見渡す事ができた。赤茶色の岩肌が
剥き出しになっていて、さらに所々から煙が出ている。この山が今尚活動している事が判
る。この力強さに感動!
ちなみに、昭和新山は1943年~1945年の間の火山活動で元々畑だった場所に隆起してで
きた山である。僅か2年で畑が山になってしまうのだから、自然の力は凄まじい。
昭和新山の見学後、ロープウェイ乗り場へ向かう。おばちゃんグループにお礼を言って
割り勘分の料金を支払う。最初、払う必要が無いと言って下さったが、さすがにそういう
訳にはいかない。再度、十分にお礼を言った後にお別れする。
洞爺湖沿いを行く | 昭和新山 |
●有珠山山頂へ
次に有珠山山頂へ向かうべく、ロープウェイ乗り場へと向かう。まず、ロープウェイに
乗る前にコインロッカーにて荷物を預ける。今回持ってきた鞄が意外と大きい為、最初、
ロッカーに入らないかと思ったが、工夫の上、なんとか入れる事ができた。しかし、その
間にロープウェイが出発してしまう(涙)
次の便は案内板によると15分後である。往復乗車券(1,450円)を購入の上、暫く待つ事
にする。ちなみに、有珠山ロープウェイの乗車券はEdyで購入可能。便利になったもので
す。乗り場付近で時間を潰してると、改札開始の案内放送が流れる。あれ?まだ5分程し
か経っていないのに、と思ったら臨時便が出るらしい。これは嬉しい。ロープウェイに乗
り、山頂へと向かう。
山頂はさすがに寒い。さすがに寒いと思う人が多いのか、防寒着の無料レンタルサービ
スが行なわれている。山頂には2つの展望台がある。1つは有珠山の火口原展望台。もう
1つは昭和新山・洞爺湖の展望台である。まずは火口原展望台へ向かう。階段を10分弱登
ると到着。有珠山の火口を近くから見る事ができる。しかし、もう一つの目的である山頂
からの展望については、雲に覆われ、見晴らしはイマイチ。うーん、残念。
一旦ロープウェイの駅まで戻り、次に昭和新山・洞爺湖の展望台へ向かう。こちらは、
ロープウェイの駅の裏手にあるので、すぐに到着。こちらも曇っているものの火口原より
かは見渡し良好。
ロープウェイ乗り場 | 改札口 |
乗車しました | 火口原 |
展望台より昭和新山を見下ろす | 昭和新山とロープウェイ |
●合流
有珠山山頂にて2つの展望台を見た後、O氏待ち合わせ場所を決める。すると、ここ、
有珠山山頂まで来るとのこと。暫くロープウェイの山頂駅で待つ。山頂駅には有珠山の模
型や火山が出来るまでの過程を紹介したパネル等があり、それらを見ていると退屈しない。
O氏と無事合流し、再度、昭和新山・洞爺湖の展望台で景色を楽しんだ後に下山する。下
山後、コインロッカーから荷物を取り出す。
●洞爺湖温泉
ロープウェイ乗り場の前にタクシー乗り場があるが、残念ながらタクシーは停まってい
ない。乗り場にタクシー会社の電話番号が記載されているので、電話でタクシーを呼び、
洞爺湖へ戻る。次は温泉に入る事にする。タクシーの運転士にお薦めの日帰り温泉を聞き、
そこへ向かう。向かった先はホテルの日帰り温泉。最上階に温泉があり、湯船に浸かりな
がら洞爺湖を一望!曇り空とは言え、温泉から見る洞爺湖は格別!
閑散としたタクシー乗り場 |
入浴後、洞爺湖を後にし、本日の最終目的地である登別温泉へ向かう。まずは、洞爺駅
へ戻るべくバスの時刻を確認する。すると、その間にバスがホテルの前を通過してしまう。
がーん!やっちまった(涙)
次のバスは約1時間後。しかも、その1時間後のバスに乗って洞爺駅に行っても列車が
無く、1時間駅で待たなければならない。とりあえず、バスターミナルへ向かって作戦会
議する事にする。O氏とバスターミナル内の時刻表を確認すると洞爺駅以外に伊達紋別駅
へ行くバスがある事が判る。しかも、このバスで伊達紋別到着後、すぐに特急に乗れる!
もはや、このバス以外に選択肢は無い!
乗車 → 下車 | 交通機関 | 行先 | 運賃 |
洞爺湖温泉15:20 → 伊達紋別15:53 | 道南バス | 伊達紋別経由 室蘭港 | 580円 |
予め、運転手に15:57の列車に間に合うかを確認すると、ぎりぎりとの事であったが、 定刻通り伊達紋別駅に到着。乗車予定の特急に間に合う。
運転手さん、ありがとう!
室蘭港行きバス | 洞爺湖沿いを行く |
伊達紋別駅到着後、すぐにホームへと向かう。指定券を取る時間も無いので、自由席車
両に乗車する。登別までは約30分である。30分と言っても北海道の特急列車。かなりの距
離がある。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
伊達紋別15:57 → 登別16:24 | スーパー北斗13号 | 札幌 | 5013D |
●登別温泉
登別からバスに乗り、本日の最終目的地である登別温泉へ向かう。登別温泉まではバス
で15分程である。時刻表を確認すると登別温泉のバスターミナルが終点の便と、登別温泉
のバスターミナルを経由後、主要ホテルを回る便がある。それぞれ次の便が
バスターミナル行きの発車時刻 16:37
主要ホテル行きの発車時刻 16:45
と殆ど時間が変わらない為、今日宿泊するホテルの目の前まで行く後者の便で行く事にす
る。
乗車 → 下車 | 交通機関 | 行先 | 運賃 |
登別駅16:45→パークホテル前17:00頃 | 道南バス | 登別温泉経由プリンスホテル前 | 330円 |
バスを降りると直ぐ目の前が本日の宿。早速Check in.
名湯、登別の温泉と食事を満喫し、就寝。
本日は和洋室 | 乾杯~! |
2007年11月26日(月)
●札幌へ
朝風呂を楽しみ、9時半頃にCheck out.
今日は札幌へ向かい、札幌散策後、北斗星で東京に戻る予定である。まず登別駅までバス
に乗車する事になるが、その前に地獄谷を見学する。
宿を出発 | 温泉配管の工事中 |
地獄谷到着 | 地獄谷 |
地獄谷見学後、バスで登別駅まで行く。到着後、みどりの窓口にて札幌行までの指定券を
抑える。残席5とぎりぎりであったが、とりあえず確保する。
列車到着まで暫く待合室で待つ。乗車する列車は昨日も乗った「スーパー北斗3号」である。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
登別10:41 → 札幌11:47 | スーパー北斗3号 | 札幌 | 5003D |
駅構内にて |
再びスーパー北斗3号に乗車 |
●札幌新名物!スープカレー
札幌到着後、コインロッカーに荷物を預けてから行動開始!
まずは、お昼という事もあり、昼食を採る。事前に会社の同僚より教わったお勧めのスー
プカレー屋へ向かう。
店の場所は、さっぽろ駅より地下鉄東豊線に乗車し、豊水すすき駅下車2分。駅からと
ても近く、あまりにの近さに道に迷う(笑)
スープカレーは何度か食べた事があるが、じゃがいも等の具材を丸ごと載せる豪快さが特
徴。北海道という事もあり、それぞれの具材の持つ味もGood!!とても美味しく頂けました。
スープカレー 素材でかっ! | ご馳走様でした |
●食後はだら~っと
食後は、某テレビ局を訪問したり、お土産を買ったりしながら北斗星発車までの時間を
過ごす。
某テレビ局の隣接した公園 |
ひと段落した後、O氏曰く、品薄で札幌駅周辺では売っていない北海道限定土産を求め、
地下鉄で新札幌まで行ってみたりする。が、新札幌でも購入できず。うーん、残念!
新札幌からの帰りはJRに乗車。時刻表を見ると、すぐに列車が来るらしいので急いで
ホームへ向かう。来た列車は快速エアポートだが、車両はデビューしたての新型特急!
乗り放題の切符もある事だし、そのまま旭川方面で旅立ちたくなるが、ここは我慢。
札幌で下車する。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
新札幌16:47 → 札幌16:55 | 快速エアポート163号 | 旭川(札幌から特急) | 3933M |
新札幌駅前 | ホームに到着 |
快速エアポート(札幌からは特急) |
●北斗星で帰京
札幌到着後、最後の土産を購入した後、大通り公園へ向かう。この時期、テレビ塔等が
ライトアップしており、それを見に行く為である。
ライトアップが美しい。しかし、11月とは言え、さすがに北海道。とても寒い!!
暫くの間、ライトアップを楽しんだ後、札幌駅へ戻り北斗星を待つ。
テレビ塔のライトアップ |
ライトアップ | 札幌駅へ戻ってきました |
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
札幌19:27 → 上野11:19 | 北斗星4号 | 上野 | 4レ |
北斗星入線後、早速乗車。まずはロビーカーを目指す。ロビーカーにて夕食を食べる。 札幌駅で買った弁当を広げ、乾杯!
帰りは2人とも個室を取る事ができた為、飲み会も程々にして、ひと段落した所で、 それぞれの個室へと戻る。残り少なくなった旅の時間を過ごす。
翌朝、食堂車で朝食を採り、11時過ぎ、上野駅に到着し、北海道の旅が終了する(完)
札幌駅ホームに到着 | 早速ロビーカーへ |
ロビーカーにて弁当を広げる | 頂きます! |
車窓をゆっくり眺める | 上野駅に到着 |