●Prologue
ある日、会社の友人であるKさん、N君より、会社のイベントのお誘いを受ける。
場所はKさんとN君の元上司であるAさんの職場がある静岡県某所。
私もお世話になった方でもあり、参加させて頂く事になり、Aさんにも快諾頂く。
そして、折角、静岡へ行くなら観光もしよう!という事になり、1泊2日の旅として企画
する事になった。
2007年7月21日(土)
●まずは新宿へ
今日の目的地は静岡県の三島である。新宿から三島に行くには色々と行き方があるが、
今回は小田急線経由の特急「あさぎり」で行く事にする。
理由はKさん、N君と集合する場所として、町田が適当だった為である。もっとも、今回、
乗車券が別手配で、乗車する車両が異なる事もあり、殆ど現地集合となる。しかも、Kさ
んとN君は、ここぞとばかりにグリーン車をChoice!!セレブなお二方である。
私は小田急線に乗るべく新宿へ向かう。8時半頃に自宅を出発し9時過ぎに新宿駅に到
着する。「あさぎり」の発車まで1時間程度ある。ちと早く行き過ぎてしまう。
ホームへ行っても列車に乗る事はできないため、まずは朝食!という事で駅構内にある
「箱根そば」で蕎麦を頂く。天ぷらそばが旨い!その後、適当に時間を潰し、10時頃ホー
ムへ入る。まだ早すぎるのか列車は入線していない。
箱根そばで朝食 | 天ぷらそば |
隣のホームには10分前に出発する「スーパーはこね」が停車中。
車両は新型ロマンスカー「VSE」である。暫くすると、「あさぎり」も到着。こちらは
JR東海の371系という車両で、小田急線上を走る唯一のJR車両である。
ちなみに、小田急線の代々木上原駅でもJR常磐緩行線の車両を見る事ができるが、
こちらは小田急線を走行する為に必要な保安装置「OM-ATS」を装備していない為、
小田急線への乗り入れはできない。
改札内に入りました | 「あさぎり3号」案内 |
新型ロマンスカー「VSE」 | あさぎり |
●出発!
「スーパーはこね」を見送った後、「あさぎり」に乗車。「あさぎり」自体には乗車し
た事はあるが、JR東海の371系に乗車するのは初めてである。この車両、1編成しか存
在しない為、乗車チャンスがとても少ないのである。今回は1号車の前方の座席がassign
されている。
「あさぎり」に乗車 | 「あさぎり」車内 |
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
新宿10:20 → 沼津12:17 | あさぎり3号 | 沼津 | 0403M(JR線内は3M) |
列車は小田急線内を走り、町田、本厚木と停車して行く。町田ではKさん、N君が乗車 したが、彼らはグリーン車の旅を満喫しているので、終点で合流する事になる。新松田の 手前でJR線へと入り、そのままJR松田駅へと滑り込む。
松田駅で運転士交代し、これより先はJR東海の運転士が乗務する。今日は研修中なの か、2名乗務である。2名乗務の場合、運転する方も気合が入るらしく、「出発進行!」 等と、きびきびと指差喚呼している。なかなか頼もしい。定刻通りに沼津駅に到着する。
小田急線内を順調に進む | JR線への連絡線を通る |
JR線内は2人乗務「出発進行!」 | 沼津駅入線中 |
●合流
沼津駅到着後、Kさん、N君と合流、早速、三島駅へ向かう。乗換え時間が4分しかな
い為、急いでホームへ行く。ホームには既に熱海行きの列車が停車している。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
沼津12:21 → 三島12:26 | 普通 | 熱海 | 1446M |
列車は3両編成で車内はかなり混雑しているが、一駅なので、あまり問題ではない。 僅か5分で三島駅に到着する。
熱海行きに乗車 | 熱海行きの列車 |
三島からは伊豆箱根鉄道に乗り換え、三島広小路へ向かう。運賃は初乗り運賃130円。
初乗り運賃が130円というのは、全国的にも相当安い部類に入ると思う。一駅、わずか
2分の旅である。三島広小路駅は駅舎、ホームを始め駅看板が歴史を感じさせる佇まいを
見せる。とても味わい深い駅である。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
三島12:38 → 三島広小路12:40 | 普通 | 修善寺 | 65列車 |
JR、伊豆箱根鉄道の連絡改札 | 修善寺行きの列車 |
味のある駅名看板 | 改札口 |
●うなぎ
三島の名物と言えば「うなぎ」 と言う訳で昼食はうなぎを食べる事にする。今回は、
三島広小路から徒歩5分強の場所にある「うなよし」 有名店なだけあって行列。お昼時
なので仕方ないか。30分程待って、ようやく中に入る事ができた。
店へと続く行列 |
私は「並」のご飯大盛を注文するが、セレブなKさん、N君は「特上」を注文!
さらに、ご飯を大盛にしようとするが、店員さんに
「特上は普通盛でもご飯が多いから!」
と制止される(笑)
そして、特上のうな丼はご飯普通盛でもご飯が多い!大丈夫か!?
とりあえず、まず一口。うん、旨い!30分待った甲斐が十分にあった!
とても旨いが、並のご飯大盛は、とにかく量が多い!なんとか完食する。
さて、特上のご飯は、並のご飯大盛より遥かに多い。結局、2人とも完敗してしまう。最
初、ご飯大盛!と店員に威勢の良い事を言っていたという事もあり、Kさんはショックだ
った様である。
うな丼 量多! | なんとか完食 |
●三嶋大社
今日の夕方からAさんと合流し、会社のイベントに参加するが、合流までは、まだまだ
時間がある。そこで、それまでは三島市内を観光する。まずは三嶋大社。ここは、私とK
さんのRequestによるものである。
三嶋大社は三島広小路駅から徒歩圏内なので、「うなよし」から、そのまま歩いて行く
事ができる。3人とも、お腹一杯で苦しいので、食後の運動という事で丁度良い。20分位
歩いて三嶋大社に到着する。早速参拝。本殿は堂々とした佇まいを見せ、心が和む。
参拝後、御朱印を頂いてから三嶋大社を後にする。
三島広小路まで戻ってきました | 三島広小路付近の小川 |
三嶋大社到着 | 三嶋大社本殿 |
●柿田川湧水
三嶋大社の参拝後、まだ1時間程時間があるので、もう1箇所回る。柿田川湧水へと向
かう。私は1度、訪れた事があるが、とても気に入ったので、Kさん達にも是非見て貰い
たい。但し、バスで行くと時間が掛かりそうなのでタクシーで行く事にする。すると、丁
度流しのタクシーを見つけ、そのタクシーに乗車。柿田川湧水へ向かう。
柿田川湧水は国道1号沿いにある、幹線道路のすぐ側に、自然に囲まれた湧水群がある
のは、なんとも不思議な感覚に陥る。幹線道路が湧水群に悪影響を与えなければ良いのだ
が。
コンコンと湧き出る湧水を見ると、何とも心が和む。この湧水の源流は富士山に積もっ
た雪と言われており、実に100年の時を経て湧き出ているとか。ちなみに100年という根拠
は現在の湧水量と100年前の富士山の積雪量の変動が一致しているからだとか。Kさん、
N君共に満足して頂けたようだ。
ここで湧水が飲める |
柿田川湧水(その1) | 柿田川湧水(その2) |
柿田川湧水(その3) | 見学後、土産屋で小休止 |
●イベントへ参加
Aさんとの待ち合わせ時間が近づいた為、タクシーでその場所へと向かい、Aさんと合
流。その後、会社のイベントに参加。終了後、Aさん宅で飲み会。途中、Kさんが帰宅し、
N君と私は、そのままAさん宅に泊めて頂く。
2007年7月22日(日)
●伊豆観光
今日はAさん、N君、私の3人で1日伊豆観光である。Aさん宅で朝食をご馳走になり、
9時過ぎにAさんの車で出発!伊豆半島を南下する。R136号を進み西伊豆を目指す。土肥
で海沿いに出て、程なく恋人岬に到着。ここで、1回目の休憩。風光明媚な所であるが、
今日は曇り空で景色はイマイチ。なんとか晴れて欲しいものである。
R136号を進む | 海に出ました! |
恋人岬 | 生憎の曇り空 |
●堂ヶ島観光
R136号をさらに南下すると堂ヶ島に到着。駐車場に車を止め、堂ヶ島観光とする。ここ
は洞窟巡りの遊覧船が出ているので乗る事にする。お土産屋前の切符売り場でで乗船券を
購入し、遊覧船乗り場へ向かう。
遊覧船は数多くの島々を間近で見ることができる。色々な島を見物した後は、お楽しみ
の洞窟巡り!船が狭い洞窟に潜入する!これは面白い!!暗い洞窟内を通ると思いきや、
途中、天井にぽっかり穴が開いている箇所(「天窓洞」と言うらしい)があり、そこから
光が差し込んでいて適度な暗さである。洞窟の雰囲気を醸しだしつつ、かと言って真っ暗
では無い。かなり楽しめた。
下船後は海辺に出て島々を眺めたり、先程、遊覧船で見た天窓洞を上から見物する。
遊覧船乗り場へ来ました | 早速乗りましょう! |
出航! | 間近で島々を眺める |
洞窟巡りへ向かいます | いざ!洞窟へ!! |
洞窟内部 | 洞窟を出ました |
港に戻ってきました | 下船しました |
天窓洞へ | 天窓洞 |
遊覧船が来ました | 海辺より洞窟を眺める |
●伊豆一周!
私の考えた本日の行程は、適当に南下しつつ、来た道を戻感じだったが、堂ヶ島まで来
ると伊豆最南端はそれ程遠くない。相談の結果、伊豆の最南端まで目指すことになった。
という事で、さらにR136号を南下する!
途中、松崎付近で昼食を食べ、さらに南下を続ける事1時間、石廊崎に到着。有料駐車場
に車を止め、歩いて石廊埼灯台を目指す。恋人岬では曇っていた空もいつの間にか晴天に
なっていて、肌がじりじり焼けてくる。かなり気温が高くなりそうだ。道を進むと植物園
らしき建物を見かける。が、すでに閉鎖されている様である。さらに進むと目的の灯台が
見えてくる。
また、今日は灯台の一般公開日らしく、中を見学する事ができる!なんとも運が良い。
灯台内に入り、灯台の上で景色を眺める。快晴の中、灯台の上から見る伊豆の海は最高で
ある!
昼食を採りましょう! | 伊豆ならではの海の幸 |
石廊崎の駐車場に到着 | なんと灯台の一般公開日! |
石廊埼灯台到着 | 灯台内へ入りました |
灯台より海を眺める | 遊覧船を発見 |
青く美しい海 |
●北上
石廊埼灯台を後にし、これより伊豆半島の東側を北上する。途中、下田にある「まどが
浜海遊公園」で休憩しつつ順調に北上。
しかし、そのまま北上すると渋滞が予想される為、ここでルートを変更。
河津より県道14号線に入り、その後、R414号、R136号と経由して修善寺へ向かう事にする。
伊豆急下田駅前を通過 | まどが浜海遊公園 |
海遊公園より海を眺める | ループ橋を通る! |
●温泉
折角の伊豆、温泉に入らずして帰るのは勿体ない!という事で温泉へ行く。今回は修善
寺温泉へ向かう。温泉街を進み、駐車できる日帰り入浴施設で入浴。
入浴後、夕暮れの渋滞するR136号を進みつつ無事にAさん宅に帰着。Aさん運転大変お
疲れ様でした!
最後に渋滞... |
●うなぎ 第2弾!
最後にもう一度、うなぎを食べたい!という事で再び三島広小路駅に向かう。昨日は駅
から徒歩5分強の場所にある「うなよし」であったが、今回は駅前にある「桜家」へ行く。
中に入ると奥の部屋へ通される。まずはビールで乾杯!風呂上がりのビールはやっぱり旨
い!続いて鰻重登場。ここも旨い!三島の鰻はとても美味しい。
桜家到着 | まずは一杯! |
鰻重到着! | ごちそうさまでした |
●帰京
鰻を満喫した後は歩いて三島駅へ向かう。乗車券を購入し、列車の発車時刻まで駅近く
の喫茶店で待つ。
談笑していると、あっという間に発車時刻が近づき、ここで2日間、とてもお世話に
なったAさんとお別れする。
この場を借り、御礼申し上げます。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
三島20:54 → 東京21:56 | こだま588号 | 東京 | 588A |
N君と新幹線ホームへ向かう。
帰りはサクッと新幹線。三島から東京まで約1時間。ちゃんと新幹線を使えば三島は近い んだなぁと実感(笑)
23時前に無事に帰宅し、2日間の旅を終える(完)
三島駅 | 新幹線ホームに到着 |
新幹線に乗車 | 東京駅到着 |