2009年5月5日(水)
●東横インで朝食
昨日から宿泊した東横イン釜山駅前。日本の東横インと同様、朝食が無料!
という訳で朝食会場へ向かいましょう。
韓国という事もあり、キムチがありました。
韓国料理とキムチは切っても切り離せませんね。
そして、美味しく朝食を頂いた後はコーヒーを頂きます。
コーヒーの味はノーコメント(笑)
朝食会場 | いただきまーす! |
食後のコーヒー | ご馳走様でした! |
●いざ、慶州へ!
今日は釜山を出て慶州へと向かいます。
釜山から慶州へはバスが一般的ですが、KR-Passを持っているという事もあり列車で行きます。
まずは地下鉄に乗って慶州方面行きの列車が出る釜田(Bujeon/プジョン)驛へ向かいます。
尚、釜田驛はKORAILの駅で、地下鉄は釜田洞(Bujeon-dong/プジョンドン)と駅名が異なるので注意が必要です。
乗車駅 → 下車駅 | 系統 |
釜山驛(113)→釜田洞(120) | 釜山地下鉄1号線 |
地下鉄、釜田洞驛からKORAIL釜田驛までは歩いて3分程。
少々道に戸惑ったものの無事に到着。
地下鉄 釜田洞 | KORAILまで歩く |
KORAIL釜田驛 | ホームを見下ろす |
●セマウル号の旅
慶州まではKORAILの在来線、東海南部線に乗車。
セマウル号とムグンファ号が走っているが、優等列車であるセマウル号の方が本数が少ない。我々はKR-Passを持っているので、是非とも優等列車であるセマウル号に乗りたい。
という訳で予め時刻表で確認済み。
次の列車は当然セマウル号である。
窓口へ行き、セマウル号の乗車券を発券して貰いましょう。
「タウム セマウル ギョンジュ トゥジャン ジュセヨ!」
(次のセマウル 慶州 2枚下さい!)
係員に「ギョンジュ」と確認され、無事に発券される。
早速、ホームへ向かいましょう。
ホームには既にセマウル号が停車中。
もう車内へ入れるようだ。
釜田驛 切符売場 | 釜田驛に停車中のセマウル号 |
今回乗車する釜田始発のセマウル号はソウル行き。
長距離を走るという事もあり、車内にはカフェも付いている。
日本でも以前は九州を走る特急「つばめ」にビュッフェの形で連結されていましたが、九州新幹線開業後、「リレーつばめ」に名前が変わった時に外されてしまいました。
営業面の効率のみを追求しがちな日本の優等列車において、列車の旅そのものを楽しめる「つばめ」の様な列車が再び現れて欲しいものです。
韓国では今でも健在。
鉄道の旅を楽しめる施設は心躍るものがあります。
では、早速カフェに入ってみましょう。
釜田発ソウル行き | カフェ車輌 |
車内は落ち着いた雰囲気の客室とは違う別世界。
PCで遊べたりPlaystation2のGameができる様です。カフェと言うよりゲームセンターと言った感じでしょうか。ど派手な内装は国民性なのかな?
落ち着いてコーヒーを飲みながら景色を楽しむという雰囲気では無さそう(汗)
そのまま車内を歩いて指定された座席へと向かいましょう(笑)
定刻通り列車は慶州へ向け出発する。
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
釜田09:00→慶州10:45 | セマウル | ソウル | 1054 |
PCが置かれています | こちらはゲームができる様です |
車内の様子 | 出発! |
2010年5月現在、東海南部線は全線単線で、釜田から慶州間は非電化区間。
大きな都市である釜山市内をディーゼルエンジンを轟かせながら地平を行く。
途中、何度も市内の踏切を横切っていく。
単線非電化という事もあり開かずの踏切ではないが、交通量の多い道路を遮ると渋滞の原因となる。そう感じている人が多いのか、横に高架線の建設工事が行われている。
そう遠くない日、釜山市内の東海南部線は立体交差化される事だろう。
昨日訪れた海雲臺を過ぎると釜山の街を出て海岸沿いを走る。日本海だ!
前回、東海南部線を通った時は夜だったので日本海を眺める事ができなかった。
やっぱり海沿い走る路線は昼間通るに限ります!
車内は釜田発車時はガラガラだったが、停車駅ごとに乗客が増えてくる。
ちなみに途中駅ですれ違う釜田行きの列車は超満員。
単線非電化と言っても需要は多そうだ。
東海南部線を北上して慶州驛に到着。
早速、観光へ行きましょう!
ちなみに慶州驛の駅構内にはコインロッカーがあります。
荷物が多くても安心です。
日本海沿いを行く | 慶州驛に到着 |
まずは駅舎へ入りましょう | 慶州驛構内のコインロッカー |
●慶州世界遺産巡り(その1)
慶州は世界遺産の街。前回、慶州を訪れた際、市内の歴史地域を回ったので、今回は慶州周辺にある所を回る。
最初に訪れるのは佛國寺(仏国寺/Bulguksa/プルグクサ)、慶州驛からバスで向かう。
バス停は前回訪問時に確認済みの為、迷う事無く到着。
既にバスが到着している。早速乗りましょう!
と思ったら超満員!
快適な座席バスだが座れなければ意味が無い。
これは辛いし1500Won払う意味がない。
という事で1本見送る事にしましょう。
バスを見送ると、すぐに別の系統のバスがやってくる。
系統が違うものの、このバスも佛國寺へ行く系統。
乗りましょう!
このバスは一般のバスで運賃が1000Wonと安い。
無事に座る事もでき、こっちの方が安い上に快適と良い事ずくめ。
約25分で佛國寺バス停に到着。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
慶州11:11頃→佛國寺11:36頃 | 11路 | 市内循環 | 1000Won |
慶州驛 駅舎 | 座席バス 激混み! |
続いてバスが到着 | 空いてる!! |
佛國寺バス停 |
●佛國寺
佛國寺は韓国の仏教寺院、早速、向かいましょう。
参拝客も多く、参道沿いには露天も営業している。さすが世界遺産。
入口で参拝券を購入。4000Won也。
正門で参拝券を出して中に入る。
佛國寺へ向かう参道を進みましょう。木々が生い茂っており柔らかい日差しが注いでくる。
日本の寺院にも通じる心地さだ。
そして、佛國寺の手前には、お清め所がある。
柄杓がお風呂用の片手桶の様な形をしている。
手を清めるというより、皆様、ごくごく飲んでる!?
参道沿いの露天 | 世界遺産の碑 |
参拝券 | 正門 |
参道を行く | お清め所 |
佛國寺へは階段があるが、保存の為か階段は通る事ができない。
参拝客は回りこむ様に坂道を上って行く。
そして大雄殿を参拝。
参拝後、境内を散策する。
すると「朱印帳受付所」の看板を発見。
韓国にも朱印帳を頂く文化があるんですね。
佛國寺(正面) | 佛國寺(斜めから) |
大雄殿 | 朱印帳受付所 |
参拝を終えると時刻は午後1時頃。
小腹も空いたので何か食べるところは?と探すが、ここは境内。
カフェはあるが、さすがに食堂は無いので、次の目的地へ向かいましょう。
境内の庭 | さて、次の目的地へ向かいましょう |
●慶州世界遺産巡り(その2)
佛國寺の次は石窟庵(Seokguram/ソックラム)へ向かう。
こちらも韓国の世界遺産で仏教遺跡である。佛國寺から石窟庵へは12系統のバスで向かう。
まずは、その12系統のバス時刻表を確認する。
次のバスの時間は13時40分。
手元の時計では13時15分過ぎ。バスは1時間に1本しかないので、次のバスには乗っておきたい。
待ち時間的に微妙な時間だ...
バス停付近に食堂があるので、すぐに食べられるものが無いかを確認するが、ガッツリ頂くものしか無いらしい。
うーん、残念。
仕方なくバス停でバスを待っていると、発車時刻より早めに到着。
座れる車内で発車を待とう。
そして、定刻通りバスが出発する。
山道をぐんぐんと上って行く。歩くて行くと登山になりそうだ。
そして、20分弱で石窟庵に到着。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
佛國寺13:40→石窟庵13:58頃 | 12路 | 石窟庵 | 1500Won |
食堂に行ってみるが... | バスが来ました |
車内で発車を待つ | 石窟庵バス停に到着 |
●石窟庵
石窟庵は字の通り石窟の中に仏像がある仏教遺跡である。
バス停から石窟庵までは約600mの緩い坂道を歩く。
入口で参観券を購入してから入る。参観料は4000Wonで佛國寺と同様。
10分強歩くと石窟庵に到着。
石窟庵は少し高い所にあるので、階段を上って行く。
石窟内は薄暗く奥に大仏がある。神秘的な風景だ。
撮影禁止の為 写真は無いが、これは写真ではなく是非生で見て貰いたい。
世界遺産の碑 | 入口 |
石窟庵へ向かいましょう | 石窟庵 |
バスで山道を上った事もあり、石窟庵付近から回りを見ると良い眺めが楽しめる!
好天も手伝って非常に爽快な気分だ。
天気が良すぎて少し暑い位...(汗)
石窟庵からバス停に戻ると時刻は14時45分。
さすがにお腹が空いたので、ちょっとお腹を満たす。
バス停近くの露天でホットドックが売られていたので、それを頂く。
とても良い天気! | ホットドック! |
とても良い眺め! | お約束の望遠鏡(笑) |
●釜山へ戻る
石窟庵を見学してバス停に戻ってくると時刻は15時前。
そろそろ釜山へ戻りましょう。遠回りする時間も無いので来た道を戻りましょう。
まずはバスを乗りついで慶州驛へ戻る。
石窟庵からは佛國寺行きしか無いので、佛國寺を経由して慶州驛へ向かう。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
石窟庵15:00→佛國寺15:17頃 | 12路 | 佛國寺 | 1500Won |
佛國寺15:32頃→慶州16:04頃 | 10路 | 市内循環 | 1500Won |
佛國寺行 12系統 | 市内循環 10系統 |
慶州に戻ってきました | 慶州驛 |
釜山からは再びセマウル号に乗車。
座席を確保できたら早めにホームへ向かいましょう。
KORAILは改札口が無いので係員に乗車券を見せる事無く入れます。
ホームへ向かう | セマウル号到着 |
●おやつタイム!
セマウル号に乗車し、終点、釜田驛へ向かう。
落ち着くとお腹が空いた事に気が付く。行程上、昼食を食べそびれてしまったので、かなりお腹が空いているのである。
という訳でおやつタイムとしましょう。
慶州驛の駅構内でこれを購入しました!皇南パン!!
皇南パンは慶州名物のお土産。
お土産なので日本まで持ち帰りたい所だが夕食まで持たない。
という訳でその場で食べる用を購入している。という訳で頂こう!!
商品はパンと書かれているが、日本人から見ると、どう見ても饅頭。
皇南パン |
餡子がぎっしり詰まっていてボリュームがあるけど甘さ控えめ。
饅頭として完成度が高く、とても美味しい!!
どんどん食べたくなってしまうが、食べ過ぎると体重的に問題が生じるので止めておく(涙)
暫く南下すると左手に日本海を眺めつつ列車は進む。
海雲臺に到着すると、釜山市内を走る。高層ビル群を縫う様に走る。
そして、終点の釜田驛に到着。
5月の韓国、午後6時半でもまだ明るい!
乗車駅 → 下車駅 | 列車種別 | 行先 | 列車番号 |
慶州16:37→釜田18:26 | セマウル | 釜田 | 1055 |
日本海沿いを走る | 釜山市内を走る |
踏切を渡る | 釜田驛到着 |
●お土産購入
釜田驛到着後、地下鉄の駅へ向かう途中に農協系のスーパーを発見。
チャガルチ駅前にある、韓国旅行時にいつも訪れているスーパーである。
ここには是非行っておきたいと思っていたので丁度良い。
韓国海苔やラーメンなどを購入する。
韓国海苔、結構好みだったりする。
海苔とラーメンは結構かさ張るので荷物が一気に多くなる(汗)
という訳で地下鉄に乗って一旦、ホテルまで戻る。
こういう時、ホテルが駅前にあると本当に助かります!
ビバ!東横イン釜山駅前!
乗車駅 → 下車駅 | 系統 |
釜田洞(120)→釜山驛(113) | 釜山地下鉄1号線 |
スーパーでお買い物 |
●夕食
お土産をホテルに置いてから再度出発、夕食へ向かいましょう。
向かう先は事前にインターネットで調べた中央洞驛近くにあるデジクッパ屋さん、釜山驛から中央洞驛までは地下鉄で一駅である。
乗車駅 → 下車駅 | 系統 |
釜山驛(113)→中央洞(112) | 釜山地下鉄1号線 |
中央洞驛から少し歩き目的地まで着くがお店がやっていない!?
それらしきお店もあるが、お客さんが少なく不安。
という訳で諦めて別のお店にしよう。
そして、食事ができそうなお店を探すが中々見つからない。
実は所持金がそれ程無く、高いお店に入れないという罠もある(笑)
韓国滞在がまだ続くのなら銀行等へ行って両替するのだが、明日帰国するという事もあり両替しても余らせてしまうだけとなる。少なくても明日の朝食はホテルで食べられるので、あとは今日の夜を乗り切れば良いのである。
中々決めらなかったが、結局、前回釜山訪問時に訪れた「釜山カルビ」の路地を挟んで反対側のお店に入る。釜山カルビがあるエリアは焼肉屋が集中しており、我々が入ったお店も焼肉がメインのお店。しかし、牛肉は韓国では非常に高価な為、現在の所持金で食べるのは厳しい(笑)
釜山の中心部を行く | お店に入りました |
という状況で注文したのは「カルビタン」。
この店にクッパは無かったが、Aさんがメニュー表からカルビタンを見つけてくれた。
ありがとう!
カルビタン |
カルビタンはご飯とスープが別々になっているが、カルビタンにご飯をダンプすると、あら不思議、クッパの様に食べる事ができます。
お値段6000Won也、安く美味しく食べる事ができました!
ご飯をダンプ! | ご馳走様でした! |
●最後に釜山タワー
ようやく食事にありつけ食欲を満たす事ができたが、もう一つ行きましょう。
向かった先は釜山タワー。
既に夜9時を過ぎているがエスカレータが動いているので簡単に上る事ができます。
これなら食後であまり動けなくても安心(笑)
釜山タワーはライトアップされ幻想的に輝いてます。
青、黄、緑など時間によってどんどん色が変わります。
美しい建物であるが、タワーを上るためには入場券が必要。
現在の所持金を考慮すると、上らないほうが良さそうだ(汗)
タワーそのものの幻想的な姿を楽しんだ後は地下鉄に乗って釜山驛まで戻るのでした。
明日は日本への帰国日、福岡へ向かいます。
乗車駅 → 下車駅 | 系統 |
南浦洞(111)→釜山驛(113) | 釜山地下鉄1号線 |
釜山タワー入口 | エスカレータを上ります |
釜山タワー |
南浦洞から地下鉄に乗車 | 駅ホームの様子 |