2009年5月4日(火)
●駅構内で朝食
 今日は釜山までの移動日。昨日、早起きという事もあり、少々遅めに起きる。
と言っても8時頃にホテルをCheck outする。

とりあえず最寄り駅である大邱驛へ向かいましょう。
大邱で宿泊したホテルは朝食が無い為、駅で朝食を取る事にする。
駅付近の地下街や構内で食事ができるのを確認済み。
さて、どこにしようかな?

ホテル前の通り 大邱驛に到着


駅構内を見渡すと、Dunkin' Donuts(ダンキンドーナツ)を発見する。
Aさんと相談の上、Dunkin' Donutsに決定。誰も居ないが、チェーン店なら問題なさそう。
ゆっくりとコーヒーでも飲みながら朝食を楽しむ事にしよう。
日本では撤退してしまったダンキンドーナツ、韓国では健在です。

ドーナツとホットコーヒーを購入。

韓国のコーヒー(韓国語だと「コピ」と発音する)、味的に残念な事が多い。
Aさんとその話題になると、「コーヒー」と「コピ」は別の飲み物という結論に達するくらい。

しかし、ここは米国資本のドーナツ屋。
コーヒーが美味しい!
これは「コピ」じゃなくて「コーヒー」だ!

Dunkin' Donuts 朝食のドーナツとコーヒー


●乗り継いで釜山へ
 KTXは大邱驛ではなく、隣の駅である東大邱驛に停車する。
大邱の中心駅は東大邱驛。KTXの停車駅でもあるし、大邱線等のターミナル機能も持っている。という訳で、東大邱驛まで行く必要がある。

一番便利なのは、昨日、安東を訪れた時の様に地下鉄を利用すること。
本数が多く確実に行く事ができる。

しかし、地下鉄はKORAILではない為、別料金となるし、地下鉄という事もあり結構歩く。
今日は地下鉄を使わず、もう一つの方法で向かう。

それはKORAILを使っての移動。
本数が少なく、事前に時刻表の確認が必要だが、これだとKR-PASSを使う事ができる。
また、同じKORAILの駅ホームに発着するので、東大邱驛での乗り継ぎが楽になる。

乗車する列車は大邱驛始発のムグンファ号の馬山行き。
釜山の手前で慶全線に入って馬山まで向かう。

ホームに向かうと、既に列車が入線している。4両編成のディーゼルカーだ。
そういえば、ムグンファ号でディーゼルカーに乗るのは初めて。
韓国のムグンファ号、セマウル号といえば客車列車という印象が強いがディーゼルカーも存在する。

大邱驛 駅名板 のりば案内


早速列車に乗り込む。車内はガラガラ。
すぐに車掌さんがやってくる。

すると、日本語で

「この列車は釜山へは行かない」

と言ってくる。
もちろん、我々は理解した上で乗車しているので問題なし。
乗車券を見せると納得した模様。

僅か4分間、一駅の短い区間だが、ディーゼルカーの旅を楽しむ。

車内の様子 行先表示

馬山行きムグンファ号 東大邱驛到着、次はKTXに乗車!


●KTX-山川
 東大邱驛からはKTXに乗り換え。
KTXの座席は結構狭く、ムグンファ号やセマウル号乗車後に乗ると、窮屈さを感じる。
しかし、今日はちょっと楽しみなのである。

次のKTXは「KTX-山川」(KTX-Sancheon/KTX-サンチョン)、新型車両での運転である。
元々、「KTX-II」として開発が行われていた車輌で、運行開始は2010年3月。
運行開始してから2ヶ月程である。

運行開始直後という事もあり本数も少なく、2010年5月現在、ソウル~釜山間は2往復のみ。

「KTX-山川」は4分程遅れて到着。
角張ったデザインが印象的なKTXと比較し、KTX-山川は丸まった印象を持つ。
個人的にはKTX-山川の方が好み♪

我々の座席は6号車。
KTXは18両編成(機関車除く)でソウル方が1号車になっている。と言う訳で後ろの方かな?
と思いきや、KTX-山川は8両編成(機関車除く)。
つまり前の方になる。

釜山~ソウル間は乗客も多く、18両ある座席が満席になっている事もある。
実際、今回乗車したKTX-山川も満席。
KTX-山川は釜山~ソウル間の韓国のメインルートより、木浦や光州ルートに適しているかもしれない。

車内はKTXと大きく異なっている。
KTXが固定座席で座席の回転ができないのに対し、KTX-山川は座席の回転が可能。
KTXで評判が悪かった固定座席が改善されているのは特筆できる。

東大邱驛から釜山驛までは在来線経由の為、高速運転は行われないが1時間程、新型KTXの旅を楽しむ。

乗車駅 → 下車駅 列車種別 行先 列車番号
大邱09:00→東大邱09:04 ムグンファ 馬山 1903
東大邱09:16→釜山10:22 KTX-山川 釜山 109

KTX-山川入線 着席

ヨーグルトでも飲みましょう 車内の様子(終点到着後に撮影)

釜山驛到着 釜山驛コンコース


●釜山驛前の中華街
 今日からのホテルは釜山驛前にある東横イン。
釜山驛前という事で各地への鉄道移動は勿論、釜山港行きのバスもホテルの目の前から発着している。と言っても、まだ午前中。Check inできないのでホテルで荷物を預かって貰い行動開始!

まずは釜山驛周辺を散歩してみよう。
釜山も三回目になるが、実は釜山驛周辺は歩いた事が無い。

すると、釜山驛前の大通りの向こう側に中華街っぽい門を発見。
もしかして中華街?

とりあえず行ってみよう。

すると、牌楼を始めとして中華系の商店や華僑小学校を発見!
規模は小さいが確かに中華街だ。
韓国で中華街は見た事が無かったので新鮮な気分。

また、中華系のお店以外に何故かキリル文字の看板も目立っていた。
ロシア系の人も多く住んでいるのかな?

釜山驛 駅前広場

中華街入口 牌楼

上海街案内図 中華街の様子

中華街中心部にある石造


●海雲臺へ
 釜山驛の周辺を散策した後は海を見よう!
という訳で海水浴場がある海雲臺(Haeundae/ヘウンデ)へ向かう。

釜山驛から海雲臺までは地下鉄で行く事ができる。
地下鉄1号線で西面まで行き、そこから2号線に乗り換えて海雲臺で下車。
乗り換え時間を含み、所要時間は約1時間。

乗車駅 → 下車駅 系統
釜山驛(113)→西面(119) 釜山地下鉄1号線
西面(219)→海雲臺(203) 釜山地下鉄2号線
※3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号

日本語案内もあります 海雲臺驛到着

海雲臺海水浴場方面出口 外に出ました


●昼食は焼肉!
 海雲臺驛に到着すると時刻は12時半。
このまま海水浴場へ行くと昼食を食べそびれてしまいそうなので、ここで食べておこう。
海雲臺は「海雲臺カルビ」が名物だがAさんは牛肉が苦手。
という訳で豚肉の焼肉にすることに。

海水浴場へ向かう途中、流行っている食堂を発見。
早速入りましょう!

食堂「元祖サムパブ(包みご飯)」


中に入ると、ほぼ満席。さすがお昼時!
メニューを見て(私はハングルを読めないが...)、サムパプ(包みご飯)+サムギョクサル(三枚肉)を注文。
三枚肉は豚肉でAさん曰く美味しいとのこと。豚の角煮を薄く切った肉らしい。
お値段は、2名以上で注文するのが条件で、1人当たり7000Won也。

韓国の牛肉はとても高価で、価格的に日本の方が全然安い。
一方、豚肉は韓国の方が安い。と言う訳で豚の三枚肉を楽しむ。
おかずも食べきれない程、出てきてお腹一杯!

メニュー 三枚肉が来ました!

野菜を包んで頂きます お肉を焼きます!

おかずも一杯! ごちそうさまでした!


●海雲臺と遊覧船
 食事を楽しんだ後、海雲臺海水浴場へ向かう。
まだGWと言う事で泳いでいる人はいないが、そこそこ訪れている人がいる。
しばらく、海雲臺の海辺を散歩する。

海雲臺海水浴場は禁煙


海雲臺には水族館があるので、ちょっと入口へ行ってみる。
すると、結構人が入っていて流行っている様子。
ちなみに、海雲臺は他に遊覧船もある。

さて、どちらに行こうか?

Aさんと相談の結果、遊覧船の乗る事にする。
Aさん曰く「わんずの部屋なんだから、乗り物に乗るべき」とのこと。
思わず納得...(汗)

という訳で遊覧船乗り場へ向かう。

海雲臺海水浴場(その1) 海雲臺海水浴場(その2)

遊覧船乗り場 船が停まってました


中に入り時刻表を確認すると、あと30分以上出航しない事が判明。
どうしようか迷ったが、折角なので待つ事にする。
とりあえず乗船券(18,000Won)を購入し、ガイドブックを見てこの後の行程を考える事にしよう。

時間になり、船に乗り込んでいざ出航!
船は一瞬、漁船を改造したのか? と思わせる様なデザイン。
これは揺れそうだ...

海岸沿いを1時間程、クルージングを楽しむ。
波が高く、案の定 結構船が揺れました。船酔いする方は注意しましょう。

では、出航! 他の遊覧船と離合

カモメが追ってきます 海岸まで押し寄せるビル群

海岸線 くじらの様な島

船内の様子 海を行く

戻ってきました 下船


●海雲臺付近を散歩
 遊覧船で少々船酔い気味。散歩しつつ地下鉄の駅へ戻る。
海雲臺は海辺という事もあり、商店街は海産物を扱うお店が多い。

海雲臺付近を散歩


駅に着く頃には気分が良くなってきた。
再び地下鉄に乗って釜山驛まで戻る。

乗車駅 → 下車駅 系統
海雲臺(203)→西面(219) 釜山地下鉄2号線
西面(119)→釜山驛(113) 釜山地下鉄1号線
※3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号

釜山驛到着後、駅前の東横インにCheck in.
一日中歩いたので、暫しの休息。
部屋からはKORAILの釜山驛と海が見え、とても良い眺め!(^^)v

部屋に到着 部屋からの眺め


●さっきと同じ!?
 既に夕方なので後は夕食を食べるだけ!
と言いたい所だけど、もう一箇所回ります。

向かう場所は、多大浦(タデポ)海水浴場。
ここで泳ぐ...のでは無く、音楽噴水というのを見に行きます。
博多国際港のビートル号窓口で、音楽噴水の案内があり見たい!と思った次第。
急遽、予定に組み込みました。

まずは地下鉄1号線に乗り、終点の新平(Sinpyeong/シンピョン)驛まで行きます。

乗車駅 → 下車駅 系統
釜山驛(113)→新平(101) 釜山地下鉄1号線
※3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号

新平驛


新平驛からはバスに乗り換え。
と言いたい所だけど、お腹が空いてきました。
時刻は夕方7時過ぎ。もう夕食の時間です。

このまま多大浦(タデポ)まで行っても何も無いかな、と予想。
Aさんと相談し、この付近で食べる事に決定。
駅を降りて食事できる所を見つけましょう!

新平驛ホーム さて、食事処を探しましょう!


しかし、新平驛付近、食事処が少ない...(涙)
そして、ようやく見つけて入ったお店は、あれサムギョクサル(三枚肉)専門店...
サムギョクサル(三枚肉)専門店、確かお昼ご飯で入ったような...(笑)

さすがに全く同じ食事だと寂しいので、ちょっと変化球を。
サムギョクサル(三枚肉)の他に冷麺も頂きました。うん、旨い!

お店に入りましょう! サムギョクサル(三枚肉)専門店...

お肉が来ました! ジュージュー焼きましょう

冷麺も登場。旨い! ご馳走様でした


●音楽噴水
 さて、食事を終えたら音楽噴水を見に行きましょう。
バスに乗って行きます。乗車時、車内が混雑していたが、徐々に降り、いつの間にかガラガラに...

30分程で終点、多大浦海水浴場に到着。時刻は20:30。
終点下車だと乗り過ごす心配が無いので楽ですねぇ~!

乗車 → 下車 系統 行先
新平→多大浦海水浴場 11路 多大浦海水浴場

混雑した車内が... いつの間にかガラガラに...


終点で降りるとバスはそのまま車庫へ入っていく。
バス停の案内を見ると、多大浦海水浴場行きの系統が多いのだが、車庫を見て納得。
ちなみに多大浦海水浴場付近、多くの団地があり道路沿いも活気がある。
食事処も多くあり、明らかに新平驛より多い...(汗)

バスの車庫

帰りのバス停を確認!


帰りのバス停を確認して音楽噴水へ向かう。
さて、どこかな?と辺りを見回すとすぐに判る。何故なら既に始まってるではないか!(涙)

という訳で会場へ急ぐ。
しかし、向かっている間は高く噴水を上げていたが、到着すると派手なショーが終わってしまう。
あれ、おかしいな?

と、案内看板を見ると、音楽噴水は20:00~20:30になっている。
現在時刻は20:30過ぎ。なんと終了時間...
がーん!(大涙)

日本で確認した時は確かに20:30開始の筈なのだが...


しかし、メインの音楽噴水は終わってしまったが、音楽を鳴らしながらカラフルな噴水が上がっている。これだけでも幻想的!来た甲斐がありました。

住宅地の真ん中という事もあり、訪れている人も多く、噴水の中に入ってはしゃぐ人たちも。
また、幻想的なムードも手伝ってカップルも多い。
多大浦の音楽噴水、デートコースに最適です!

幻想的な音楽噴水

周囲は多くの団地があります


21時過ぎに電源が切れたようにフッと音楽噴水が終了。
さて、ホテルへ帰りましょう。

バス停に戻って系統を見ると、釜山驛まで直通の系統(1000路)を発見する。
バス、地下鉄を乗り継いで行くより楽に帰れる!と言う事でこれに乗る事にする。

幸いにも乗りたい系統のバスがすぐに到着!
素晴らしい!

始発のバスでゆったり座ってホテルまで戻るのでした。

乗車 → 下車 系統
多大浦海水浴場→釜山驛 1000路

バスが来ました! 乗車!釜山まで直通♪


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