2009年12月30日(水)
●三度早起き
 今日も早起き。今回の韓国旅行は事実上4日間で可能な限り多くの場所へ訪れる計画にした為、スケジュールがいつもよりハードになってしまう。
と言う事で必然的に朝早くなってしまうが、早起きは苦手ではない。
夜早く寝る事にして昼間は色々な場所を訪れて楽しもう!
幸いに2010年の年始は日本でゆっくりする予定なので、疲れも十分癒せるので問題なし!

本日一発目は大邱近郊の世界遺産「海印寺」(Haeinsa/ヘインサ)を目指す。
海印寺へは大邱市内のバスターミナルより高速バスで片道約1時間半。
近郊と言っても68.5kmあるので、都市間移動と言った方が良さそう。

海印寺の後は慶州を経由して釜山まで行く予定。
我ながら、よくこのようなハードスケジュールを考えたものだ(笑)
このスケジュールをこなす為には、どうしても早朝に出ないとこなせない。

という訳で、折角の快適な5つ星ホテルを6時30分にCheck out.
まずは、地下鉄に乗って大邱市内の高速バス乗り場「西部バスターミナル」の最寄り駅、聖堂池驛(Seongdangmot/ソンダンモッ)へ向かう。今回泊まったホテル「Novotel」の最寄り駅、中央路驛から聖堂池驛へは地下鉄1号線で約15分。

乗車駅 → 下車駅 系統
中央路(131)→聖堂池(123) 大邱地下鉄1号線
※3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号


聖堂池驛の改札口を出て、西部バスターミナルの出口を探すと、漢字で「西部BUS停留所」と書かれた出口を発見。ここに間違いない。

そして駅を出る。辺りはまだ薄暗い。
さて、バスターミナルは何処だろう?と後ろを振り返るとバスターミナルを発見。
なんとも判りやすい。

早朝の地下道を歩く 聖堂池驛まで地下鉄に乗車
聖堂池驛 駅名板 改札を出ます
出口発見! 出口の後ろがバスターミナル


早速バスターミナルに入って海印寺方面の時刻表を確認。
すると、次に便は5分後! しかも、その次は1時間程便が無い。なんとしても乗らないと!
窓口で急いで乗車券購入。

最初、運賃を勘違いして少な目のお金を出してしまったが、 係員が親切に電卓で金額を教えてくれたので無事に購入。

バス乗車券

乗車券を買った後はバスに乗ろう。しかし、バス乗り場の行先案内は全てハングル文字。
海印寺のハングル文字は覚えていない! これは困った。

すると、バス乗り場入口にいた係員が「Number two (2番のりば)」と英語で教えてくれる。
ありがとう!

2番のりばに停車中の海印寺行きのバス


そしてバスに乗車。無事に間に合った。
すぐに運転手が乗り込んでバスが出発。まだ、薄暗い早朝の中、海印寺を目指す。

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
大邱 07:20頃→海印寺 08:45頃 市外バス 海印寺 6,200Won

バスに乗車


バスは暫く走ると高速道路に入り快調に飛ばす!
そして高速を降りて幾つかのバス停を経由しながら海印寺を目指す。
最後に山道に入り、坂を上って海印寺バス停に到着。

高速道路を走る 海印寺バスターミナル到着


●世界遺産 海印寺
 海印寺のバス停から海印寺までは徒歩20分ほど。結構時間が掛かる。
バス停横の駐車場を見ると1台のバスが停まっている。

漢字で何か書かれている。読んでみると...

海印寺 寺刹内 日本人専用循環BUS

なんて便利なバスがあるんだろう(笑)
ここに日本人、2人いるから乗せて~!
と、お願いしたい所だが、残念ながら運転手もいないし、エンジンも掛かっていない。

それにしても、何故、日本人専用?
そんなに日本人観光客が訪れるのか、謎が深まるばかりである(笑)

日本人専用循環バス 何故、日本人専用?


バスには乗れそうもないので、予定通り歩い海印寺を目指す。
階段を上り、ゆるやかな坂を上り、さらに進んでいくと海印寺の山門に到着。

階段を上る 海印寺への道(その1)
海印寺への道(その2) 海印寺の山門に到着


山門を潜り、海印寺本殿を目指す。
海印寺境内は広く、さらに山の中にあるお寺だけあって階段も多い。
境内の建物は漢字が使われており、日本人にとっては判りやすい。

そして、本殿である「大寂光殿」を参拝。

本殿を目指す 階段を上っていく
境内の様子(その1) 境内の様子(その2)
大寂光殿(その1) 大寂光殿(その2)


本殿、大寂光殿から さらに進むと八萬大蔵経入口。
ここには、木版で書かれた仏教の経典(大蔵経)が保管されている。
建物は意図的に隙間があり、風通しが良い造りになっている。

撮影禁止の為、残念ながら写真はなし。

八萬大蔵経を見学して海印寺参拝終了。
バス停へ戻りましょう。

八萬大蔵経 残念!ここから先は撮影禁止
八萬大蔵経入口 海印寺入口にある世界遺産を示す碑


●韓国の高速道路事情
 来た道を戻って海印寺のバスターミナルに到着。
次のバスの発車時刻は10時40分。あと5分で発車時間。
急いで窓口にて乗車券を購入。寒くて中々お札を取り出せない...

海印寺バスターミナル 大邱行きバス


バスは若干フライング気味で出発。
山道を下り、一般道、そして高速を経由して大邱を目指す。
今回のバスの運転手、音楽が好きなのか、演歌っぽい韓国の民謡が流れている。
公共の路線バスで、こんなBGM流して良いのか!?

他に乗っている地元のお客さんも全く気にしていない様子なので韓国的にはOKなのだろう。

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
海印寺 10:40→大邱 11:55頃 市外バス 大邱 6,200Won

パターン認証完了(笑) 山道を下る
小さな町を通過 一般道を走る


海印寺に向かう際は早起きで眠かった事もあり、高速道路の様子は未確認。
帰りは前方座席に座る事ができたので、韓国の高速道路事情を確認してみよう!

まず、韓国の高速道路も日本と同じく有料で、さらにETCと同等のシステムもあります。
韓国のシステムは「Hi-Pass」と呼ばれています。
今回乗車した路線バスはHi-Pass対応車。ノンストップで料金所を通ります。

高速道路の入口、出口の料金所にはHi-Pass専用のゲートがあり、対応車は指定されたレーンを通ります。2009年12月現在、日本の高速道路では割引制度の施策もあり、ETC専用ゲートが大分増えましたが、韓国ではまだ少ない様です。

そして、韓国のHi-Pass内の制限速度は30km/h、日本のETCが20km/h制限より若干速く通過可能です。

入口の料金所。
Hi-Passゲートを通過!
高速道路に入りました。
右側通行以外は日本と似てます。
Hi-Passの制限速度は30km/h Hi-Passゲート、通過!
高速を出ます 大邱市内に入りました

●次の目的地、慶州へ!
 バスは大邱市内に入ると、まもなく終点、大邱西部バスターミナルに到着。
到着後バスターミナル前の聖堂池驛より地下鉄に乗車。
大邱を後にして次は慶州(Gyeongju/キョンジュ)を目指す。

慶州へはKORAIL東大邱驛より大邱線、中央線を経由して向かう。
まずは、KORAILに乗るべく、東大邱驛(Dongdaegu/トンテグ)を目指しましょう。

乗車駅 → 下車駅 系統
聖堂池(123)→東大邱驛(135) 大邱地下鉄1号線
※3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号

バスターミナル到着 聖堂池驛より地下鉄に乗車
電車が来ました 車内の様子


東大邱驛到着後、まずは乗車券の発券。
次の慶州(Gyeongju/キョンジュ)方面行きは13時丁度発、東大邱始発の釜田(Bujeon/プジョン)行きのムグンファ号である。
発券後、昼食を取りたいものの、発車時刻まで30分も無いので、売店で食料を買って車内で食べる事にしよう。駅構内で色々と探した結果、ホットドックを頂く事に決定。

ホットドックを購入し、車内へと向かう。
既に列車は入線している。早速、車内に入って座席に座りましょう。
今回乗るムグンファ号の機関車は初めて見るタイプ。
流線型のデザインだが、なんだかゴツイ。

東大邱驛到着 東大邱驛 駅前のバスターミナル
釜田行きムグンファ号の案内 ムグンファ号 行先表示板(サボ)

牽引機関車。ゴツイ!

落ち着いたところで昼食時間。
早速、ホットドックを頂きましょう!車内で食事をするのは楽しいものです。

そして、列車は定刻通りに発車。
次の目的地、慶州を目指しましょう!

駅売店で購入したホットドック いただきまーす!

2009年12月30日 後半に続く。


Back Back to home Next