2010年3月22日(月) 後半
●天津名物!?
昼食で腹を満たした後は、さらに食後のデザート!?
帰りの列車まで1時間半程あるので、天津名物(?)を買いに行こう。
店の前に休憩中のタクシーが停まっているので、乗れるかどうか交渉するが近距離になるためか乗車拒否。
20元払えば行ってやるよ!とまで言ってくる。
やる気の無さ全開(笑)
まだ休憩が終わってないのでしょう。
これ以上の交渉の余地は無さそうなので歩き始める。
乗車拒否されると言う事は、それ程遠くない、ということ。
とりあえず歩いて頑張ってみるか!
「狗不理总店」の回りには市場も多く散策が楽しい場所。
市場の中に入って色々と見たいが、そうすると買い物の前に列車の発車時刻になってしまう。
さらに足も痛いので、そこまでは行けない...
と言う訳で我慢して入口の雰囲気を楽しむに留めておく。
古着市場 | 雑貨市場 |
路上マーケット | マーケットでのワンシーン |
歩くうちに、どんどん足が痛くなってしまう。
そしてギブアップ。む、無理!(涙)
交通量がそこそこある通りに出てタクシーを拾う。
天津、流しのタクシーが捕まるので助かります!
先程、乗車拒否されたので、何台か交渉しないと駄目かな?
と思ったら1台目であっさりOK。
助かった...
向かった先は、
「小宝栗子」
そうです、栗屋です!
日本人が天津と言って思い浮かべるのは「甘栗」と答える人、結構多いと思います。
私もその1人(笑)
が、甘栗は天津名物ではありません。
日本で天津出身の中国人に訊いても「知らない」と言われてしまう始末(汗)
しかし、調べてみると、チェーン店の栗屋「小宝栗子」がある事が判る。
だったら、そこへ行き、栗を買って帰ろう!と思った次第。
と言う訳で無事に「小宝栗子」に到着。
建物が工事中でしたが、お店は営業中。
小宝栗子店 | 早速購入しましょう |
人気店らしく、買いに来る人が多いです。
500g単位で売られているので、500g(一斤)を購入。
中に栗剥きの器具が入っているので、それで皮を剥いて頂きます。
と言っても、ここで食べる訳にいかないのでホテルまで持って帰ります。
購入!(ホテルで撮影) | 栗がぎっしり!(ホテルで撮影) |
そして再びタクシーを拾って駅へ向かおう。
すぐにタクシーを拾う事ができ、駅へ行って貰う。
天津车站(天津駅)地下のタクシー乗り場に到着。
天津车站(天津駅)に到着 | 天津车站(天津駅)駅舎 |
●北京に戻る
手荷物検査を受けて駅構内へ入る。
エスカレータを上ると駅コンコースに到着。
手前から1番線、2番線となっており、我々が乗る北京南行きは17番線と奥に位置する。
乗車券 |
電光掲示板によると手前の1番線、2番線は長距離列車が発着している。
齐齐哈尔(チチハル)行きの普通列車や武昌行きの急行列車。
改札口の前は大勢の乗客でごった返している。
奥の方へ行くと徐々に人が少なくなる。
コンコースへ向かいましょう | 長距離列車を待つ乗客 |
17番線の乗り場に着くと発車15分前。
すぐに改札が始める。我々も乗り込もう。北京南と同様、天津も自動改札。
中国、機械化がどんどん進んでます。
改札を通り、エスカレータを下るとホームに到着。
我々が乗車する列車は既にドアを開け、我々が乗るのを待っている。
帰りは1等車にしてみました。
2+2の4列で座席は日本のグリーン車に似てます。
チベット産のミネラルウォータのサービスがあります。
このチベット産の水を見ると、5100mという世界一の標高を走る列車を思い浮かべる。
一度は乗ってみたい...
奥の方は比較的空いている | 改札が始まりました! |
自動改札を通る | ホームに出ましょう |
北京南行き「和谐号」(和階号) | 着席! |
着席後、色々と車内を見て回りたいが足が痛いので断念。
大人しく着席して景色を楽しむ。
帰りにも300km以上の速度でかっ飛ばし、あっという間に北京南站に到着。
は、速すぎる!
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 | 運賃 |
天津15:05→北京南15:35 | 和谐号 | 北京南 | C2050 | 69元(1等) |
北京南站へ入線! | 1等車 車内の様子 |
●ピカピカ車輌の秘密!?
中国の高速鉄道、「和谐号」(和階号)は白く清潔な印象を与えます。
白い車体は汚れも目立ちがちだが、和谐号は汚れも目立たず本当に綺麗!
どうやって、このピカピカの状態を保っているのだろう?
北京南站到着後、直ちに車体の清掃が始める。
各車輌に1人づつ掃除道具を使って車体をピカピカにしている。
確かに、このようにマメに清掃すれば綺麗な車両が保たれる。
自動改札が導入され自動化が進む中国だが、こうして人手の作業も残っているのである。
車輌を清掃する作業員 |
●マッサージへGO!
時刻は4時前。
まだ、観光できる時間だが足が痛いので、マッサージへ行こう。
向かった先は「东方大班」(Oriental Taipan)
地下鉄、建国门站(建国門駅)から徒歩で向かう。
北京南站から地下鉄4号線、西单站で地下鉄1号線に乗り換えて建国门站(建国門駅)を目指す。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 運賃 |
北京南 → 西单 | 地铁四号线 | 安河桥北 | 2元 |
西单 → 建国门 | 地铁一号线 | 四惠 | - |
北京南より地下鉄に乗車 | 西单で乗り換え |
西单站 1号線ホーム | 建国门站(建国門駅) |
建国门站(建国門駅)から5分程歩けば「东方大班」に到着する予定...
だが、足が痛く普通に歩けない(涙)
ゆっくりと歩いて約10分で到着。
早速、中へ入りましょう!
「东方大班」入口 | 店内へ入りましょう |
入口で受付を済ませると、待たされること無くすぐに部屋に通される。
今回は60分のフットマッサージをチョイス。
事前に行きの成田空港でJCBクーポンを入手しており、通常168元が4割引の100元が適用。
それにしても、4割引とは凄い!
まずは担当者の選択。男性と女性を選択する。
ここは、O氏に選んでもらおう。
O氏は即座に「男性」を選択。
理由は力が強く、マッサージが効きそうだからとのこと。
うん、理にかなった意見。
しかし、店員は「あれ?」と言った顔つき。
どうやら男性を選択する人は少ないようだ。
席に座り、ドリンク(アイスコーヒー)を飲みながらマッサージを受ける。
痛いが気持ちよい!
そしてマッサージ終了後、カレーラーメンを頂く。
おお、結構いける!
マッサージを済ませると痛かった足も復活!
と言っても、急場しのぎの感は否めない。無理はできない。
部屋に通されました | マッサージ開始! |
アイスコーヒーを頂く | 〆にカレーラーメン! |
●天安門ライトアップ
マッサージを終え、店の外を出ると辺りは暗くなっている。
夕食を頂きたいが、カレーラーメンを頂いた事もあり、先に天安門へ向かう。
今回、故宮や天安門へ訪れていないが、せめてライトアップだけは見ておこう。
地下鉄だと駅構内の階段で足に負担が掛かるので、バスで向かう。
マッサージ店「东方大班」近くにバス停を発見!
ここから1路系統に乗れば天安門へ行けます。
バスを待つ |
すぐに1路バスが到着。区間運転の系統だが、天安門へ行くので乗車可能。
早速乗り込もう。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
日坛路 → 天安门东 | 1路区 | 马官营 | 0.4元(共通乗車券使用) |
バスが来ました | 車内の様子 |
天安門バス停で下車して、少々歩くと天安門に到着。
見事なライトアップ!
天安門の屋根にも煌々と明かりが灯っている。
見る物を圧巻させる建物と演出。凄い!
天安門のライトアップ |
●本日の夕食
次に天安門広場へも行きたいが、こちらは立ち入り禁止。
残念だが仕方ない。夕食へ向かおう。
O氏と相談した結果、夕食は昨日と同じ王府井に決定。
しゃぶしゃぶを頂きます。
足の負担を考えて再びバスに乗車。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
天安门东 → 王府井 | 126路 | 青年路小区 | 0.4元(共通乗車券使用) |
バスに乗車 | 王府井に到着 |
向かった先は「东来顺总店」(東來順本店)
王府井にあるデパート「新东安市场」(新東安市場)の上位階のレストランコーナーにあります。
东来顺总店(東來順本店) |
お店に入ると、すぐに席に通されます。
早速、ビールとしゃぶしゃぶを注文。しゃぶしゃぶは材料を選択。
肉の他、店員にお勧めの素材を訊くと、色々なキノコを勧めてくる。
容赦なく勧めてきた素材の半分以上を注文してしまう。
すると鍋がキノコに埋め尽くされてしまう(笑)
しゃぶしゃぶ、と言うよりキノコ鍋と言った方が合いそうな状態に...
でも、これはこれで健康的、味もGood!!!
しかし、色々と注文した結果、お会計が2人で412元!
北京ダックより高くなってしまう(汗)
まずは乾杯! | しゃぶしゃぶ肉到着! |
キノコを入れます | これじゃキノコ鍋(笑) |
●ホテルに戻る
しゃぶしゃぶを満喫した後は、バスに乗ってホテルに戻る。
今回宿泊したホテルはバスの便が本当に良い。
デパートの裏手にあるバス停からバスに乗りホテルまで戻る。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
新东安市场 → 北兵马司 | 104路 | 五路居 | 0.4元(共通乗車券使用) |
そしてホテルのフロント前にある売店でビールを購入。
部屋で宴会の続き!
明日は帰国日。楽しい日々はあっという間だ...
バスに乗車 | 車内の様子 |
北兵马司でバスを下車 | 今日も晩酌♪ |
2010年3月23日(火)
●3度目の「杭州小吃」
今日は最終日。飛行機は夕方便なので午前中は観光できるが、足が痛いという事で断念。
オリンピック関連施設なども見ておきたいが、これは次回の旅行にしよう。
まずは朝食。
既にお馴染みになった感のある「杭州小吃」へ。
最終日なので、別な物を注文しよう、という事で朝から牛肉麵(8元)を注文。
凄く贅沢をした感じがするが、2人でシェアした小籠包を含めて10元。
日本円にして150円以下。
安いし、旨い!
次回の旅行時も是非訪れたい食堂だ。
今日も杭州小吃へ | お馴染み「杭州小吃」 |
小籠包 | 牛肉麵 |
●お買い物
9時半にホテルをチェックアウト。4日間お世話になったホテルを出発。
コストパフォーマンス的にかなり満足のホテル。次回もお世話になりたいホテルである。
観光は足に負担が掛かるので今日は買い物へ向かう。
買い物と言えば王府井! まずは104路バスに乗って王府井を目指そう。
しかし、バスは待っても来ない。
10分以上待つとようやく到着。すると、バスが数珠繋ぎになってやって来ているではないか。
トロリーバスなので、遅いバスを追い抜く訳にも行かず。
なんとも、ありがちなパターンだろうか(涙)
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 |
北兵马司 → 新东安市场 | 104路 | 北京站西 | 0.4元(共通乗車券使用) |
王府井到着後、昨日の夜訪れたデパート「新东安市场」(新東安市場)へ向かう。
お土産を購入しよう。
ここのデパートの食料品コーナー、商品購入時にちょっと手続きが必要です。
商品購入時、その場で買う事ができず、まずは伝票を発行してもらいます。
次にレジまで伝票を持って行き、ここで清算。この時、伝票にスタンプを押されます。
最後にスタンプが押された伝票と商品と交換。
共産主義経済の名残でしょうか?
なんとも面倒な気がしますが何事も経験。こういう経験、意外と貴重かも?
バスで王府井へ | 開放的な新东安市场(新東安市場) |
次に訪れたのが「王府井书店」(王府井書店)、王府井にある大型書店です。
ここで語学関係や趣味の本を購入。
日本で中国関係の本を購入すると、かなり高価になります。
中国で買える時に買ってしまいましょう♪
王府井书店(王府井書店) |
●昼食、何にしようかな?
買い物が終わると12時、お昼時になってました。
お腹も空いてきた時間。今回の旅行最後の昼食。何処にしようか?
今は王府井にいるので食事には困らない!
しかし、困った事にお昼時は何処も混雑している。
フードコートに行ってみるが混雑しており、かなり厳しい状況。
手荷物も多い上、足も痛いため、そんなに歩き回りたくない。
仕方ない。空港へ行ってしまおう。
王府井から地下鉄に乗り、空港へ向かうことにした。
王府井から地下鉄1号線で建国门站(建国門駅)まで行く。
建国门站で2号線に乗り換えて东直门站(東直門駅)まで行く。
东直门站で地下鉄を降り、机场快轨(機場快軌)に乗車。
空港から市内へ向かうルートを逆に進んでいく。
机场快轨の改札口を通る際、自動改札を見て日本のものと酷似しているのに気が付く。
形はもちろん、ICカードを読み取る位置まで同じである。
そのままSuicaが使えてしまうのではないか?と思うほど(笑)
よ~く見ると納得!
この自動改札機、日本信号社製でした。
日本企業、着実に海外へ進出しているのですね。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 運賃 |
王府井 → 建国门 | 地铁一号线 | 四惠 | 2元 |
建国门 → 东直门 | 地铁二号线 | 環状運転 | -元 |
东直门 → 3号航站楼 | 机场快轨(機場快軌) | 3号航站楼 | 25元 |
机场快轨の改札口 | 良く見ると日本信号社製でした |
机场快轨に乗って空港を目指す。
今回の北京旅行、最後の列車の旅を楽しむ。
そして、3号航站楼站(第3ターミナル駅)で下車。
チェックインしてから食事に向かおう!
机场快轨 車内の様子 | 旅客案内 |
空港を目指す | まもなく3号航站楼站 |
3号航站楼站 到着 | 改札口を出ましょう |
手荷物が軽くなった所で昼食。
何を食べようか迷ったが、空港に着いてしまった為か、食への拘りが薄くなってしまう(笑)
と言う訳で適当に店に入る。
注文したのは「カレーセット」(笑)
もはや中華ではありません。
さすがに、これだけでは寂しいので、「青椒肉丝」も注文。
さすが中国、空港のレストランでもそこそこの味わい。
そして「カレーセット」にはデザートにスイカもありました。素晴らしい!
空港ターミナル | カレーセット |
●空港内観光
食事が終わった後は出国し、搭乗口へ向かいます。
と言っても時間が2時間以上あります。早めに空港に着きすぎた(涙)
新しい第3ターミナル。広く開放的な上、北京の観光地を再現したりしています。
その場所は「颐和园」、2日目に訪れた場所。
その中の长廊(長廊)の一部が再現されています。
かなり細かく再現されていてびっくり。
何だか再び訪れる事ができ、得した気分です♪
搭乗口付近の様子 | 颐和园の一部が再現 |
●羽田行き!
見学した後は搭乗口に戻り、搭乗開始を待ちます。
帰りは成田ではなく羽田! 国際線で羽田に発着するのは初めての経験♪
東京23区西部に住んでいる私にとって、同じ東京行きでも羽田行きは全然気分が違います。
羽田便、増加傾向にあるので、楽に空港に行ける機会が増えそうです。
搭乗口の様子 | 羽田行き機材 |
離陸時間になり、羽田に向けて出発!
今回の機材はB767-300。
離陸後、暫くしてから飲み物、夕食が配布される。
飲み物は「プレミアムモルツ」をチョイス。
ANAはプレミアムビールが用意されています。素晴らしい!
出発空港 → 到着空港 | 航空会社 | 便名 |
北京首都机场16:40→羽田空港21:00 | ANA | NH1286 |
機材はB767-300 |
機内の様子 | 雲海を飛ぶ |
ビールで乾杯! | 機内食 |
●帰路につく
羽田空港はターミナル直付けではなく、タラップでバス移動。
東京は雨が降っている。今まで雨に降られていなかったのに...
そういえば、傘を持ってきたかな?(汗)
タラップを下り、バスに乗車。
リムジンバスの色をしたバスに乗り、日本に帰って来た事を実感する。
タラップでバスを待つ | バスで国際線ターミナルへ移動 |
入国、税関を済ませて空港の外に出た後、ターミナル間移動バスに乗って第1ターミナルへ移動。
ここでO氏と解散。それぞれ別々の交通機関で帰る事になる。お疲れ~!
荷物が多い上、足も痛いという事で電車乗り継ぎを諦め、リムジンバスに乗車。
京急リムジンバスに乗り渋谷駅まで向かう。
渋谷からはいつもの京王線で帰宅。
最寄り駅で電車を降りると、羽田空港到着時に結構降っていた雨が止んでました♪
無事に傘を使う事無く自宅に到着するのでした。(完)
京急リムジンバスで渋谷まで | 京王線に乗車して帰宅 |