台灣高鐵(台湾新幹線)の旅


●台灣高鐵(台湾新幹線) 概要
 2007年1月5日、台湾に念願の高速鉄道「台灣高鐵」(以下、「台湾新幹線」と記す) が開業しました。台北~高雄間、今まで特急列車で約4時間半掛かったのが1時間半で 結ばれる様になりました。
 また、開業当初は全車指定席で、満席の場合は乗車できなかったものの、2007年11月 より自由席2両が設置され、さらに2007年12月末には4両に増加。これにより、今まで 以上に手軽に利用できる様になりました。

台灣高鐵(台湾新幹線)

●停車駅
 2008年4月現在、台湾新幹線は、台北、左營を含めて合計8つの駅がある。それぞれの 停車駅は以下の通り。
台湾新幹線の路線図

●列車ダイヤ
 2007年1月5日開業時、1時間当たり1、2便だった運転本数も2008年4月3日現在、 1時間当たり3、4本と倍増し、開業当時と比較し、乗車チャンスが格段に増加している。 また、1時間3本あるという事は平均すると20分に1本ある計算になり、時刻表無しに そのまま駅へ行って乗車しても、それ程待たずに乗車できる。
 停車駅については、日本の新幹線と同様、主要駅のみ停車タイプ、各駅停車タイプなど、 複数の停車駅パターンが存在する。2008年4月3日現在、時刻表に掲載されている定期列車 では以下の3種類がある。
 また、定期列車の中には、金・土のみ運転等、運転日が限定されている列車もある(※1)

1.列車番号100番台: 台北-板橋-台中-左營
2.列車番号200番台: 台北-板橋-台中-嘉義-台南-左營
3.列車番号400番台: 各駅停車(※2)

※1 運転日が限定されている列車番号は+1000される。(例:1439列車など)
※2 各駅停車の中には区間運転(列車番号500番台)も存在する。

 開業以来、頻繁にダイヤ改正を行っており、今後、利用客の利用状況により、より多く の停車駅パターンが登場する事も考えられる。例えば、台北~左營間で全区間通しの乗客 が多い時間帯などは、
台北-板橋-左營
の様に、今まで以上に速達タイプの便が登場する事も考えられる。

●車両
 車両は日本から輸出された「700T」系車両が使用されている。最高速度は時速300km/h
尚、日本から輸出された車両は、12両/編成×30編成で合計360両。

 前述の通り、1編成12両で6号車が商務車廂(ビジネス車両、日本で言う「グリーン 車」に相当)で、それ以外は標準車廂(普通車)になっている。座席配列は日本の新幹線 700系同様、商務車廂が2+2の4列、標準車廂が2+3の5列となっている。

商務車廂(ビジネス車両) 商務車廂では飲み物のサービスがある
標準車廂 最高速度は300km!!


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