2009年4月29日(水)
●現地携帯電話調達
 8時過ぎにホテルをチェックアウト。「サンルート台北」を後にする。
今日は台灣高鐵(以下「台湾新幹線」と記す)に乗って一気に南台湾、高雄を目指す予定である。
高雄へ行く為には台北車站から台湾新幹線に乗車する事になる為、まずは、最寄り駅、民權西路站(Minquan West Road Station)から台北捷運(MRT)に乗る。

乗車 → 下車 系統 行先
民權西路→台北車站 台北捷運(MRT) 南勢角

サンルート台北 民權西路站(Minquan West Road Station)
民權西路站より列車に乗車
台北車站へ向かう
乗車後、乗車回数を確認
いつの間にか100回越え(^^;

台北車站(Taipei Main Station)到着後、駅周辺にある携帯電話ショップへ向かう。
今回、旅行前に携帯電話をauからDocomoへ乗り換えた事もあり、日本で使っている携帯電話を台湾でもそのまま使用でき、電話もメールも通じる。しかし、国際電話扱いとなり、通信料金がとても高い。

そこで、旅行中に使用する為の携帯電話を調達する。
今回も、GSM携帯電話を持ってきたので、PrePaid SIM Cardを購入するだけで通話OKとなる。

で携帯電話ショップに着くと、まだ閉まっている。
営業案内を見ると、開店は午前11時。全然駄目じゃん。

今日は高雄でO氏と待ち合わせも行うので、現地携帯電話は必須。
そこで、朝から営業してる空港の携帯電話ショップへ行く。
空港へは台北車站から台湾新幹線で桃園まで行き、そこから路線バスに乗り換えだ。
「普通、リムジンバスじゃないの?」という意見が聞こえてきそうですが、ここでは却下です(笑)

台北車站到着 携帯ショップは開店前...

●朝食
 台湾新幹線に乗り前に、まずは腹ごしらえ。携帯電話ショップ付近にあった食堂で朝食を取る。
本日の朝食は魯肉飯とスープ。美味しく頂きました!
昨日、台湾に到着してから日本語ばかり聞いていたが、食堂に入ると当然、中国語で注文する事になる。
だんだん台湾に来た事を実感してくる!

台北車站付近の食堂へ いただきまーす!

●台湾新幹線
 朝食後、台北車站に戻り、台湾新幹線の切符売場へ行く。窓口も空いていたが、自動券売機で購入。 始発の上、桃園までの僅か20分の乗車なので自由席を購入。130元也。

乗車券購入後、桃園に停まる事を確認の上、列車に乗車。
板橋站出発後に地上へ出て、ぐんぐん速度を上げる。そして、あっという間に桃園站到着。 20分と言っても、速度は250km弱まで出している。さすが高速鉄道!

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
高鐵台北09:30→高鐵桃園09:52 台灣高鐵 左營 419 130元

台灣高鐵の切符売場 今回は自由席を購入
桃園(Taoyuan)まで購入 切符をGET!
改札を通りましょう 車内にて
桃園站到着 改札口

●SIMカード購入
改札を出て空港行きの路線バスに乗車。
バスに乗ろうとすると、係員に止められる。乗る前に切符を購入するとのこと。
去年乗った時は運転席前にあった運賃箱に運賃30元を投入するだけだったので、どうやら運用が変わったらしい。 言われた通り乗車券を購入してからバスに乗る。

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
高鐵桃園站→桃園國際機場 統聯客運705系統 桃園國際機場 30元

空港行きバス乗り場 乗りました

空港は第1ターミナルで下車。
早速、携帯ショップへ向かい、PrePaid SIM Cardを購入。
今回のSIM Cardは2009年10月末まで有効。

I氏も同じく購入し、I氏と番号の交換。これで何かあっても簡単に連絡できる。
また、本日台湾入りするO氏にも番号をメールで送信。到着後、すぐに電話連絡が可能だ。
台湾は車内での携帯電話の利用が禁止されていないので、いつでも受ける事ができる。

PrePaid SIM Card購入後、再び路線バスに乗って台湾新幹線の桃園站に戻る。
空港から路線バスに乗る際も乗車券購入が必要。
バス停へ行っても乗車券が無いと乗る事ができないので、ご利用の方は注意してください!

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
桃園國際機場→高鐵桃園站 統聯客運705系統 高鐵桃園站 30元

PrePaid SIM Cardを購入 バス乗車券

再びバスに乗車

●グリーン車!
 桃園站到着すると、左營行きの台湾新幹線が5分後に発車する事が判明。
急いで自動券売機へ行き、次の列車の乗車券を購入する。しかし、次の列車の指定席は満席!

なんということでしょう!

悩んでいる暇は無いので、I氏と合意の上、空席のある商務車廂(ビジネス車輌、日本で言うグリーン車)のボタンを押す! あ、買っちゃった。
座席を確認すると2人とも通路側が確保されている。普通車が満席というだけあって、グリーン車も混んでいそうだ。

ちなみに運賃は1,760元、2009年4月29日現在のレートは約3円なので、日本円で5,280円
5,000円強で1時間半以上もグリーン車の旅を楽しめる。これは安い!

商務車廂(グリーン車)の乗車券購入!

乗車券購入後、急いでホームへ向かう。
ホームに着くと、すぐに列車入線。なんだか慌しい。

6号車のグリーン車に入ると、殆どの座席が埋まっている!予想通りだ。
お互い指定された座席に腰を下ろし、グリーン車の旅を楽しむ。

台湾新幹線のグリーン車はワゴンサービスで、おしぼりの他、飲み物とお菓子が配布される。
今回は温かい紅茶を選択。

ワゴンサービス おしぼり、飲み物、菓子GET!

暫くするとO氏から連絡が来る。予定通り台湾入りしたとのこと。
こちらの状況を伝え、詳細な待ち合わせ場所を設定する。予定通り高雄車站の待合室に決定!

列車は台中を過ぎると乗客が徐々に降り、台南を過ぎるとガラガラに。
そして列車は定刻通りに終点、左營站に到着する。
高雄は北回帰線の南側に位置し、熱帯に属している。駅のホームに出ると台北より明らかに暑い!

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
高鐵桃園11:28→左營13:06 台灣高鐵 左營 429 1760元

台南を過ぎるとガラガラ ラストスパート!

左營站到着 700T系列車

●台灣囯鐵(台鐵)で高雄へ
 台湾新幹線の左營站は高雄の外れに位置しているため、街の中心部へは地下鉄か台鐵で高雄車站まで行く必要がある。 列車本数は圧倒的に地下鉄、高雄捷運(KMRT)の方が多く、便利であるが、I氏から提案があり、台鐵で行く事にする。I氏曰く、丁度、列車の接続があるらしい。
そういえば、I氏、この区間、乗った事無いんだよね。

台湾新幹線の左營站と台鐵の新左營站が接続されているので、乗り換えもとても楽。
(注意:台鐵側の駅名は「新左營」となります。台鐵の「左營」は別の駅になりますので台鐵から新幹線に乗り換える際は間違えない様に十分注意して下さい!)

自動券売機で區間車の乗車券を購入。運賃15元也。

自動改札を通り、列車に乗った瞬間、I氏が忘れ物に気が付く。どうやら台湾新幹線の車内に忘れ物をしたらしい。 これは大変!

今までだったら、同一行動が原則だったが、今は携帯電話が使える時代。
一旦別行動として、高雄車站の待合室で待ち合わせする事にして、私は一足先に高雄車站へ向かう。 その後、I氏から連絡があり、無事に忘れ物を回収したとの連絡が来る。すぐに気が付いて良かった!
台鐵は本数が少ないので、I氏は高雄捷運(KMRT)で来るとのこと。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
新左營13:19→高雄13:35 區間 屏東 2633 15元

改札を出て台灣鐵路に乗り換え 區間車で高雄へ

●昼食、待ち合わせ
 I氏と合流後、まずは銀行へ行って両替する。私とI氏分合わせて10万円を一気に両替!
レートは1元当たり約2.9円、一時期は3.8まで円安になったのだが、本当に円高になったものです!

高雄車站到着 では、両替&昼食へ!

その後、O氏が到着するまでの間に昼食を取る事にする。
高雄車站の駅周辺を歩き、適当な店に入る。麺料理と炭酸飲料を頂く。

食後は高雄車站へ戻りO氏を待つ。待っている間に明日の乗車券を購入する。乗車券の購入はI氏が行う。 日本の銀行にある様な整理券を取って番号で呼ばれたら窓口へ行って購入するシステム。I氏も無事に乗車券購入。

今回も急ぎで無い限り、I氏にて購入して貰おう。
そして、O氏が予定通り到着。電話しながら場所を説明できたので、スムーズに待ち合わせが行えました!

暑いのでコーラを頂きます!

本日の昼食

●宿探し
 全員揃ったところで宿探しを行おう!まずは1件目。駅から5分程の民宿へ行くが、ベッドが3つある部屋が無かったのでお礼を言って後にする。次にガイドブックに載っている駅近のホテルにする。ここはベッドが3つある部屋があるらしい。 価格交渉の上、1500元でOKを出す。一人当たり日本円で1,500円!3人だと宿代が安い!
 エレベータで部屋に着くと、高雄車站の旧駅舎が良く見える!

高雄車站(旧駅舎) 旧駅舎内部
本日の部屋 部屋から旧駅舎を一望!

●観光開始!
 落ち着いた後、高雄の観光へ出かける。
今日訪れるのは高雄の南にある島、旗津(Qijin)。まずは高雄捷運(KMRT)で西子灣(Xiziwan)へ向かう。
高雄車站から紅線で隣の駅、美麗島(Meilidao)まで行って、橙線に乗り換えて終点まで行く。

乗車 → 下車 系統 行先
高雄車站→美麗島 高雄捷運(KMRT) 小港
美麗島→西子灣 高雄捷運(KMRT) 西子灣

高雄車站 改札口
IC乗車券で通過! 車内の様子
西子灣站到着 西子灣站入口

西子灣からは、さらにフェリーに乗るが、フェリー乗り場へ行く前に西子灣站の近くにある高雄港車站を訪問する。 wikipediaによると、この駅は2008年12月16日に廃止されており、現在は使われていない。また、駅の入口も閉鎖されている。 特に見所も無いかな、と思ったが、駅前に高雄の近代史をテーマにした漫画が展示されているので、それを読む。

高雄港車站見学後、気を取り直してフェリー乗り場へ向かう。
フェリー乗り場の駅名は「鼓山渡輪站」

高雄港站 駅前にある漫画ギャラリー

●大陸っぽいフェリー
 鼓山渡輪站から旗津側の旗津渡輪站までは船旅。運賃は15元、日本円で僅か45円。
自転車やバイクも船に載せる事ができ、地元民の脚として使われている様だ。
フェリーが乗り場に到着すると、船内にいるバイク(スクーター)が凄い勢いで出てくる。
妙に迫力があり、なんとなく中国大陸っぽい雰囲気を感じさせるフェリーだ。

鼓山フェリー乗り場へGO! フェリー乗り場への道のり
鼓山フェリー乗り場到着 フェリーが来ました

乗客が降りた後、我々が乗船する。入口で運賃を支払い船内へ。階段を上り客室がある2階へ行く。
折角なのでデッキで景色を見る事にしよう。
時刻は夕方。黄昏時の海がとても綺麗でした。

乗船 → 下船 行先 運賃
鼓山渡輪站→旗津渡輪站 旗津渡輪站 15元

まもなく出航 夕日を眺める
多くのスクーターが乗船 出口へ向かいましょう

●旗津海岸公園
 旗津は長い海岸線があり、そこは風光明媚な場所として知られている。まずは、そちらへ向かう。
黄昏時の海を歩きながら眺める。暫くすると暗くなった上に、ぽつぽつと小雨が降ってきたので、ひとまず退散。 お腹も空いてきたので、観光はここで終わりにして夕食を食べる事にする。

旗津渡輪站

フェリー乗り場前の様子 輪タク

公園へ向かう途中、寺廟を発見 提灯が見事!

旗津海岸公園 海を眺める

●海産物を頂く!
 旗津は海に面している事もあり、海産を扱うお店が多い。何件か探して客入りの多い店を選んでなかに入る。 入った店は入口で素材を選んで調理して貰う方式。もちろん調理方法も指定OK。
O氏とI氏の意見を聞きながら選んでいく。一部の素材は生で食べる事を薦められたが、念のため、全て火を通すようにお願いした。

暗くなって来ました 今日の夕食は海鮮!
まずは食材を選ぶ 選んだ食材を調理してくれます

素材を選ぶと中に通される。早速ビールを飲もうと注文すると、ビールは冷蔵庫からセルフサービスで取る方式とのこと。 冷蔵庫から何本か取り出し、乾杯!

乾杯!

うん、旨い!

そして飲んでいる内に料理が到着。
いただきまーす!これは旨い!

暫く食事を楽しんでいると、アサヒビールのキャンペンガールがやってくる。
お姉さん曰く、アサヒビールを注文して欲しいとのこと。

折角台湾に来たのだから、台湾のお酒を飲みたい!と言っても、引き下がらない。
話しているうちに、何故か話が盛り上がってきたので、ノリで1本頼みますか!

この店のビールはセルフサービス。自分で持って来なければならないが、
こちらはお姉さんが持ってきてくれる。しかもお酌もサービス(笑)
1本ですが、美味しく頂きました!

大分飲んだ所で終了。満足!

さらに頂きます! 酒も進む!

●マッサージへ
 今日は事実上の台湾初日だが、いきなり飛ばしている感がある。さすがに疲れてきたので、今後の為にマッサージをして体を解しておこう。

今回訪れたのは、高雄捷運(KMRT)、文化中心站の駅前にあるマッサージ店「左腳右腳」
旗津からフェリーで鼓山まで戻り、西子灣から高雄捷運(KMRT)に乗って訪れる。

乗船 → 下船 行先 運賃
旗津渡輪站→鼓山渡輪站 鼓山渡輪站 15元

乗車 → 下車 系統 行先
西子灣→文化中心 高雄捷運(KMRT) 大遼

鼓山渡輪站へ戻ります まもなく鼓山
鼓山渡輪站到着 下船

実は、今までの旅行ではマッサージはやらなかったが、去年、中国で初めてやった際、これは良い!
と言う事で病みつきに...(汗)
それ以来、日本では結構良い値段するので海外で安ければ体験する事にしている。

店内に入ると、いきなりの日本語対応。日本人客、とても多そう。
今回は、全身マッサージをチョイス。うん、痛いけど気持ちよい!
疲れた体をほぐす。

文化中心站到着 マッサージのお時間!

●夜市
マッサージが終わると、何だか体が軽くなった様な感じ。
疲れたので帰りはタクシーかな と思っていたが、元気になったので、地下鉄で戻る事にする。 高雄捷運の文化中心站に行き、美麗島站で下車。

乗車 → 下車 系統 行先
文化中心→美麗島 高雄捷運(KMRT) 西子灣

美麗島車站のコンコース

ホテルの最寄り駅は高雄車站だが、折角なので夜市「六合夜市」へ足を運ぶ。
高雄の夜市も台北同様に賑やかだが、人が少なく歩きやすい。のんびりした雰囲気が漂うのが高雄の夜市の特徴。 この雰囲気、結構お気に入り。

既に食事が終わったので、軽く夜食。
屋台で但仔麺を頂く。素朴な味わいで美味!

屋台を堪能した後はホテルに戻って就寝。明日はさらに南下する!

六合夜市 但仔麺


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