2008年7月18日(金)
●台風!
台湾に台風が接近しており飛行機が飛ぶかどうか判らないが、何はともあれ空港へ行か
なければ始まらない。O氏と明大前駅で合流して新宿へ向かう。
新宿からは予め押さえておいた成田エクスプレス1号に乗車。成田エクスプレスの始発
でもあるこの列車は、いつも混雑していて、今日も満席!朝の10時前の飛行機に乗る際、
丁度良い時間に空港に到着する列車。混雑するのも頷ける。
京王線で新宿駅へ | 新宿駅到着 |
成田エクスプレス1号に乗車 | 成田エクスプレス入線 |
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 |
新宿06:07 → 成田空港07:29 | 成田エクスプレス1号 | 成田空港 | 2001M |
●A380
成田空港到着後、早速check inして、手荷物検査と出国を済ませて乗り場へと向かう。
今回は45番ゲートである。隣の46番ゲートには最新鋭航空機A380が駐機している。超大型
航空機であるA380、是非乗りたい。
搭乗時間になり、我々も飛行機に乗り込む。機材はB767-300、中型機でそれ程小さくは
無いのだが、A380に比べると本当に小さく見えてしまう。
空港に到着 | 45番ゲートへ向かう |
A380 | B767-300 |
出発空港 → 到着空港 | 航空会社 | 便名 |
成田09:20 → 台北11:50 | 全日空 | NH1081 |
飛行機は定刻通りに離陸。しかし、現地の天候状態によっては日本に引き返す事もあると いう。台湾に着陸できなかったら、そのまま香港へ行ってくれても面白いかも。と、今回 の旅は宿の縛りが無い為、言いたい放題(笑)
搭乗しました | 機材はB767-300 |
離陸しました | 機内食 |
飛行機は大揺れしつつも無事に台湾、桃園國際機場(桃園国際空港)に着陸!飛行機の
遅れも無く、定刻通り台湾に到着!!
入国審査、税関を通った後、まずはいつも通り両替。両替を済ませたら、台北市内へ向か
う所だが、今回はもう一つ行なう事がある。今回は空港でプリペイド携帯電話を入手する。
●台湾の携帯入手!
台湾の携帯電話料金はとても安く、日本へ国際電話しても1分当たり4元と、とても安い。
この料金を知ってしまうと、日本の携帯電話を国際ローミングするなんて考えられない。
という訳で空港内にある携帯電話ショップにて携帯電話を入手する事にする。「携帯電
話を入手する」と言っても電話機本体を購入する訳ではなく、電話回線情報が入ったIC
カード(プリペイドSIMカード)を購入する事になる。電話機本体は購入、または借り
る等して予め入手しておく。日本では電話機本体と電話回線を契約するのが一般的で、電
話機本体と回線を別々に購入するというスタイルは馴染みが無いが、世界的にはこちらの
方が主流である。
そして、携帯電話ショップで無事にプリペイドSIMカードを購入。これを日本から持
参したGSM携帯電話に挿すと使用可能。早速、O氏と電話番号の交換。これで、途中で
別行動しても集合が可能となる。
余談だが、台湾を含めた日本以外の携帯電話会社のSIMカードが使用できるGSM携
帯電話、日本では中々手に入らない。日本の街中には携帯電話を取り扱う店が溢れている
が、これらの店で売られている携帯電話は回線契約した携帯電話会社しか使えない様に制
限が掛かっている。一言で言うと「閉鎖的な市場」。
日本の携帯電話市場は正に「鎖国」状態と言えるでしょう。
1日も早い「開国」を望む。
無事に携帯電話を入手した後、ようやく行動開始!まずは台北車站へ向かうべくバス停へ
行く。と言っても、台北車站行きのリムジンバスには乗らない。GWに台湾に行ったルー
トと同様、まずは高鐵桃園車站へ行き、そこから台灣高鐵(台湾新幹線)に乗って台北を
目指す。
バス停で暫く待つと高鐵桃園車站への直通バスが到着。
運賃30元、前払い方式で乗車時に支払う。バスは悪天候の中を順調に走り、
高鐵桃園車站に到着。
乗車 → 下車 | 系統 | 行先 | 運賃 | 備考 |
桃園國際機場→高鐵桃園 | 統聯客運 705系統 | 高鐵桃園站 | 30元 | 直通バス |
バス乗り場 | 高鐵桃園站行きバス |
●ダイヤ乱れ
台風が上陸しているのにも関わらず、殆ど影響なく高鐵桃園まで到着。しかし、まだ台
風は台湾を通過したばかり。台湾の交通は乱れている事が予想される。その予想は、ここ
で見事に当たる。
高鐵桃園車站に入って、時刻表を見ると、既に20分程の遅れが発生している。ダイヤが
乱れると乗る列車が読めない為、自由席の乗車券を購入。これなら、当日出発する列車な
ら、好きな便に乗る事ができる。そして、ホームへ向かい、20分遅れで入線してきた列車
に乗車する。
高鐵桃園站到着 | 次の列車は21分の遅れ |
列車入線 | 車内はガラガラ |
列車は真っ暗な空の中、台北方面に順調に進む。しかし、まもなく板橋車站に到着しよ
うとする時に停止。そのまま暫く停車することに。やっぱり駄目だったか。ここから先は
地下区間で天候の影響を受ける事も考えにくいので、多分列車が詰まっているのだろう。
その後、ようやく動き出すものの、台北車站に到着したのは14時頃。結局、空港から台
北車站まで本来の2倍以上の時間を要してしまう。桃園空港から余裕で1時間以上掛かって
いる。これなら素直にリムジンバスバスを使えば良かったと後悔するが、既に時遅し。最
も、道路も渋滞していた可能性もあるので、どちらが良かったのかは判らないが。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 | 運賃 |
高鐵桃園12:52→高鐵台北13:55(実際の時刻) | 台灣高鐵 | 高鐵台北 | 2430 | 140元 |
高規格路線である台灣高鐵が、このような状況なら臺灣鐵路(台湾国鉄、以後「台鉄」 と略す)もダイヤが乱れているのは間違いなさそうだ。まずは状況を把握すべく、駅の掲 示板を探して情報収集。
すると、台北の西側方面の列車は16時まで運休だが、東回りの列車は動いている事が判 明。台鉄が動いていない状況でも台灣高鐵は遅れてはいるものの、動いている!さすが台 灣高鐵!凄い!!
そして、次にこれから向かう東側方面(東部幹線)へ向かう列車を確認。すると、こち らは問題なく動いている。台北で足止めを食らう事無く先へ進めそうだ。
ようやく高鐵台北站に到着 |
●東進開始!
まずは時刻表を手に入れる。フレキシブルに予定を変更させる為には、時刻表は欠かせ
ない。今や日本国内を旅行する場合、携帯電話を使えば、サクッと簡単に検索できるが、
海外である台湾では そうはいかない。
という訳で時刻表を取り扱っている台鉄グッズショップへ向かうが、なんと閉店!!
続いて台鉄グッズショップの隣にあるセブンイレブンで時刻表の在庫を訊いてみるが、予想
通り 台鉄ショップで購入してと言われる。これでは購入できない!
仕方ないので駅の時刻表で乗る列車を検討。列車を決め、今日の目的地である花蓮まで
の乗車券を購入する。窓口は長い行列で購入するのに時間が掛かりそうなので、最近登場
した座席指定列車も購入可能な自動券売機にて購入する。この手の自動券売機は台灣高鐵
で慣れているので特に戸惑う事無く操作可能。
自動券売機 |
乗車日、列車種別、乗車区間を入れると乗車したい列車を選択する画面が表示される。
ここで、一番早く目的地へ到着する列車を選択して人数を入力すると、乗車券が購入、、、
できない!!何故だ?と試しに後続の列車を選択すると購入可能である。という事は、ど
うやら満席らしい。花蓮までの列車は本数も多くないので、1本遅らせると結構辛い。
最後に無駄だと思うが、もう一度やってみるか!駄目元で端末を操作すると、やっぱり
駄目、、、いや、空席がある!!!何事もやってみるものだ!!
そして、無事に予定通りの列車の乗車券を手に入れる。乗車券購入後、売店で弁当を購
入してからホームへと向かう。
列車を選ぶ | うーん、満席か!? |
列車が来ました | 到着。結構長い編成 |
●タロコ
台北から乗車するのは台鉄最新鋭の列車。列車名は「自強號」であるが、車両には「太
魯閣(タロコ)」号という名称が付いている。この車両、JR九州の885系電車がモデル
になっているとか。
乗車駅 → 下車駅 | 列車名 | 行先 | 列車番号 | 運賃 |
台北14:30→花蓮16:45 | 自強號(太魯閣號) | 花蓮 | 1063 | 445元 |
車内は混雑しており、立席者もいる状況。この列車は立席券を発行しないと聞いていた が、車掌が通っても立席者に対して何もお咎めなし。太魯閣號は停車駅を少なく設定し、 速達効果を計っている。しかし、我々が今回乗車した列車は瑞芳を始め、停車駅が多い。 立席を認めているのは、この停車駅の数も影響しているのかもしれない。
先程乗車した台灣高鐵とはうって変わり、こちらは台風の影響を感じさせず、東部幹線 を順調に南下する。そして、宜蘭を過ぎると最新鋭車両の本領発揮!車体を傾けながら高 速で通過!これぞ振り子車両!!
設計速度150km/h、営業速度130km/hを誇る車両なだけあって速い!そして、定刻通り花蓮 車站に到着。
太魯閣號(タロコ号)のロゴ | 乗車しました |
購入した弁当 | いただきまーす! |
田園風景を行く | 海沿いにあるセメント工場 |
太魯閣號(タロコ号) | (参考)JR九州885系電車 |
●宿の調達
時刻は夕方5時前、そろそろ今日の宿を決める必要がありそうだ。最も、前回訪れた経
験上、ここは駅を出ると宿の客引きが大勢居るので、あまり心配はしていない。
そして、今回もご多分に漏れず、花蓮車站を降りると直ぐに宿の客引きがやってくる。
安い条件を提示する人もいるが暫く様子を見る。そして、前回、花蓮に訪れ際にお世話に
なった、「日の出民宿」の方もやってくる。既に泊まった事もあり、さらに ご主人が日
本人というもあり安心だ。まずは話してみよう。
で、その結果、今回は「日の出民宿」の姉妹民宿である「馨憶民宿」にお世話になる事
に決定。こちらの方が街の中心部に近い為である。宿が決まった所で、馨憶民宿の宿の方
に宿まで送迎して頂く。明日も駅まで送ってくれるとのこと。花蓮は駅と市街地が離れて
いる為、送迎付きはとても楽である。
駅を出ましょう | 花蓮車站 駅前には多くの客引きがいる |
●夕食
宿でCheck in、会計を済ませたら、荷物を置いてお出掛けする!
ここは街の中心部にある為、すぐに行動ができ、とても便利。宿の人に地図を貰い、
街に繰り出す。
花蓮中心部を歩く |
以前(2006年1月)訪れた時に食べた美味しいワンタンの店へ向かう。ここは再び食べてお
きたいし、O氏もそれを希望している。店の入口で注文、会計を済ませた後、店内で暫く
待つと、ワンタンとの再開!
うん、以前と変わらぬ味!旨い!!
液香扁食店 | 店内で暫く待ちましょう |
ワンタン到着! | いただきまーす!旨い! |
その後、食後の運動の為、花蓮の街を散策。商店街や海沿いを歩く。そして、ワンタン
だけでは足りない腹を満たす為、海の近くにある夜市へ向かう。しかし、どう見ても閉ま
っている!!定休日なのか台風で臨時休業なのかは不明だが、とにかく暗く、人気が無い。
商店街を歩く | バスターミナル前にある噴水 |
海沿いにある海浜公園に到着 |
海を眺める。さすがに波が高い | 夜市へ!どうみても閉店(涙) |
ここに居ても何も食べられない!という訳で、再び中心部の商店街へ戻り、花蓮で美味
しいと評判らしい小籠包の店へ行く。
小籠包と蒸餃子を注文する。O氏と2人して、あつあつのを頂く。ここも、めちゃめちゃ
旨い!!今日の夕食は2件とも大当たり!
再び商店街に戻る | 小籠包屋さん、早速中へ! |
小籠包、めちゃめちゃ旨い! | ご馳走様でした |
明日も朝から行動する予定の為、早めに就寝する。
散歩しながら宿に戻る | 明日に備え、おやすみなさい! |