5月2日(水)
●まずは朝食
 8時に宿をCheck-outする。今日は釜山に行き、日本に帰るだけである。まずは朝食を 食べる事にする。昨日、さすがに食べ過ぎたので軽いものを食べたい。しかし、宿付近に ある食堂は辛いものが多く、とても重そうである。KORAILの東大邱驛へ行けば、フードコ ートがあるかもしれないと思い、駅へ向かう。すると予想通り、フードコートを発見!
 入口のメニューを見ると、日本食があり、そこには「天ぷらうどん」がある。どういう ものが出るか気になったので、これを食べる事に。入口で注文して代金を支払い、番号が 記載されたレシートを受け取る。暫くすると、番号が呼び出され、取りに行く。
 確かに「天ぷらうどん」であるが、何故か天ぷらが串刺しになっている。なかなか斬新 な日本食である(笑)
もちろん、「天ぷらうどん」にもキムチは当然のように付いてくる。

ホテルの部屋より 宿泊したホテル
KORAIL 東大邱驛に到着 駅構内に入りました
フードコート 閑散としてます 不思議な天ぷらうどん

●セマウルの旅
 朝食が終わると列車の発車時刻が近づいてくる。改札を通り、列車を待つ。今回はセマ ウル号に乗車する。KTX開業前、セマウル号は釜山~ソウル間の主力列車であったが、 現在は本数も激減し、細々と走っている。しかも、これから我々が乗車するセマウル号は 釜山には行かず、その手前で分岐して釜山の外れにある海雲薹という場所へ行く。
 海雲薹は釜山の地下鉄が通じているので、街の中心部に容易にアクセスができるが、 結構時間が掛かる。
その為、今回は、本線と分岐する龜浦(Gupo)驛で下車する。

乗車駅 → 下車駅 列車種別 行先 列車番号
東大邱09:12 → 龜浦10:14 セマウル 海雲薹(Haeundae) 1029

 列車到着後、車内へ入り座席に腰を下ろす。とても快適な座席である!普通車であるが、 座席がとても広く、当然、Foot restも装備されている。また、客車列車の為、走行中は とても静かである。
 セマウル号に乗った事がある人がKTXに乗ると座席に落胆するという話を聞いた事があ る。実際にセマウル号に乗ると、そのような事を言う人の気持ちが判る。セマウル号の設 備は日本の特急のグリーン車以上かもしれない。では、セマウル号の特別車はどうなのか?
 結構気になるが、これは次の機会に体験する事にしよう。約1時間の快適なセマウル号の 旅はあっという間に過ぎ、下車駅、龜浦(Gupo)驛に到着。

ホームで列車を待ちます セマウル号入線!
この列車は海雲薹(Haeundae)行き セマウル号の車内

普通車でこの座席!!

セマウル号からの車窓 龜浦(Gupo)驛に到着

●KORAIL Last Runner
 龜浦(Gupo)は釜山圏内の駅で、ここから地下鉄で釜山の中心部へ行く事ができる。しか し、今回の旅は「KR-PASS」が使用可能である。折角の乗車券、有効に使わないと勿体無 い。時刻表を見ると、ムグンファ号の釜山行きが来る事が判明。窓口へ行き、指定券を 発行してもらう。
 指定券取得後、ホームへ向かい列車を待つ。暫く待っていると反対側のホームから駅員 が大声で何か言ってくる。言葉を聞き取れない為、とりあえず乗車券を見せる。すると、 駅員がホームを横断して我々が居るホームへ来て乗車券を確認する。すると、問題ない仕 草を取る。
 さすがに龜浦から釜山方面の列車に乗る人は少ないらしく、ホームを間違えたと思い、 気を利かせてくれたのだろう。とても親切な駅員さんである。

乗車駅 → 下車駅 列車種別 行先 列車番号
龜浦10:47 → 釜山11:02 ムグンファ 釜山 1791

今回の旅、KORAILのLast Runnerはムグンファ号。僅か15分の旅であるが座席に座り、 最後の車窓を楽しむ。

窓口で指定券を発行してもらう ホームで列車を待つ

この旅、最後はムグンファ号で!

まもなく釜山到着 ホームに入りました

この旅の終着駅 釜山に到着

●お土産購入
 釜山到着後、お土産を買うべくスーパーや市場が集まっている場所へ向かう。ガイドブ ックによると地下鉄チャガルチ(Jagalchi)驛の近くである。

釜山(Busan Station, 113) → チャガルチ(Jagalchi, 110) 地下鉄1号線
(3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号)

 チャガルチ驛到着後、まずは駅周辺を歩きながらお土産を探す。海沿いに市場が広がる。 その名も「Beach Market」である。海産物を中心に色々な物が売られている。さすがに持 ち帰る事が難しい為、買う事はできないが、このような市場を歩くのも楽しい。そして、 スーパーでお土産を買う。結構お土産を買い込んでしまい、手持ちのバッグに入りきれな くなる。
 飛行機の場合、機内持ち込みにする為には、どうにかしてバッグに入れる必要が あるが、今回は船の為、あまり気にする必要はない。船の場合、バッグに入らなくても手 提げ袋で持ち歩けば良い。

まずはBeach Marketへ Beach Market(その1)
Beach Market(その2) Beach Market(その3)
食堂もあります スーパーで買い物

●帰国
 お土産を購入した後は、フェリーに乗って帰国するだけである。フェリー乗り場のある 中央洞(Jungang-dong)驛へ向かう。

チャガルチ(Jagalchi, 110) → 中央洞(Jungang-dong, 112) 地下鉄1号線

フェリー乗り場は中央洞驛より徒歩5分。道に迷う事もなく到着。到着後、Check-inする。
窓口にて英語で話そうとすると

「日本語でお願いします」

と言われてしまう(笑)
パスポートと「コリアレール&ビートルパス」を出し、乗船券を発券してもらう。そして、 出国審査開始までの時間は船内で飲む酒等を購入する。もちろん、韓国のお酒「マッコリ」 は外せない。

 出国審査が始まると乗客が一斉に動き出す。列に並び、手荷物検査と出国審査を行う。 制限エリアは免税店が1軒とカウンター席のみの喫茶店がある。土産品等は一通り購入し たので、喫茶店で休憩。喫茶店だが、何故かカップ麺があるので、これを注文。カップ麺 にお湯を入れるだけという、とても簡単な調理である(笑)
辛くて結構美味。食後、暫く待合室でビートル号の出航時刻を待つ。
釜山港14:00 → 博多港16:55 JF224

釜山港到着 出国はこちら
昼食はカップ麺 辛くて美味
出航まで待合室で過ごす ビートル号に乗り込みます
乗りました 出航!

●入国
 出航後、釜山港を出ると高速航行開始。船の揺れが収まる。そして、釜山港で購入した 酒で乾杯!マッコリが旨い!マッコリ、焼酎と楽しむと、船の上という事もあるのだろう。 暫く寝てしまう。気が付くと九州が見える。日本に戻ってきた。
 博多港到着後、入国手続き、税関と済ませ、博多行きのバスに乗り、博多駅へと向かう。

さて、マッコリで1杯!

●帰京
 博多からは飛行機で帰京する。しかし、今の荷物は結構多く全てを機内に持ち込めない。 しかし、ここは日本、国内なら安く郵送する事が可能である。博多駅前の郵便局でお土産 品を郵送する。
 身軽になった所で、博多駅近くのラーメン屋で夕食を食べ、博多空港へ。

福岡19:50 → 羽田21:25 ANA 270

 博多空港に早く到着してしまう。待合室で搭乗手続きを待つ。ビートル号の遅れを考慮 し、飛行機は遅めの便を選択していた為、結構待ち時間がある。しかし、飲み会を行う程 の時間は無い。ラーメン屋では無く、もう少しゆっくり食事を採れば良かったと後悔する。
ANA270便の機材はB747-400で、我々は2階席。
 機内では、ビートル号の睡眠の続き(笑)気が付くと羽田空港着陸前。あっと言う間の フライトである。そして、羽田空港からは私鉄、JR、私鉄を乗り継いで帰宅するのでし た。(完)

日が暮れてきました 機材はB747-400

今回使用した乗車券、乗船券


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