3月1日(日)
●まずは朝食
 今回宿泊した東横インは朝食がサービスになっている。とても嬉しいサービスである。 という訳でロビーにて朝食を頂く。そして食後のコーヒー、美味しく頂きました。

朝食会場へ

いただきまーす

●杵築へ
 食後、一旦部屋に戻って準備を行い、7時半頃にチェックアウト。まずは、駅へ向かう。
今日の天気は晴れ!とても気持ちが良い。
大分発7:47のソニックに乗車し、まずは昨日、撮影で訪れた杵築を再び目指す。

まずは大分駅へ 高架工事が行われていた
ソニック10号 車内の様子
別府湾を行く 遮光カーテン。ソニック号ロゴマークが!
杵築駅到着
雛人形が展示されていた
杵築駅 駅舎


乗車駅 → 下車駅 列車名・種別 行先 列車番号
大分07:47→杵築08:10 ソニック10号 博多 3010M

大分駅から約25分で杵築駅に到着。特急を使うと本当に速い。
改札を出て、昨日も訪れた杵築駅の駅舎を改めて見る。建築物として、とても趣がある。

今日は天気が良く撮影日和。今日も列車の撮影をしようかとも考えたが、観たい所もあるので、 今日は観光する事にした。杵築駅からバスに乗り、杵築の中心部へと向かう事にする。

駅前に既にバスが停車しているので運転士に行先を確認すると、このバスで杵築の中心部に行けるらしい。 早速乗車して発車を待つ。
暫くするとバスが発車。城下町があった街の中心部を目指す。

杵築の中心部に入った所でバスの運転士に降りる場所を確認する。
運転士曰く、武家屋敷を見る為には「酢屋の坂」で降りた方が良いとのこと。
バスは「酢屋の坂」バス停で停車。運転士さんにお礼を言い、バスを降りる。

乗車 → 下車 行先 運賃
杵築駅 → 酢屋の坂 杵築バスターミナル 280円

杵築市街方面行きのバス 酢屋の坂で下車

●資料館
 バスを降りた後、バス停の名前にもなっている「酢屋の坂」と反対側の坂「志保屋の坂」を登り、 南側の武家屋敷跡地を歩く。武家屋敷は無いが塀などに面影が残っている。
暫く歩いた後、南側の武家屋敷跡地近くにある「きつき城下町資料館」で歴史や文化を学ぶ。

入口で入場券を買おうとすると、共通券があるとのこと。杵築城や武家屋敷を回るなら そちらの方が安いとの事なので、共通券「ひいな(雛)めぐり共通観覧券」(500円)を購入する。

資料館内は撮影禁止との事だが、1階部分は撮影可とのこと。 1階部分には城下町の縮尺模型があり、これを見ると杵築の町の構造が良く判る。

「志保屋の坂」を上る

武家屋敷の面影が残る 和風のカトリック教会
きつき城下町資料館 城下町の様子

●サンドイッチ型城下町
 突然ですが質問です。
「サンドイッチ型城下町」と言ってどのような城下町か想像できますか?

城下町と言えばお城が中心部にあって、その周囲に武家屋敷があり、さらに外には町民の居住 地が広がるというのが一般的。

しかし、杵築の城下町はちょっと変わっていて、お城が岬の先にあり、お城からみて左右 にある高台に武家屋敷、そして、中心の凹んでいる所に町民の居住地がある。

つまり武家屋敷が町民の居住地を挟んでいる事から「サンドイッチ型城下町」と言われている。
説明を受けると、なるほど!と納得する。資料館の説明によると、このような城下町は珍しく、 日本にはここにしかないとの事です。

●一松邸
 続いて資料館横の階段を上り、海沿いの高台に建つ屋敷「一松邸」を見学する。 高台からは守江湾を見渡せる絶好の場所。

守江湾を望む


入口で共通券を差し出し、早速中へ入る。
室内には雛人形が並ぶ。もう春だなぁと思いながら見学。手作りのものや本格的な雛人形など、 沢山の雛人形が飾られていました。雛人形も見事だが、建物も見事。 また、建物の戸に付いている板ガラスが微妙に外が歪んで見え、建物とマッチしている。

さらに海沿いの高台にあるという事で、窓からは守江湾を一望できます。特に今日は晴れている事もあり、気分爽快!

一松邸 室内には雛人形が並ぶ

部屋から守江湾を望む

●武家屋敷散策
 一松邸で海を一望した後は北側の武家屋敷へ向かう。北側は武家屋敷自体も残っており、 中を見学する事ができる。 一旦、下車したバス停まで戻り、今度は「酢屋の坂」を上る。 酢屋の坂を登ったところに武家屋敷「大原邸」「磯矢邸」があり見学できる。 もちろん、今回購入した共通券での観覧が可能だ。

大原邸、磯矢邸の順で見学する。こちらの武家屋敷も屋内に雛人形が飾られている。 どうやら、雛人形は町全体のイベントらしい。

大原邸では縁側でお茶と菓子を頂く。庭も素晴らしく、縁側でお茶を頂くと心が和む。

「酢屋の坂」を上る

当時の面影を強く残す 大原邸の門
中へ入りましょう 中の様子
雛人形の展示(その1) 雛人形の展示(その2)
台所がありました かまどは現役!
縁側 ではお茶を頂きましょう
続いて磯矢邸へ 磯矢邸の雛人形
庭に出てみました 玄関前に咲く菜の花

●杵築城
2軒の武家屋敷を見学した後は杵築城へ向かう。杵築城は武家屋敷から徒歩15分程の場所にある。 武家屋敷、杵築城共に高台にあるが、高台同士が繋がっていない為、一旦、城下町があるレベルまで坂を 下りる必要があり、アップダウンが激しい。

坂を下る

杵築城は岬の先にあり守江湾を一望できる。城内の敷地に景色を見るための「お立ち台」があるので、 まずはそちらへ行ってみる。景色は良いものの、木が視界に入ってしまう。
やはり、天守閣へ登らないと!

武家屋敷を一旦後にする 杵築城へ行く為、再び階段を上る
お立ち台 お立ち台からの眺め

と言う訳で杵築城へ入る。入口で共通券を差し出し城内へ!階段を登り、天守閣を目指す。
そして天守閣から守江湾を一望!これは良い眺めだ!

また、反対側に目を向けると杵築の城下町と武家屋敷を見る事ができる。 城下町と武家屋敷では高さが異なっており、 サンドイッチ型の地形をしている事を確認できる。 天守閣からの眺めを堪能した後、最後に城内に展示されている雛人形を見学してお城を後にする。

杵築城

天守閣からの眺め(その1) 天守閣からの眺め(その2)
両側の高台が武家屋敷
真ん中の凹んでいる所が城下町
杵築城の雛人形
武家屋敷がある通り(その1) 武家屋敷がある通り(その2)

●杵築駅へ戻る
 杵築の城下町を十分に楽しんだ後は杵築駅へ戻る。帰りは「酢屋の坂」バス停ではなく、 バスターミナルへ行く。

時刻表を確認すると、発車まで暫く時間があったので、バスターミナル前のお土産屋で土産を購入しよう。 お土産屋に入ると、「2階に雛人形があるので見て行ってください」とのこと。 お土産屋にも雛人形が!この「ひいな(雛)めぐり」の徹底振りは凄い!

乗車 → 下車 行先 運賃
杵築バスターミナル → 杵築駅 杵築駅(新道経由) 280円

杵築バスターミナル ターミナル前の土産屋
土産屋内の雛人形 お土産購入後、バスに乗車
杵築駅へと向かう 杵築駅到着

●宇佐神宮へ
 バスで杵築駅へ戻った後、再び特急ソニックに乗車。今度は、合衆国、もといUSA(宇佐)を目指す。 杵築から特急で1駅、時間にして15分だが、普通列車が少ない為、特急で行く事になる。 ここでも周遊きっぷをフルに活用!

乗車駅 → 下車駅 列車名・種別 行先 列車番号
杵築13:03→宇佐13:18 ソニック30号 博多 3030M

ソニック30号に乗車 宇佐駅到着

宇佐駅到着後、宇佐駅前のバス停からバスに乗車。
宇佐八幡のバス停で下車する。

乗車 → 下車 行先 運賃
宇佐駅 → 宇佐八幡 四日市(かんぽの郷経由) 230円

宇佐駅前のバス停

バス停到着 方向幕タイプの運賃表!

バス停前には巨大な駐車場やお土産屋、食堂があり、その一角に参道を発見。いざ参拝へ!
宇佐神宮は八幡宮の総本社という事もあり、境内はとても広く、本殿(上宮)には中々たどり着かない。 入口から約20分ほどで本殿に到着。
本殿は「一の御殿」、「二の御殿」、「三の御殿」の3つの社殿があり、それぞれ祀っている神様が異なる。

参道沿いにある商店街 では、宇佐神宮へ
廃線 宇佐参宮線で使われていたSL では手を清めましょう
階段を上っていきます ようやく本殿が見えてきました
宇佐神宮 本殿 奥宮を望む

お御籤を引きました 結果は小吉!

●バスを諦め
 参拝に予想以上に時間が掛かり、駅まで戻る帰りのバスの時間には間に合わない事が判明。 宇佐駅まではタクシーで駅まで戻る事にして、参道沿いにある食堂で遅めの昼食を取る。
参道の入口にはタクシー乗り場があり、タクシー乗り場にはタクシーが1台待機している。
食後、タクシーが出払った事を考えて多少余裕を持って駅に戻れば大丈夫だろう。
という訳でお店に入り大分名物「だんご汁」の定食を頂く。

食後、タクシー乗り場へ向かいタクシーに乗車。乗り場にはタクシーが待機しており、すぐに乗る事ができた。 これは運が良い! と思ったら、乗車したタクシー会社が宇佐八幡のバス停のすぐ側にある事が判明!
タクシーが出払ってしまい中々乗れない、そんな心配は宇佐神宮では無用であろう。


乗車 → 下車 交通機関 運賃
宇佐八幡→宇佐駅 タクシー 1280円

だんご汁の定食を頂きます ごちそうさまでした!

●帰路につく
 宇佐駅に戻った後は帰路に着く。 まだ午後3時前だが、今回は鉄道で東京に帰るので自宅に着く頃には夜遅くなってしまう。 東京から九州は遠い...

乗車駅 → 下車駅 列車名・種別 行先 列車番号
宇佐15:18→小倉16:07 ソニック38号 博多 3038M

約1時間で小倉駅に到着。小倉からは新幹線に乗り換えるが、乗り換え時間が40分あるので、 少し早いが、ここで夕食を買っておく。今日は昼食が遅めという事もあり、まだお腹が空いていないが 5時間近く列車に乗る為、買っておいた方が良いだろう。

さて、帰りましょう! ホームで列車を待ちます
小倉駅到着 小倉で乗り換え

小倉駅を途中下車すると、九州のIC乗車券「SUGOCA(スゴカ)」のキャンペーンが行われていた。 SUGOCAは3月1日、つまり今日から運用開始とのこと。宣伝にも力が入っている様に見える。

駅構内ではSUGOCA(スゴカ)のキャンペーンが行われていた

早速、私もSugocaを購入。と言っても、あとは帰るだけで九州内の電車には乗らないのだが(笑) さすがに今回は使用できないと思ったら、電子マネー機能は初日から使えるとの事なので、 SUGOCAで駅弁と飲み物を購入。結局、殆ど使ってしまう。
買い物が完了した所で新幹線の改札を通り、駅のホームへ。
暫く列車到着を待つ。待っている間に「こだま」が入線。 東京口では既に引退してしまった100系を見る事ができたり、待っている間も楽しい。

新幹線ホームに入りました 100系「こだま」

そして、「のぞみ44号」が入線。こちらは最新鋭、N700系での運転である。

乗車駅 → 下車駅 列車名・種別 行先 列車番号
小倉16:47→東京21:33 のぞみ44号 東京 44A

N700系「のぞみ」入線

乗車後、あまりお腹が空いていないが、なんとなく夕食を食べる(笑)
夕焼けの景色を楽しみながら、ゆっくりと頂く。 すると、きちんと食べられてしまうのだから不思議だ。

食後、PCを取り出して窓際にあるコンセントに接続! N700系の窓際席にはコンセントが設置されているが、これは本当に重宝する。 PCの電源接続、さらにUSB経由で携帯電話の充電が可能!

車内は、九州から大阪へ帰るには丁度良い時間という事もありかなり混雑している。 新大阪まで満席。座れているものの窮屈さを感じる。

しかし、新神戸と新大阪で大量に下車して座席に余裕がでる。 3列座席を1人で使用できるようになる。一気に快適!

そして、新幹線は無事に東京駅に到着。 その後、無事に帰宅して週末旅行の幕を閉じるのであった。(完)

かしわめし ご飯が寄ってしまった(涙)
東京駅到着 東京駅ホーム


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