●Prologue
今年のGWは何処へ行こうか?話が具体化するのはぎりぎりになってからであった。
と言うのも4月で会社の部署を異動となり仕事が読めなかったからである。異動後、GW
の休暇が取れそうな事が判明する時には4月の中旬に差掛かろうとしていた。この時、I
君が台湾に行きたいと言っていたのを思い出し、Mailを一発出してみると、これが好感触。
ただ、具体的な日程が見えなかったりI君が長期出張で4月下旬まで会えなかった事も
あり、航空券の手配が済んだのが4月23日の事である。
私自身の初の台湾旅行が2004年3月であるが、実はその前の年にI君と台湾に行く計画
を立てていて航空券まで取得していた。しかし、この時SARSが猛威を振るってしまい台湾
旅行を延期せざるを得ない事態になる。この間、私は4回台湾に行ったのに対し、I君は
全く海外に出ていなかった。と言う訳で、今回の旅の目的を
(1)台湾の魅力をI君に植えつける(笑)
(2)行った事の無い場所を訪れる
とした。既に4回も台湾に行っているのに飽きないのか?と突っ込まれそうだが、台湾は
全然飽きない。むしろ、ますます楽しくなってきている。
●今回の出発駅
今回の旅行は実家のある東京都東部より出発。両親が千葉方面に買い物に行くという事
で車に乗せて貰い、手頃な駅で降ろしてもらう。その手頃な駅が何故か京成線の京成西船
駅だった為、この駅から出発となる。
京成西船→京成津田沼→京成成田
と駅名に「京成」と名が付く自己主張の強い駅を経由する。京成成田駅で時間があるので
途中下車。駅近くのスーパーで忘れ物の調達をしてから、行ったことの無かった成田山新
勝寺を参拝。GW真っ只中だけあって本堂、参道は大賑わい。御籤を引こうと考えたが旅
行前から悪い運勢でブルーな気分になるのも困るので見送り。参拝後、再び京成線に乗車
して成田空港駅へ向かう。
今回は京成西船駅から出発 | 各停うすい行き |
成田山新勝寺(その1) | 成田山新勝寺(その2) |
成田空港で今回の同行MemberとなるI君と待ち合わせ。これから5日間の旅行を共にする。
まずは昼食。今日から5日間和食を食べないので和食とする。そういえば、前回の台湾旅
行時も同様にして和食を食べたなぁ。
今回の航空会社は前回同様にCathay pacificを選択。と言っても航空券購入時に指名した
訳ではなく空席があるAirlineで一番安い航空会社なだけだったのだが。機内食も悪くな
いし、各座席にdisplayが付いていて好きな番組を楽しむ事ができるので個人的に好きな
Airlineである。今回は珍しく定刻通りに出発。滑走路も混んでなく直ぐに離陸。GWで混
雑しているあの成田空港で離陸がスムーズに行くなんて奇跡だ。2本目の滑走路を一刻も
早くまともに使える様に整備して、スムーズな離陸を日常的に行える様にして欲しい。
●台湾到着
成田を定刻通り離陸できたおかげで予定より若干早く到着。荷物も預けていないので、
そのまま空港の出口へ。到着ロビー内で台湾元を入手してからリムジンバスに乗り台北車
站(台北駅)に向かう。空港から台北車站までの運賃は前回と同じ125元。
●ガセビアの地図
台北車站に到着後、今日泊る宿を探す。今日の宿は旅行会社で航空券を手配した際に同
時に抑えている。旅行会社から渡されたVoucherには地下鉄「shuanglian station」下車
で駅から徒歩10分と書かれている。と言う訳で台北捷運(MRT)の台北車站を目指す。まず
は券売機に行き、乗車券購入では無く台北のIC Card型共通乗車券である「悠游Card(Easy
Card)」のchargeを行う。毎回訪台する度にchargeしている気がするので、当分chargeし
なくて良いように今回は一気に500元突っ込む!
淡水線に乗車して2つ目の「shuanglian station」こと、雙連車站で下車。駅を出て宿
を探す。Voucherに書かれている宿に関する情報は全て英語で書かれているので地図で確
認する時は漢字に変換しなければならないのが面倒である。駅前にあった地図で宿がある
道路の位置を確かめて宿を目指す。
目当ての道路に辿り着くと今度は番地検索。しかし、道路の番地は400番近いのに宿の
番地は100番台前半。全然違うじゃん!!Voucherの地図には駅から徒歩10分と書かれてい
るので直ぐに到着すると思いきや全然遠い。駅から10分どころか20分以上歩かされて、よ
うやく100番台の番地に辿り着く。宿に付く頃にはもうくたくた。
宿に着いてから地図を見ると、思いっきり台北捷運の一駅以上歩かされている事が判明。
宿の本来の最寄り駅である中山車站はどうやっても「shuanglian station」とは読めない
ぞ(怒)
●ベッドは一つ
宿の案内に騙され相当戸惑いならがも、ようやく宿に到着。で、一難去ってまた一難!
ここでも問題が発生!
check inしようとすると、男2人であるのに部屋はベッドが一つしかない事が判明!
念の為、雙床(ベッドが2つある部屋)は無いのか?と切り出すが、「沒有(無い)」と
冷たい返事。
宿の人は明日からは雙床にしてあげると言うが、ここの宿は今日しか泊らない。しかし
代金は旅行会社を通じて払っているのでキャンセルしたら丸損だ。旅行会社の人曰く、雙
床はrequestしかできなくて、bedが1つしかない部屋にassignされる事もあると言われて
いたが、まさか今回そうなるとは。
まずは部屋を見せてもらうことにする。で、部屋に通されると広っ!部屋が2つあり、
リビング風の部屋とベットルームに分かれてる。リビングとベッドルームにテレビが1つ
づつ、中々快適な部屋である。ベッドが1つしかない事を除いて(笑)
丸損は嫌なのと、ベットが広いので工夫すれば2人寝られそうだったので、宿の人にOK
を出した後にようやく正式にcheck inを行う。朝食が付くとの事だが、そのまま部屋の鍵
を受け取るので、明日の朝食時に食券は要らないのか?と確認すると慌てて食券を差し出
された。なんか頼りない。
●夜市へ
部屋で一休みしてから夜市に向かう。I君と相談した結果、士林夜市に行く事に。ロビ
ーで何処行くんだい?と聞かれたので、これから士林夜市に行くと答えると宿周辺地図と
台北捷運の案内図を貰う。しかし、この案内図、ハングル文字で書かれてる。先ほど日本
のパスポートを見せているのにも関わらず韓国人に間違えられたか?中国人に間違えられ
るのは良くあるが韓国人に間違えられる事は今まで無かったのだが。
まあ、士林夜市に行く事が決まった瞬間にGuide bookをBedに放り投げて来た位なので地
図など不要なのだが(笑)
台北捷運の中山車站から劍潭車站に行く。今日泊った宿は中山車站から徒歩10分のよう
だ。士林夜市は今日も大にぎわい。歩くのも困難な程大勢の人が楽しんでいる。とりあえず
一通り夜市を回りつつ、I君に台湾名物?の臭臭豆腐の匂いの洗礼を浴びさせる(笑)名
前の通り非常に臭いこの匂いにはさすがに参った様であった。
屋台を一通り回った後、今日は後劍潭駅前の飲食店が集まる屋内の食堂で夕食。今日は
排骨麺を食べたが骨ばかりでイマイチ。しかし、味付けは台湾の味!台湾に来た実感が沸
いてくる。食後、再び台北捷運に乗って宿に戻る。
裏通りでも賑やかな士林夜市 | 劍潭車站前 |
●部屋に戻って宴会
士林夜市の最大の欠点は酒が飲める屋台が非常に少ないこと。今回行った店もご多分に
漏れずに酒が置いていなかった。酒の置いてある店に行って飲むという手もあるのだが、
夜遅くなってしまったのでコンビニで酒とつまみを購入して部屋でテレビを見ながら飲む。
久々の台湾ビール!個人的に中国圏のビールは日本のより旨いと思う。まぁ、これについ
ては人それぞれだと思うが、少なくても私とI君は同じ考え。
飲んだ後は疲れが溜まっていたのか、電源が切れるように就寝。。。
5月1日(月)
●行動開始!
今日から行動開始。起床後、showerを浴びてから宿に1階にある食堂で朝食。食券を渡
して空いている座席に座る。今日の朝食はバイキングである。味はまぁまぁ、ホテルの朝
食だとこんなもんでしょう。
食後、出発の準備を行い宿をCheck out.
まずは台湾国鉄(台鉄)の台北車站まで歩いていく。天気も良いので中山車站まで歩いて
台北車站まで行くより、そのまま歩いて台北車站を目指しても時間的にも早い。
台北8:38→瑞芳9:27 電車號 2719車次 52元
今まで台北から出発する時は自強號や呂光號(実際の「呂」は草冠が付くがShift-JISで
は表現できない為、以降も「呂」で表現する)を使っているが、今回は通勤電車である。台
北車站のPlatformに満員の状態で入線する。殆どの乗客が下車するが、乗る人も多いので
座る事はできない。本当は全車指定席の列車でゆったり座りながら行きたかったのだが、
丁度良い時間に瑞芳車站に到着する列車が無かった。この通勤電車が丁度良い時間に到着
する為、この列車を選択したのであった。列車はゆっくり走り各駅に停車する。偶には通
勤電車の旅も悪くない。車内を観察していると全てのドアの所に開閉装置が付いている事
を発見。車掌はその装置を操作してドア扱いを行うので常に客室内に車掌がいる。検札時
以外は一番後ろに車掌がいる日本の通勤電車とは異なる。このような違いを観察するのも
楽しい。台北市内から離れて行くと少しずつ乗客が降りていくが座席には座れない。結局、
瑞芳車站まで座る事ができなかった。
●平渓線の旅
瑞芳車站からは平渓線に乗り換える。瑞芳車站のPlatform上に窓口があるので、ここで
平渓線の乗車券を購入する。平渓線は既に一度訪れた事がある場所であるが十分車站付近
の景色が気に入った事もあり再訪したいと思っている。わざわざ通勤電車に揺られて立席
で瑞芳車站に来たのも、平渓線の瑞芳車站発が9:35、さらに次の列車が2時間来ないから
である。今後の予定を考えると、どうしてもこの列車に乗る必要があったのである。
今回は十分車站を訪れるつもりだが、一旦終点まで行って十分車站より雰囲気が良い場
所があれば、そちらを回る事ができるよう今回は平渓線の一日乗車券(54元)を購入する。
購入後、直ぐに平渓線の列車が入線してきたので乗り込む。列車の座席がボックスタイプ
から通勤電車と同様のロングシートに変更されている。景色が良い所を走る列車なだけあ
って、これは残念!
車窓を背面にして座ると景色が楽しめないので、立ったまま車窓の景色を楽しむ。川沿
い渓谷に沿って列車は走る。今回は前回行かなかった終点まで行ってみることに。
瑞芳9:35→菁桐10:23 復興號 3211車次 一日乗車券使用
終点の菁桐車站も良い雰囲気である。しかし、ここで下車して付近を散策すると十分車
站に行けなくなってしまう。菁桐か十分のどちらを観光するか、悩んだ結果、今回はI君
を台湾の魅力を植え付けるという目的もあるので十分車站まで戻ることにする。降りる場
所を気分次第で自在に選べるのは一日乗車券ならではの楽しみ方である。わずか3分間の
滞在で菁桐車站を後にする。
炭鉱の町の雰囲気を今に残す菁桐 | 菁桐車站にて |
菁桐10:26→十分10:45 復興號 3212車次 一日乗車券使用
十分車站で下車。この駅周辺には観光する場所が2つあり、1つは十分大瀑布、もう1
つは炭坑博物館である。今日は晴天なので十分大瀑布を訪れることに。博物館は次回以降、
菁桐と一緒に訪れることにしよう。
十分車站から大華車站に向かって歩くと小さな商店街を通る。商店街の真ん中に平溪線
の線路がある。やはり、ここの雰囲気は良い!少々ここで休憩して、さらに道路を大華車
站方面に20分程度歩くと十分大瀑布に到着。ここは平溪線の一日乗車券を提示する事により、
通常180元の入場料が100元の優待料金で入場する事ができる。今日は晴天の上、水量が多
く見事な滝を見る事ができた。滝の上から見事な虹が見れるという事は水量が多い証拠で
ある。しかも、人が殆ど居ないので、この見事な滝をゆっくりと滝を眺める事ができる!
GWのこの時期、観光地を独り占めできるなど日本ではありえない!博物館ではなく滝に
来て正解であった。
マイナスイオンを十分に摂取した後、出口に向かうと、観光客が大勢入場してきて混雑
し始めていた。Timing的に最高である。帰りは川沿いの遊歩道を歩いて十分車站に向かう。
ハイキング日和で歩いてて心地よい。十分車站から復興號に乗車して瑞芳車站へ戻る。
十分12:40→瑞芳13:03 復興號 3216車次 一日乗車券使用
十分大瀑布 | 上から見ると虹が見える |
十分車站駅前風景(その1) | 十分車站駅前風景(その2) |
十分車站 | タブレット交換 |
●牛肉無し麺
瑞芳車站到着後、まずは乗車券の確保を行う。最初の一回だけ私が窓口で購入するので、
それを見てもらう。と言っても、窓口で
「次の自強號、花蓮まで2枚有りますか?」
と中国語で言って購入したので参考になったかは不明(笑)
座席は有る様で無事に乗車券を購入。購入した乗車券をI君に渡す際に紙に書いて購入す
る方法を改めて伝授。次からは私に代わって購入して貰う事にする。
足の確保を終えると午後1時を過ぎていたので昼食とする。まだ今回の台湾旅行で牛肉麺を食
べていないので、駅近くの牛肉麺屋に腰を下ろす。で、私は早速「牛肉麺」を注文。I君
は「牛肉湯麺」を注文。
「湯」は「Soup」を意味する。では「牛肉湯麺」と言うと牛肉soupに麺を入れたもの。
即ち牛肉が入っていない牛肉麺となる。牛肉が無い牛肉麺なんて有り得ない!余りにも可
哀想なので牛肉をお裾分け。食後、駅前のJuice standで珍珠[女及]茶(タピオカ入り
Milk tea)を購入。車内で飲む事とする。
瑞芳駅前の風景 | 牛肉麺 |
瑞芳車站 | 瑞芳車站駅構内 |
●長編成&長距離自強號
瑞芳13:55→花蓮16:24 自強號 1055車次 368元
この列車にAssignされた座席は9号車。自強號は台鉄の看板列車なだけあって長編成が
多いのだが、今回乗車するのは電車ではなくDiesel car!1055車次は12両編成で入線。し
かも列車、台北(樹林)から高雄まで東回りで8時間半もの時間を掛けて走り通す長距離
列車である。
座席に腰を下ろした後、早速、珍珠[女及]茶を飲む。久々の味である!旨い!
I君も同様に珍珠[女及]茶を購入していたが、実は余り好きでは無いらしい。しかし、こ
こで一口飲んだら「旨い!」と印象がガラリと変わったらしい。やはり本場の味は違う!
定刻通り花蓮車站に到着。
海沿いを走る! | 花蓮車站到着 |
●鈍行の旅
花蓮車站到着後、まずは次に乗車する列車の乗車券を購入する。次に乗車する列車はI
君のRequestで鈍行列車「平快」である。目的地は蘇澳車站と花蓮から台北方面へ戻る形
になる。ハッキリ言って花蓮に来たのは次に乗る鈍行列車に乗る為である。今回から乗車
券はI君が購入する。と言っても平快の乗車券は自動券売機で購入する事ができるのだが。
しかし、I君はあえて窓口で乗車券を購入!この積極さはかなり高評価!これからは、ど
んどん経験させていこう。無事に切符も購入でき、平快の発車時間まで駅前を散策する事
にする。
列車の発車時間が近づくと出札口に行き、改札が行われるのを待つ。花蓮車站は時間改
札を実施している為、列車の発車時間近くになるまでPlatformに入ることができない。改
札が始まると平快が発車する第3月台(Platform3)に向かう。Platformに着くと、これから
我々が乗車する藍色の客車が発車を待っていた。この藍色の客車、端から見るとボロい車
両なのだが、乗車すると懐かしい気分になり、さらに旅情を感じる事ができる。
花蓮17:05→蘇澳新18:52 平快 536車次 85元
平快は静かに花蓮を出発。花蓮車站発車時、車内は空いていたが次の駅から大勢の学生
達が乗り込んで来て車内は一気に賑やかに。しかし、2,3駅過ぎると学生達は下車して
行き、車内は再び静寂の空気に包まれる。列車は山越え区間に入りトンネルの連続区間に
入る。民家も徐々に見られなくなる。トンネルの連続区間に入ると時刻は夕方。駅に着く
度に周りは徐々に暗闇に包まれていく。車窓も完全に暗くなり、ほんのりと町の明かりが
見えて来ると蘇澳新站に到着。I君は、この列車の雰囲気にハマった様で、降りた瞬間か
ら再訪したいと言う程。この時点で旅行の目的の一つを完全に果たしてしまった(笑)
(注釈に★が付いている写真はクリックすると大きな画像が表示されます)
平快(旧型客車) | 平快(車内の様子) |
客車と機関車 | 山間部に突入! |
日が暮れて来ました | 蘇澳新站到着 |
★蘇澳新站でのone scene |
●今日の目的地
今日の目的地は蘇澳。現在居る蘇澳新站から蘇澳市街までは約3キロ離れているが、蘇
澳市街には蘇澳車站があり蘇澳新站から列車で行く事ができる。時刻表を見てみると丁度
良い時間に蘇澳新站始発、蘇澳車站行きの区間列車があった。
蘇澳新19:03→蘇澳19:08 電車號 2797車次 15元
本日2回目の通勤電車はガラガラで1両貸切状態である。台北から乗車した時とは大違
いである。貸しきり状態のまま出発し、あっと言う間に蘇澳車站に到着。
ガラガラの通勤電車 | 蘇澳車站到着 |
駅に着いた後、Guidebookを見て今日の宿をChoiceする。手頃の値段の宿を探して向か
う。駅から近いアットホームな宿というのが有ったので早速行ってみる。駅のすぐ近くだっ
たので、すぐに到着。早速中に入り中国語にて宿の交渉。
「今日、部屋空いてますか?」
「空いてるよ」
「1泊幾ら?」
「1,000元」
Guide book通りの値段だったので、とりあえず部屋を見せてもらってからOKとした。
部屋に通される時、宿のおばちゃんに「最初、(中国)大陸の人かと思った」と日本語で
言われる。今日の宿のおばちゃんは日本語が上手である。
その後、中国語は何処で勉強したの?とか色々聞かれたが、いつもの事なので省略。
●冷泉の町
この町は冷泉で有名な町である。冷泉なので冷たいのだが、温泉成分が多量に含まれて
おり、長く浸かると体が暖まってくる不思議な泉質を持っている。この珍しい泉質の冷泉
は日本には無く、世界的にも、こことイタリアの2カ所しかなく大変珍しいものである。
当然、ここの冷泉に入るつもりであるが、実はI君は水着を持ってきていない。なんとか
して現地で調達しないとならない。
部屋で暫くゆっくりしてから夕食を食べにでかける。出かける際に宿のおばちゃんに
「ここら辺に水着を売っている店は無いか?」
と訊いてみる。しかし、どうやら、夏のシーズンでは無いので売っていないらしい。
すると、宿のおばちゃんが
「息子のが余ってるし、今は使っていないので貸してあげるよ」
との事。I君はご好意に甘えて水着を借りる事になり、これで冷泉に入る準備は万端!
さすが、Guide bookに「アットホームな宿」と書かれているだけある。
まずは食事に行く。駅前の通り沿いにある食堂に入り、牛肉麺、水餃子、soup等を注文。
もちろんビールを頼むのも忘れない。そして、早速、乾杯!やっぱり台湾のビールは旨い!
牛肉麺、水餃子も良い感じ。台湾の味を十分満喫できた。
食後、既に午後9時近くになっているが念の為、冷泉に行ってみるが、案の定、既に閉
まっている。とりあえず営業時間を確認する。次にもう一つある別の冷泉にも行ってみる
が、こちらは入り口は開いているものの真っ暗の状態。なんか入れそうな気がするが、真っ
暗な所で入浴するのは怖いものがあるので断念。無理せず明日入ることにする。
部屋に戻り、明日に備えて就寝。
今日の夕食 |
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