4月1日(日)
●マカオへ
朝8時頃起床。やはり、昨日遅くまで飲んでいたので調子が出ない。Kさんも同様で体
調が良くないらしい。しかし、ホテルにずっと滞在しても意味が無い。今日はマカオ(澳門)
へ行く。マカオへは上環より高速フェリーで行く事になる。9時過ぎに紅磡碼頭(埠頭)
へ向かい、中環ではなく、北角(North Point)へ向かう。北角は香港島の下町エリアで
ある。活気のある商店街等をKさんに見て頂く。特にトラムの折り返し線は香港の下町ら
しい風景で私の好きな所である。
北角から地鐵(MTR)でマカオ行きフェリーターミナルへ向かう。地鐵(MTR)の上環站とフ
ェリーターミナルは地下通路で直結していて楽に行く事ができる。ターミナルで遅めの朝
食を採り、乗船券を購入。乗船券には時刻が指定されているが、前の便に乗船してもOKら
しい。
マカオも香港も同じ中華人民共和国であるが、マカオに行く為には香港を一旦出国する
必要がある。パスポート上、出国扱いになる為、この船は国際航路という事になる。船で
国を超えるのは初めてである。
出国手続きを行い、出航手続き中の船に乗り込む。出札口で切符を差し出すと、切符を
もぎり、半券に座席番号が書かれたシールを貼って渡してくれる。座席は乗る時にAssign
されるようである。これなら係員に窓際、通路側等の指定ができそうだ。
(注釈に★が付いている写真はクリックすると大きな画像が表示されます)
まずは北角(North Point)へ | 北角行フェリーの待合室 |
北角行き船内 | 北角碼頭(埠頭)に到着 |
軌道工事中 | ★北角を行くトラム |
北角にて | 本日の朝食 |
●高速フェリー
船内に入り乗客が座ると、すぐに係員がマカオの入国カードを配り始める。殆どの人が
受け取っていたので、マカオの人は殆ど居ない様である。高速フェリーはぐんぐん速度を
上げマカオを目指す。
香港11:15頃→ 澳門(マカオ)12:15頃 噴射飛航(TurboJET) HK$150 普通席
マカオまでは暫しの休憩。気が付くと船はマカオに到着する直前であった。
到着後、入国審査を行う。香港の空港同様に長い行列ができる。列は3種類あり
1.マカオ市民
2.香港市民
3.それ以外の人
となっている。香港市民用の列がかなりあり、どれも長い列になっている。今日は日曜日
なので、香港人が日帰りで遊びに来ているのだろう。香港人にとって、マカオは気軽に遊
びに来れる場所の様である。
入国審査終了後、まずは帰りの乗船券を購入する。事前情報として日曜日夜の香港行き
は混雑するとの事で、今の内に購入しておく。最初、19時頃に出発する便に乗船しようと
するが、20:20まで無いとのこと。仕方なく20:20発の便を購入。今日は相当混雑している
ようである。また、運賃は176パタカ(Pataca)。昼便より夜便の方が運賃が高い様である。
ちなみに料金は香港ドルでも支払い可能である。
(1パタカ(Pataca)=1香港ドルとして計算される)
マカオ到着 | 入国審査へ |
●氹仔島(タイパ島)へ
昨日の結婚Partyの際、話した人にマカオは氹仔(Taipa/タイパ)島がお勧めと紹介され
たので、まずは、そこに向かう事にする。フェリーターミナル前にはバス乗り場がある。
バスに乗る前に観光案内所で地図を貰ってから、氹仔(Taipa)へ行くバスを探す。氹仔
(Taipa)へ行くミニバスが停車しているので、運転士に氹仔(Taipa)に行く事を確認し
てバスに乗り込む。尚、運賃は前払いで高速フェリー同様に香港ドルがそのまま使用可能。
港澳碼頭 → 氹仔(Taipa) ミニバス28A系統 3.3パタカ(Pataca)
バスは街の中心街を経由して長い橋を渡る。橋を渡りきると氹仔島である。
長い橋を渡る | 氹仔へ行く28A系統ミニバス |
●氹仔(Taipa)の街並み
到着後、まず街を散策する。商店街、日曜マーケット、教会、寺廟等を巡りつつ、土産
を買ったり、参拝したりして過ごす。土産屋で店員とお客が北京語で話している所を発見。
お、マカオも北京語が通じるのか!じゃ、私もという事で北京語を使い始める。
また、散策中、新郎新婦と思われる車が教会に向かう所を見かける。車に飾りつけを付
け、幸せ一杯!という感じでした。お幸せに!
氹仔(Taipa)の街並みは香港とは異なり、新鮮な気持ちで散策する事ができた。氹仔
は再び訪れたい街である。
氹仔バス停。バスは頻繁に来る | バス停付近の広場 |
日曜マーケット | 教会へ向かう車 |
氹仔の商店街 | 丘の上にある教会 |
教会にはベンチ兼チェス台が! | 最後に寺廟を参拝 |
●昼食
氹仔(Taipa)の街並みを散策すると散策お腹が空いてくる。昼食は昨日の結婚Partyに
て教えてもらった店に向かう事にする。
店名は「木偶葡國餐廳」
和訳(英訳?)すると、「ピノキオ ポルトガルレストラン」である。
ここで名物「蟹と野菜のカレー炒め」を頂く。最初、量が多く2人で食べられるのか!
?と思ったが、なんとか完食。
もう、お腹一杯!!と言いつつも、最後にデザートだけは、きちんと食べる(笑)
別腹は偉大です(笑)
木偶葡國餐廳 | いただきまーす! |
主役登場!旨っ!! | デザートは忘れずに(笑) |
●マカオの中心街へ
お腹が膨れた後は最後に土産屋で買い物してから、マカオの中心街へ向かう。バス停に
着くとすぐにマカオの中心街行きのバスが到着したので、それに乗り込む。運賃は行きと
同様に3.3パタカ(Pataca)である。長い橋を渡りマカオの中心街へ向かう。降りるタイミングが判
らない為、適当にバスを降りる。降りてから地図で確認すると、降りるべき場所を過ぎて
いる事が判明。歩けない距離では無いので散策を兼ねて歩いて向かう。
マカオの中心部だけあってビルが密集しているが、氹仔(Taipa)同様、香港とは雰囲
気が異なる。香港よりヨーロッパ色を強く感じる。
向かった場所はマカオで最も有名な場所である「大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)」。
大三巴牌坊を正面から見た彫刻は本当に見事である!また、大三巴牌坊より下方にある広
場を見下ろすと、ヨーロッパ風の街並みを見る事ができる。
マカオの街並み(その1) | マカオの街並み(その2) |
大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡) | 大三巴牌坊より広場を望む |
大三巴牌坊の裏側 | 裏側の様子。両側の建物は資料館 |
●マカオを一望!
次に大砲台(モンテの砦)へ向かう。ここは丘になっていて、見学の為には階段を登る
必要がある。Kさんは休憩したいとの事だったので、私1人で見学する。階段を登り切る
とマカオの街を一望できる場所に到着。香港とは一味違う街並みを見渡す事ができた。
また、大砲台という名前の通り、昔使われていたと思われる砲台がずらっと並んでいる。
さらに、敷地内には「マカオ博物館」もあるが、Kさんを待たしている為、次の機会へと
見送る事にする。最も、入場しようにも営業時間が丁度終了して入場できなかったのだが。
砲台が並ぶ | 砲台には刻印が |
マカオの街並みを一望 | 大三巴牌坊を見下ろす |
●夕刻の街歩き
大砲台の見学後、Kさんと再び合流してマカオ中心部の街歩きを再開する。マカオ中心
部はエリアが狭い為、徒歩で十分散策が可能である。大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)よ
り大堂(カテドラル)、セナド広場等を巡る。既に日が傾いており周りは黄色い照明が灯
り始めている。温かみのある灯りが欧州的な建物を照らし、ヨーロッパ的な雰囲気を醸し
出している。ヨーロッパを散策している錯角さえ覚えてしまう。
散策後、まだフェリーの出発まで若干時間が余っていたのでセナド広場にあるスター
バックスで小休止。Kさんと今後の予定を相談する。最後にセナド広場の夜景を撮影しつつ、
Taxiで香港方面のフェリーが出る「港澳碼頭」へ行く。Taxiも普通に北京語が通じる。
ちなみにマカオのTaxiは初乗り11パタカ(Pataca)。日本円で約165円程度と、とても安い!
(注釈に★が付いている写真はクリックすると大きな画像が表示されます)
大三巴街 | 大堂(カテドラル) |
大堂(カテドラル)横の建物 | 大堂(カテドラル)前広場 |
マカオ中心部の風景(その1) | マカオ中心部の風景(その2) |
マカオ中心部を走るバス | ★セナド広場 |
●混雑をスルー
港澳碼頭の切符売場には長い行列ができていた。しかも、切符売場の掲示板では21:00
発の乗船券を発売している。マカオ到着直後に購入しておいて正解である。混雑している
切符売場をスルーして、さくっと出国審査。我々が乗る20:20発の乗り場へと向かう。
澳門(マカオ)20:20→ 香港21:20頃 噴射飛航(TurboJET) 176パタカ(Pataca) 普通席
今回は日帰りでの観光であったが、マカオはとても1日では回りきれない。また、
マカオと言えば「Casino!!」今回は観光・グルメに徹した為、時間が無くて行けなかったが
1度は体験してみたい。再訪を誓いつつマカオを後にするのであった。
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