10月07日(金)

●夕方の出発
 今日は夕方便の為、自宅を昼間に出発して成田空港へ向かう。貴重な1日を単純に 移動だけに費やすのは勿体無い気もするが航空券代が非常に安いため仕方ない。安い上に しっかりマイルも溜まるし。

 成田18:35→香港22:20 NW001便

経由便だから仕方ないとは言え、相変わらず出発が遅れる。遅れる見込みの場合、 Check-inの際に早めに搭乗するようにと煽っても意味が無いような気がする。

船橋駅にて 成田空港にて

機内では食事した後、ぐっすり寝てしまったので入国カードを貰えなかった。ど うせImmigrationの窓口の近くに大量に置いてあるので、スッチーに貰わないで そのまま寝る(笑)
香港には22:30過ぎに到着。ほぼ所定時刻である。素晴らしい! しかし、飛行機を降りて待っていたのは大混雑のImmigrationであった。

機内で入国カードを記入していないのでImmigration窓口前で入国カードをゲットして 超特急で記入して列に並ぶ。20分以上並んでようやく入国。で、今度は最低限の金額 (と言っても1万円)を両替しようとしたが、これまた学生らしい団体が並んでいる。 ついてない。かといって両替しないと宿には行ける程度の香港ドルは持っているが宿で 保証金(Deposit)を支払うだけの金は必要である。 保証金を払えないので両替が必須。仕方なく列に並んで両替してもらう。1万円で 629HK$受け取ることができた。(1HK$ = 15.9JPY)
次にOctopus Card(以下「八達通」)のChargeを行おうとCharge端末にCardを入れ ると「失効してるので窓口に行ってね」という旨のMessageが表示されてペッっと 吐き出されてしまった。またしてもツイてない。 次の列車が入線しそうだったので、八達通の対応は明日にして自動券売機で香港站 までの機場快線(Airport Express)の乗車券を購入。運賃は100HK$也。
immigrationが激混みであっただけあって、車内は立ち席が大勢居る盛況ぶり。 これでも、この時間帯、機場快線は7分間隔で走っているらしい。香港の市内 アクセスは本当に便利である。

香港機場→(機場快線)→香港/中環→(MTR)→尖沙咀

と移動して尖沙咀駅から歩いてすぐの宿に到着。
宿はレートが良い両替商と安宿が集合している事で有名な重慶大厦(チョンキン マンション)の隣にあった。予め日本でインターネット経由で予約していた。こ の予約シートには当日の24時まで宿に到着しないと宿の予約自体が無効になる事 があると脅し文句が書いてあるので、空港から急いで来た。で、宿に到着したの が24時ぎりぎり!とりあえず宿はCancelされていなく問題なし。で、気になる保 証金は500HK$!空港で両替した金額以内に収まったが、ほぼ無一文状態になって しまった。ま、夜も遅いいし明日の朝にはCheck-outしてしまうので問題な いが。
宿で風呂に入ってから就寝。


11月08日(土)
●行動開始!
 朝9時ごろにCheck-out。500HK$のDepositは無事に帰ってきた。お札を数える時 に北京語で復唱したら「謝謝」と返された。北京語は問題なく通じそうだ。 まずは付近の食堂で朝食を採ってから重慶大厦内の両替商で両替。重慶大厦内で案内図 を見ていると「何処に行きたいのか?」と案内の人に尋ねられる。
北京語で
「両替したい」
と言ったら
「ここら辺で両替できる」と返された。お、北京語が通じる!
さらに
「他にないの?」
と聞き返すと
「2階にもあるよ」
と返ってきた。と言う訳で1階、2階の両替商を見てレートの良さそうな両替商 にて両替した。3万円で2,031HK$受け取った。やはり空港よりかは全然レートが 良い。(1HK$ = 14.77JPY)
今回の旅行は2人での旅行であるが、相棒は今日の夜に香港に来るので今日は完 全に一人で行動する。ちなみに待ち合わせは今日から宿泊予定の宿。

尖沙咀の路地 尖沙咀碼頭(埠頭)

まずは香港の交通機関に乗るためには八達通が無いと話しにならないので、駅構内 にある窓口に行って失効した八達通を出して「このカードにチャージできない」と 言うとあっさり有効にする処理をしてくれた。カードが失効していたので、残高が 0に戻っていると思ったら、前回の残高がしっかり残っていた。さらに200HK$出し てチャージしてもらう。これで香港の殆どの交通機関に楽々乗車ができる。

●新界へ
今日は以前、香港に行った時には無かった路線に乗って新界に向かう。新界は高層 の新興住宅が立ち並び、香港島や九龍とは違った香港の姿を見ることができる。
尖沙咀から一旦Star Ferryで中環まで出てから南昌を経由して元朗まで行く。 以前訪れた時は九龍から電車、バスを乗り継いで行くしかない非常に不便な場所に あったが、今や都心から通勤電車で30分もあれば余裕で着いてしまう。本当に便利 になったものだ。

Star Ferryから香港島を望む 元朗車站ホーム

元朗や屯門を回り、屯門碼頭まで行き、ここで遅めの昼食を採る。ここで、おばちゃ んとの相席になるが、これが後に救われることに。 ランチを注文したが、このメニューは肉の種類を選べるのだが、全然聞き取れない。 その時、相席のおばちゃんが北京語で判りやすく説明してくれる。おばちゃんが話す 北京語も非常に聞き取りにくかったが、何とか希望通りのランチにありつく事ができた。 食事中は「どっから来たの?」とか「何処廻ったの?」等の質問をされる。 食後はお礼を言って食堂を後にする。

新界の街並み 新界地域を走るLRT

食後、宿泊する宿に向かおうとするが、そのまま帰るのは面白くない。と言う訳で屯門 碼頭からフェリーが出ているので、これに乗船してから宿に向かうことにした。 ルートは、フェリーで東涌碼頭まで行き、ここからMTRに乗車して宿のある銅羅湾站まで となる。

●廁所在[口那]裏?
東涌碼頭からバスでMTRの東涌站まで行くが途中でトイレに行きたくなる。じゃ、駅に 着いたらトイレに行けばよいと考えていたが、香港の地下鉄の駅にはトイレが無い事を 忘れていた。しかも気がついた時は既に手遅れ、既に東涌站入場してしまった(涙) 地下鉄を途中下車してもトイレの場所は判らないので銅羅湾站まで頑張って移動。 銅羅湾駅前の某日系デパート内のトイレを拝借して用を済ます。ぎりぎりセーフ!
その後、お腹がすっきりした所で銅羅湾站から徒歩10分の場所にある宿にCheck-inする。 この宿の保証金は中級ホテルだけあって1,500HK$要求された。さすがに、この金額を払って しまうと滞在費が無くなってしまうのでクレジットカードを使用する。 夕食は中環近くにある食堂でワンタンメンを食べる。プリプリの海老が入ったワン タンが入っていて15HK$程、 安い! 食後は九龍半島側から香港島の夜景を楽しむ。夜11時過ぎに相棒が宿に到着。明日 からは2人での行動である。

九龍半島から香港島を望む


11月09日(日)
●いきなり相棒とハグれる。
 朝9時前に宿を出発。宿は11日まで3連泊するので荷物の大半を部屋において 身軽になった状態である。もっとも、今回は一眼レフを持ってきたので、それ程 荷物は軽くならないが。宿の前にあるトラムの電停から電車に乗る。途中で下車 した時にいきなりハグれる。ハグれた場所で30分待ち、さらに宿に戻るが相棒が 居ないので、仕方なく別行動をとる。 まずは旺角にあるBird Gardenに行くことにする。Star Ferryに乗り九龍半島側に 渡り、九廣鐵路(KCR)に乗車して旺角まで行く。ここから多少道に迷いながら無事 に到着。Bird Gardenは、おじさんが多かった。Bird Garden付近には衣服を売る屋 台が集まっている場所や花屋さんが並んでいる通りがある。それぞれ個性があって 街を歩いていても飽きない。

まずはトラムに乗車 KCR旺角車站付近の屋台
Bird Gardenに到着 Bird Garden入口
Bird Garden(その1) Bird Garden(その2)

Bird Gardenの次は深水[土歩]の電気街などを廻ると疲れが出てきたのと、相棒が 宿に戻っているかもしれないので一旦宿に戻る。 宿に戻っても相棒は居なかったが、テレビを見ながら小休止。滞在型旅行ならでは の一時である。何処を廻るかを検討したりシャワーを浴びているうちに相棒が戻っ てきたので、はぐれた時の事情を聞いてから同一行動を取ることになる。

深水[土歩]の街並み

●気を取り直して観光
 さて、何処に行こうかを考える。今まで香港で何度もトラムに乗って買い物や 観光をしているが、Happy Valley行きの電車には乗ったことが無い。と言う訳で Happy Valleyがどういう場所かをこの目でみるべくHappy Valleyへ行ってみる事 にする。 まあ、Happy Valleyを漢字にすると「[足包]馬地」、和訳すると「馬が走る地」、 即ち競馬場がある場所と言う事は既に知っているのだが(笑)

Happy Valley電停 正面は競馬場入り口

Happy Valleyに行った後は再びトラムに乗って北角に行く。ここは北角止まりの トラムのみが通る折り返し線があるのだが、ここの下町的な雰囲気が個人的にか なり気に入っている。お気に入りのスポットである。
今日の夕食は女人街付近の屋台で採ろうとしていたが、北角から女人街のある旺角 まで行くにはMTRで行く事ができるが途中で乗り換えが必要である。 北角車站に行く途中、旺角方面行きのバスが来たので、急遽バスで行くことにして 乗車。今回の香港旅行初の2階建てバスである。2階の一番前の席が空いていたので そこに座る。
旺角でバスを降り、女人街、男人街の屋台街で買い物、夕食を楽しむ。

●お約束!Victoria Peakへ
その後、中環に戻って相棒のリクエストがあったVictoriaPeakに行く。中環から 坂を上っていくとVictoriaPeakに向かうケーブルカー(Peak tram)の駅に到着。 以前は窓口で往復乗車券を購入したのだが、いつの間にか八達通が使えるように なっていた。ますます便利になってる。

Peak tramの麓側の駅

Peak tramに乗車して頂上を目指す。体が斜めになる程の急勾配を登るとVictoria Peakに到着。Peak tram山頂駅前にあるショッピングセンターの屋上にある展望台 で夜景を楽しむことにする。そこは日本人だらけ、日本人以外の人は居ないんじゃ ないか?と思うくらい見事にあちこちで日本語が聞こえる。さらに今日はガスって いて景色がイマイチだなぁと思っていたら急に雨が降ってきた。今日はついてない。 傘は宿に放置したままだったので、急いで建物内に入り雨宿りする。そして、しば らくショッピングセンター内で土産物を見て雨宿りする。しばらくして外に出ると 雨が止んでいたので下山することに。行きは中環からPeak tram乗り場まで歩いていっ たが、帰りはオープントップ2階建てバスを利用する。 MTR中環站までの超近距離ながら3.2HK$も料金が掛かる交通機関であるが、屋根が無く、 ビルを見上げることができるので面白い。おまけに中環站到着時には日本語アナウ ンスもある。「地下鉄MTRをご利用のお客様はお乗換えです」と日本語で丁寧に案内 してくれます(笑)

Victoria Peakからの眺め


11月10日(月)
●香港市内観光
 9時ごろに宿を出て、まずは宿に近くにあるビクトリア公園を散歩する。太極拳をやっ ている人やジョギングしている人がいる。良い雰囲気である。ここで朝食を何処で食べる かを相談して、その結果旺角まで行き朝食にお粥を食べる事にする。そしてお粥食べて から本日の行動開始!まずは黄大仙を観光する。その後、ふと立ち寄ったスーパーでお土 産を購入する。荷物が重くなったので一旦宿に戻って土産を部屋に放置してから、今度は 飲茶に行く。
2人で腹いっぱい食べて料金は100HK$!お一人様50HK$!これは安い!

ビクトリア公園 朝の女人街付近
黄大仙(その1) 黄大仙(その2)
食材を売る屋台 トラムの2階より

●香港島の裏側へ
 食後は香港島の裏側「香港仔」まで行く。ここはかつては水上生活者が暮らし ていた場所で、今でも多くの小型船「サンパン」が行き来していて、かつての香 港を思わせる風景である。で、サンパンに1時間乗船するツアーの客引きが居る のだが、100HK$と非常に高価である。しかし、ここには渡し舟があり、これだと 片道1.8HK$でサンパンに乗ることができ、小さな船旅を楽しむことができる。し かも、この渡し舟、八達通が使える!!年季の入った小型船に八達通端末。 すげーミスマッチ(笑)

渡し舟にあった八達通端末 「サンパン」と香港仔の街並み

日本で言えばSuicaやICOCAで渡し舟に乗れるようなもの。これは凄い!
渡し舟で香港仔の対岸まで行って街を歩く。観光地では無いが生活感溢れる場所 を歩くのは楽しい。

「サンパン」の渡し舟 香港仔にて

●最後のB級グルメ
 最後の食事は何処で食べようか迷ったが、男人街近くの店で炊き込みご飯を食 べる事になった。これで香港での食事は終了。今回はレストランにて本格広東料 理を楽しめなかったのが非常に心残り!また香港に行くしかないな。
最後はバスで尖沙咀碼頭まで行き、九龍半島側から今回の旅行最後の香港島の夜 景を楽しんでから宿に戻る。

炊き込みご飯


11月11日(火)
 今日は帰国するだけ。5時前に起床して5:30にCheck-outする。地下鉄の 始発は6:01まで無い事を前日までに確認済みなのでタクシーで香港駅まで行くと 伝えると、ホテルの外に出ると既にタクシーが停まっている。 さすがドアマンが常に居るホテルは違う!タクシーで香港站まで行き、そこから 機場快線で空港へ向かう。

香港国際空港にて NW002便

 香港08:30→成田13:45 NW002便

帰りはすんなりと定刻に離陸し、成田空港に到着する。しかし、またしても Immigrationが激混み!香港到着時もそうだったが到着便が集中したのか? 無事に成田からは京成で上野まで行き、上野にあるお気に入りのラーメン屋で 夕食を食べて帰宅するのでした。


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